時生 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 14161
レビュー : 1345
  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062751667

感想・レビュー・書評

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  • 自分の子供がタイムスリップして、親にまともな人生を歩ませるという場面設定が面白くもあり、満足出来るストーリーになっていると思います。

  • 。「あたしはあの子に聞いてみたかった。生まれてきてよかったと思ったことがあるかどうか。幸せだったかどうか。あたしたちを恨んでいなかったかどうか。」

    帯にある、この言葉がすごく身に染みる。

  • 開始10ページで、この小説のラストは泣くな、と確信し、その通りになりました。

    ラストを公衆で迎えない方がいいです。
    (私はスタバで迎えて難儀しました)

    プロットよりも、東野さんの筆致力に惹き込まれます。

  • タイムマシーンを東野圭吾風に書いたらどうなるかという物語。
    トキオの冷静さと拓実の熱血さが相まって、良い味を出している。
    また、幼くてやんちゃな拓実がトキオと出逢ったことによって、徐々に変わっていくグラデーションが読み手として非常に温かい気持ちになった。

    過去と現在の切り替えのタイミングと最後のシーンはさすが東野圭吾です。うなりました。

  • 花やしきで待ってるぞ!!

    拓実の若い頃のカスっぷりは腹が立った。
    千鶴は陰が薄い。
    竹美はキャラが良くて、活躍してて面倒見よくて好きになったww

    ジェシーはなぜかボビーオロゴンボイスで脳内再生された。

    トキオが過去に行っても、一生懸命目の前の事に対して、真摯に対応する姿に感動。

    拓実と麗子の出会いにも一役かってたのは予想できたけれど、感動しました。

    難病に侵され、死んでしまったけれど、産まれてきて良かったと言えたトキオの生き方や思いやりがとても感じられた作品。

    秘密と同じくらい好きです。

  • 学生の頃、貪るように乱読していた東野圭吾。
    その中でもとりわけお気に入りだった一冊。

    どうしようもない若者 宮本拓実と
    彼の前に現れた不思議な青年 トキオ

    救いようのない、読んでいて腹が立ってしょうがないくらい糞野郎な主人公 拓実。
    そんな彼ですが、トキオと出会ってから徐々に変わっていきます。

    初めてこの本を読んだ時に感泣したことを覚えています。数年ぶりに再読してみましたが、やはりいいですね。
    多少「それは無理あるやろー(笑)」とか思った部分はありますけど、それを差し引いてもいい作品です。

  • 結末が分かっているのに引き込まれ、先へ先へとページを繰る手が止まらない。ラストの一行は秀逸!

  • 東野さんの本は私の中で、面白いけど後に残らない(もしくは秘密のようにトラウマになる)ものが 割と多く、なんとなく買わずに図書館で借りるのが定番でしたが、この作品はそうではありませんでした。分厚い!と思ったのも最初だけで、タイムスリップという現実離れした展開にも、ぐいぐい引き込まれていきました。最後は切ないながらも、暖かな気持ちになれました。

    • まろんさん
      はじめまして。フォローしていただいて、ありがとうございます!まろんです。

      わあ、おんなじだ!と、うれしくなってしまいました。
      私も東野さん...
      はじめまして。フォローしていただいて、ありがとうございます!まろんです。

      わあ、おんなじだ!と、うれしくなってしまいました。
      私も東野さんの本は、とても面白く読めるけれど
      買って手もとに置いておきたいと思うほど好きかというと、
      そうでもない、という感じで今まで来たので。。。
      でも、『時生』は、自分の運命を知っていながらも
      今、自分にできることを懸命にやり遂げようとする時生の
      ひたむきさ、清々しさがとても素敵でしたね!

      こととさんは、宮部みゆきさんがお好きなんですね。
      私も、最近の作品では『小暮写真館』、
      古いものだと『魔術はささやく』、『レベル7』などが大好きです。
      今後とも、どうぞよろしくお願いします(*^_^*)
      2013/03/05
  • ―――――不治の病を患う息子に最期のときが訪れつつあるとき、宮本拓実は妻に、二十年以上前に出会った少年との想い出を語りはじめる。どうしようもない若者だった拓実は、「トキオ」と名乗る少年と共に、謎を残して消えた恋人・千鶴の行方を追った―。

    この小説はちょっとだけ変わった構成になってます

    まず、冒頭で物語の結論が語られます
    が、逆にそれによって方向性が見えて
    読みやすくなってます

    すばらしく見事にカチッと収まるラストが気に入ってます


    『明日だけが未来じゃない』

  • 鉄板中の鉄板。東野圭吾の作品。

    タイムリープモノが好きでその流れで選んだ一冊。

    『ドラえもん』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』にも近い話があるような気がしますが、あんまり書くとネタバレになるので・・・・・。もちろんSF的視点から厳密に言えばつっこみどころはあるわけですが、この『時生』についてはそういう次元で語るのは無粋だと思うし、何より「もったいない」です。タイムパラドックスやバタフライ効果などをあげつらってこの作品の揚げ足取りをするのは野暮というもの、純粋にこのストーリーに、この世界観に浸らないと。東野先生のことですから、こういう言い方は誠に失礼なのですが、「肯定的」な視点や感性で読まないと、せっかくの作品が台無しになってしまいます。それはもったいないでしょっと。

     

     ミステリーとしては、しっかり読めば、ストーリーの構成や伏線の張り方がやはり職人技だと感じると思います。キャラクターの描き方もさすがですよね。主人公も本当に終盤まで「バカ」なんですが、だからこそ、そういう描き方だからこそ(かなりイライラさせられますけどね)、

    あのラストにつながるのだと思います。


    やっぱり鉄板だった一冊。

著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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