暗く聖なる夜(上) (講談社文庫)

制作 : 古沢 嘉通 
  • 講談社 (2005年9月15日発売)
3.78
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  • 本棚登録 :207
  • レビュー :23
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062751841

暗く聖なる夜(上) (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 地道に一つ一つ調査する序盤から、尻上がりに話が盛り上がっていくスピード感は毎度ながら見事。FBIの横槍(というか、彼らから見ればボッシュが横槍を入れているのだろうが)と、それに絡むやりとりが読んでいて最高に楽しい。面白くて読み終わるまで止まらなかった。

  • マイクル・コナリーは最初はなじめなかったけど、何作か読んできてだんだんおもしろいと感じるようになってきた。

    事件の性質や展開は毎回似たようではあるけれど、ストレスなく読める。

    ■このミス2006海外2位

  • “現代ハードボイルドの最高峰”というフレコミに納得。イントロ、プロセス、巧みな人物造形に主人公を取巻くジレンマと企み、冷静で非情なクライマックスを経ての心揺さぶられるラストまで、クールで隙のないプロットにただただ酔いしれた。

    ミステリらしい視点から紐解く真相もよかったが、やはり特筆すべきは、事件に関わる人物たちのドラマだろう。さらりとした描写の中にいかに多くの怒りや悲しみが隠されていることか。シチュエーション、会話、すべてが絶妙のタイミングなので、少ない行間から余りある感情をダイレクトに受け取ることができる。この感触が最後まで途切れないので、引き込まれた作中からはみ出すストレスは皆無だった。

    『マルタの鷹』の“コケにされるはごめんだ”が、本作品の“アンジェラ・ベントン”になるのだろう。サム・スペードとハリー・ボッシュの共通点は、心に一本強い柱が通っていること。その信念を前面に出し、圧倒的な筆力で描ききったコナリーには脱帽するしかない。

    ディーヴァーが東の横綱なら、西の横綱は間違いなくコナリーだろう。お互いタイプの違うシリーズだが、リピート必至という点では同じかな。ただボッシュの方が、人生と事件がシンクロしているような印象を受ける。そういう意味ではこちらの方が中毒性が高いかも。

  • 「WHAT A WONDERFUL WORLD」に泣く。

  • 「夜より暗き闇」の後の「シティーオブボーン」を読まずに「暗く聖なる夜」に取り掛かったので、ボッシュがロサンジェルス市警を辞めて私立探偵になったことを知らず、戸惑った。
    やはりシリーズものは順に読むべきと反省。

    それでも、私立探偵となったボッシュの信条、「この世におけるわたしの使命は、バッジがあろうとなかろうと、死者の代弁をすることなのだ(37ページ)」にいきなりノックアウトされ、過去に担当した未解決事件の独自捜査にのめり込んでいくボッシュにつられて、こちらもどんどんハリー・ボッシュのハードボイルドな世界にのめり込んでしまった。

    映画会社に勤めていた「アンジェラ・ベントン」殺害事件と小道具として運ばれてきた現金二百万ドルの強奪事件の行方も気になるが、ボッシュの元妻エレノア・ウィッシュが何を隠しているのかも実に気になるところ。

    下巻が楽しみ。

  • 前作の終わりが衝撃的だったので、
    どうしたかと思っていたら、刑事を引退していたので、
    ちょっとがっかり。
    できれば、刑事を続けてほしかった。

    でもバッジがなくても、相変わらずストーリー展開は面白くて、
    懐かしいFBI捜査官リンデルが出てきたりして面白かった。
    (下巻に続く)

  • 有名なシリーズものなのか、知りませんでした。
    ただ『ナイトホークス』は聞いたことがあるな。
    とまぁ本の内容とは関係ないことばかり書いたが、なかなか良質のハードボイルドという感じ、この手の本はなかなか日本の作家では書けない。
    警察、探偵、マスコミと人種の入り混じる街、これらが適度に乾き、湿る当たり前の世界から生み出される独自の空気なんだろう。
    日本はこれら要素が全て「じとじとしている」からなぁ、無理な要求なんでしょう。
    期待して下巻を読みますか。

  • 10月30日読了。図書館。

  • マイクル・コナリー小説は素晴らしい。謎解きやサスペンスの筆はもちろん一流だが、もう、主人公ハリー・ボッシュが最高!この作品の最期でとっても泣ける出来事が起きます。
    マイクル・コナリーのHBものはこの小説から読んでも大丈夫です。次作『エコー・パーク』は信じられない位の大傑作!!早くHB物の新作がよみたくなります。
    ちなみに僕は、この小説にぞっこんで、ハンドルネームにしました!LOSTLIGHT~迷い光

  • 「夜より暗き闇」の後に読みました。
    「シティーオブボーン」が間に入るのね。
    だいぶ前に。「シティー 」を読んだので、
    忘れてしまったわ。今度読み直そうっと。
    「夜より」が、なんとなく暗さを残した終わり方
    だったので、これは、すごく、救われました。
    へへ、やっぱり気になる、エレノアウィッシュ。
    以下、下巻へ続く。

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