分冊文庫版 鉄鼠の檻(一) (講談社文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 47
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062752060

感想・レビュー・書評

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  • 京極堂さんが憑き物と落すシリーズの第4弾。
    今回は分冊だと全4冊になるみたい。

    この巻では、箱根にある古くて大きいけど京極堂さんでも知らない不思議な古刹のお坊さんが氷漬けの死体となっていきなり老舗旅館のお庭に登場って始まりでした。

    どうも連続お坊さん殺人事件に発展するみたい。
    まぁ、日本の宗教史は怨霊とかいろんなところと結びつきやすいから、これからのお話が楽しみだなぁ♪

    旅館のお庭に大きな木があって、その木が旅館より先にあるって話は、同じ京極さんの『巷説百物語』にもあったよね。
    そっちは柳の木で、こっちは柏の木だけどね。

  • 前から思ってたんだけど、千鶴子さんと雪絵さんってなんで周りから不憫な妻として扱われてるんだろうね?今の世の中なら夫にビンタ食らわせて実家に帰っても無理ない生活を強いられてるけど、京極堂シリーズは戦後10年もたってない日本が舞台。つまり、現代の感覚であれば「こんな夫どーよ?」な京極堂も関口もちっとも「どーよ?」な男じゃないのだ。
    大正生まれなのに飲まない買わない打たない、時々いらんこと言うが暴力は振るわない、子供がデキなくても「離婚だ!この石女が!」って話にもならない、男尊女卑と無縁というワケではないが基本的に女性に優しい。こんな男と結婚できた女のどこが哀れなんだ?
    しかも昭和20年代というのは、第二次世界大戦の影響で五体満足で仕事のある20〜40代の男性が、ムチャクチャ少なかった時代。つまり、京極堂シリーズの世界では「女は相手が多少ビンボーだろうがエンガチョな性格だろうが結婚出来るだけまだマシ」という時代だった。
    読者の間では千鶴子さんや雪絵さんのような女性と結婚できた京極堂や関口が羨ましがられてるようだけど、そういった時代背景を考えると、果報者なのは京極堂や関口ではなく千鶴子さんや雪絵さんのなんだよ。特に雪絵さんは26.7歳、「姑獲鳥の夏」の関口が寝ぼけてたか記憶が曖昧なだけだとしたら28.9歳まで独身だったって話だし。(この時代の20代後半は今でいえば35歳くらい相当)

  • 170113読了。
    再読に際して分冊版で。
    鉄鼠は京極堂の中では珍しく晴れのイメージだなあ。今川さんと益田くんの登場作だったか。

  • 京極堂シリーズはここで止まっております。最後のほうは、色々な人がでて来てよくわからんかったので、この巻から読み直しが必要だ。

  • 「拙僧が殺めたのだ」

    とんでもない一言から始まる鉄鼠の檻。

    今川と久遠寺老との掛け合いも面白い。
    姑獲鳥の夏で登場した久遠寺医師は、碁盤を人生に例え、碁盤の目の囲いから抜け出せなかったことを後悔しつつ今を受け入れている。
    侘び寂びのとらえ方も解った気になるということが大事だという身も蓋もない会話だけど事実そうとしか思えないあたりも楽しい。

    そして、京極堂ロジカルシンキングもやはり面白い。
    この世に科学で説明できないものなどない=科学的に証明され明白になっているもの以外は結論を出してはならない=説明できないものは怪異で補完する存在。
    反発するものではなく、補うものだから、怪異を科学で説明しようとするのは取説を取説で説明するようなものだ...という流れがたまらんw

    面白すぎるな。

  • 二巻を読もうと思った。何となく映像的、脚本的なノリがある。

  • ついに読み始めた。骨のやつより読みやすい。

  • 京極堂シリーズの中で一番好きな本。少し寂れた雰囲気、言葉の端々から見える謎めいた感じ。引き込まれます。

  • 今回のはスラスラ読めた。
    感想は全部読み終わったら書く。

  • 分冊文庫しか無かった。
    分冊、良い様な悪い様な。

    坊さんが沢山出て来る。
    鳥口くんほんと馬鹿だなあ。馬鹿可愛いわ。
    京極の出番は最後までお預けなのか。
    と云うか木場さんは…?

    何か久々の読書なのでぼーっと読んでる。

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プロフィール

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道小樽市生まれ。小説家としてだけでなく、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)など妖怪研究家であり、他にも装幀家、アートディレクター、俳優など様々な顔を持つ。
広告代理店を経てデザイン会社を設立。1994年、そこで暇つぶしに書いた『姑獲鳥の夏』を講談社に送ったところ極めて評価を受け、同年、即出版・デビューに至る。瞬く間に執筆依頼が殺到する人気作家に上り詰めた。
1996年に『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、2002年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞など、数多くの受賞歴がある。
代表作に「百鬼夜行シリーズ」「巷説百物語シリーズ」「豆腐小僧シリーズ」など。

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