分冊文庫版 鉄鼠の檻 (1) (講談社文庫)

  • 講談社 (2005年10月14日発売)
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感想 : 59
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本 ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784062752060

作品紹介・あらすじ

儂はな、こう見えても禿げる前から医者しとる。あれは坊主じゃないわい!坊主の死骸だ!

「此の度手放したき品は今迄の品とは違ひて、世に出る事は有り得ぬ神品也」。禅僧・小坂了稔(こさかりょうねん)の手紙に心惹かれて箱根の老舗旅館、仙石楼に投宿した骨董屋の今川は元医師の老人・久遠寺(くおんじ)を知る。が、2人が発見したのは世にも奇妙な小坂の屍。思えばそれが謎の巨刹(きょさつ)、明慧寺(みょうけいじ)を舞台の惨劇の始まりだった……。

感想・レビュー・書評

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  • 難しい!もう宗派やなんやかんやは理解不能!
    読めない字も多数!坊さんの名前も読めない覚えられない!そのまま突き進むぞ!!
    だって面白いから仕方ない(。>ω<)

    出だしから京極堂登場で山奥にあの人この人集まっての豪華な第1巻です♪
    大好きな榎木津まで登場‹‹\(´ω` )/››
    イケメン坊主の慈行しかわからないけど第二巻に参ります〜!!


    この分冊版は読みやすい!
    腱鞘炎にならずにすみそうだε~( ̄、 ̄;)ゞフー


    • みんみんさん
      分冊版全四巻!ブックオフとメルカリでやっと手に入れました(・`◡︎´・)ゝ
      おびさん早いな〜名前_φ(・_・ぼちぼち読みます笑
      分冊版全四巻!ブックオフとメルカリでやっと手に入れました(・`◡︎´・)ゝ
      おびさん早いな〜名前_φ(・_・ぼちぼち読みます笑
      2023/10/12
    • おびのりさん
      読んでる間、暇でスクワットしながら読んでみた。
      読んでる間、暇でスクワットしながら読んでみた。
      2023/10/12
    • 土瓶さん
      よくそんなことしながら読めるな(笑)
      酔わんか。
      よくそんなことしながら読めるな(笑)
      酔わんか。
      2023/10/12
  • 1/4

  • 京極夏彦の和風ミステリー、「百鬼夜行シリーズ」の4作目。やはり分冊版が読み易い。

    箱根の山奥にある老舗旅館・仙石楼。古物商の今川雅澄は、明慧寺の僧・小坂了稔からの手紙により、商談のために逗留していたが、そこで元医師の老人・久遠寺嘉親と出会う。その一方、雑誌編集記者である中禅寺敦子と鳥口守彦は、「修行中の僧侶の脳波を測定し、常人のものと比較する」という帝大の研究に協力するため、調査を承諾した明慧寺を訪れる前、企画者である書籍部の飯窪季世恵と合流するため、仙石楼へと向かう。またその一方、小説家の関口巽は、箱根の山で発見された大量の古書の鑑定を依頼された、「京極堂」こと中禅寺秋彦の誘いを受け、両人夫人とともに箱根へと向かう―――。

    箱根の山奥で相まみえる人々。老舗旅館の庭に突如として現れた坊主の亡骸。そして、"存在していることが不思議でありながら、不思議なことが何もない"、不気味な存在感を放つ禅寺・明慧寺―――。

    さて、今回はどのような"不思議なことなど何もない"事件が起こるのか。まだまだ物語は始まったばかり。(とりあえず、探偵・榎木津礼次郎のひと暴れが見れたのでヨシ!笑)

  • 久しぶりに京極堂シリーズ読み始めました!
    相も変わらず難しい言葉が多い!!
    学生ぶりの本シリーズですが京極堂ってこんなに明るい人だったっけ??
    なんかもっと鬱々としてるイメージが自分の中にありました笑
    本編ですがまだ、事件編と言った感じ。榎さんやら敦子さんやらが色々説明してくれてるけど果たしてそれが合ってるのか……
    知らないことが多すぎて判らない。わからないのかどうかも判らない。
    今まさに自分がそうであるという所で1巻が終わりました。

  • 鵼の碑刊行記念に再読。
    完全に災厄扱いの榎木津。榎木津襲来にあたって、京極の師匠ならストッパーに、関口先生なら玩具にでもなっててください、の件が好き。鳥ちゃんも敦っちゃんも関口には期待しない。

  • 久しぶりに続きを読んだら初めからみんな出てきて楽しい。これ買ったのが2年前で続きを注文しておこうと思ったらなんと在庫がない。
    分冊版は新刊では手に入らなさそうなのでもう古本で集めるしかないのでしょうか。
    流通のタイミングの問題なのか、はたまた最後の重版の在庫を売り切ってしまってもう刷る予定はないのか。
    こんなに面白いのに今読んでるのは私だけなんだろうか。
    今や映画もドラマも動画サイトもあってエンターテイメントがあふれかえっているから難しいのかもしれないですね。とはいえ森博嗣と京極夏彦は刷ってもらいたい。日本にいれば好きなだけ本が手に入ると思ってたけどそうでもないみたい。安定してるのは司馬遼太郎と塩野七生くらい。

  • いや〜おもしろかった。宗教ミステリーというのかな。団体の中にあるルールや常識ってミステリーと絡むと非常に良い縛りになるな…と思うなどした。

  • 京極堂シリーズは久々に読んだので、あれこの人誰だっけ?状態になった。前の作品も再読したい。
    今回は坊さんがいっぱい出てきてなかなか名前が覚えられない。はじめから庭に座禅を組んだ坊さんの遺体というインパクトのある場面から、歴史にない寺や成長しない迷子など謎が謎を呼ぶ。
    禅には全く興味がなかったがわかりやすく説明してくれるし、本当におもしろい。

  • 箱根の老舗旅館、仙石楼で発見されたのは奇妙な僧の死体。
    そこに居合わせたのは取材で来ていた京極堂の妹、敦子、カメラマンの鳥口、そして『姑獲鳥の夏』で登場した元医師の久遠寺。殺された僧と商売の話で待ち合わせていた古物商の今川という男。
     そして京極堂も妻を伴って関口夫妻と箱根に来ていたのです。金満家が持っていた土地から埋まっていた蔵がでてきて、そこで発見された大量の古書の鑑定を依頼されたのです。
     久遠寺が探偵の榎木津を呼んでしまったので、彼の暴走を止めるべく仙石楼に呼ばれてしまった関口。
     敦子の取材先は《明慧寺》(みょうけいじ)で古物商の今川が待っていた相手はその《明慧寺》の僧でした。

    そして事態は思わぬ方へ展開していくのだろうと思われます。


    まだ1巻なので謎ばかりです。
    まず、京極堂も知らなかったという《明慧寺》の存在。
    今川と殺された僧、小坂了稔(りょうねん)はどんな用があったのでしょうか。
    それに了稔はどうやって殺されたのでしょうか。
    そして発見された蔵もまた不思議です。
    《成長しない迷子》《鼠お坊さん》等等。
    続巻で徐々に明らかになっていくのでしょうが、わくわくします。

    このシリーズは登場人物の会話が面白くて好きです。
    理屈っぽいのですが軽妙で滑稽で、それに温か味も感じます。
    特に榎木津の登場は殺人事件なのに笑ってしまいます。
    彼を相手にしなければいけない警察は大変でしょうね。
    今回は山下という警部補、その部下の益田という刑事、他に地元の警官達ですが、彼らに良い目は出そうにない気がします(苦笑)。


    そして、気がかりなのは忠告されたにも拘らず妙なことに関わってしまった関口です。
    《もらいやすい》関口が、また妙なものに取り込まれなければ良いのですが…。

    とにかく、次巻を楽しみに読みたいと思います。

  • 再読。感想は全て読み終わってから。

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著者プロフィール

京極 夏彦(きょうごく・なつひこ):一九六三年北海道生まれ。九四年『姑獲鳥の夏』でデビュー。同作を含む〈百鬼夜行〉シリーズで人気を博す。九六年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。その後も泉鏡花文学賞、山本周五郎賞、直木三十五賞、柴田錬三郎賞、吉川英治文学賞を受賞。〈巷説百物語〉シリーズ、〈豆腐小僧〉シリーズなど著書多数。

「2025年 『東海道綺譚 時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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