- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062752541
作品紹介・あらすじ
元禄バブルの厄介事を若い4人がスカッと解決
カッコイイ奴らが、金に絡んだ江戸の厄介ごとを、知恵で解決する裏稼業。定斎(じょうさい)売りの蔵秀(ぞうしゅう)、長身男装の絵師・雅乃、文師・辰次郎、飾り行灯師・宗佑の若い4人が力をあわせ、豪商・紀伊國屋文左衛門とも渡り合う。大店が桁違いに抱えた大豆を、大掛かりなアイディアで始末する「端午のとうふ」、他4編を収録。
感想・レビュー・書評
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主人公格の4人やその他ストーリーに絡む人々の立ち位置、関係、設定が明らかにならないまま話は進む。
話は面白いのだけれどそう言ったものを理解せずに読んでいくのは何かフワフワした感じでじっくり味わえない気がする。
もしかしたら本作品は一連のシリーズ物の内の一巻で、ファンたる読者ならばそんなことは了解事項なのかと思ったけれどそうではなかった。
とりあえずストーリーが先行して後から詳細を知らせるというのがこの著者のやり方なのだろうか。
定斎屋(この言葉も初めて知った。 暑気あたりの薬を売り歩く商売だそうです)の蔵秀とその仲間3人が知恵を使い、金にまつわるご近所トラブルを江戸に暮らす人々の思いと風情を背景に解決する連作5編。
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こちらの作品のブクログ登録日は2014年10月31日ですが、レビューを書いていなかったので、本日(2021年7月14日)書きます。
著者、山本一力さん。
どのような方かを、ウィキペディアで確認しておきます。
山本 一力(やまもと いちりき、本名:山本 健一〈やまもと けんいち〉、1948年2月18日 - )は、日本の小説家。高知県高知市生まれ。東京都立世田谷工業高等学校電子科卒業。
次に、こちらの作品の内容を、適当なところからコピペすると、
元禄バブルの厄介事を若い4人がスカッと解決
カッコイイ奴らが、金に絡んだ江戸の厄介ごとを、知恵で解決する裏稼業。定斎(じょうさい)売りの蔵秀(ぞうしゅう)、長身男装の絵師・雅乃、文師・辰次郎、飾り行灯師・宗佑の若い4人が力をあわせ、豪商・紀伊國屋文左衛門とも渡り合う。大店が桁違いに抱えた大豆を、大掛かりなアイディアで始末する「端午のとうふ」、他4編を収録。 -
主人公は定斎という薬を売り歩く若者、蔵秀。蔵秀と仲間3人が深川を舞台に厄介事を面白おかしくカッコよく解決していくお話
定斎とは夏バテ防止の薬らしい。そんな薬が江戸時代で売られていたんですね
一番カッコイイのは実は父親の雄之助 -
読み切り短編かと思いきや、繋がってる。途中から読みこぼしを戻っては読み拾い、引き込まれていく。先に続編を読んでしまい、本棚を探してこちらをよんだので、謎解きのような初々しい4人の繋がり。
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元年10月5日読了。
元禄年間、江戸のバブル期。金に絡んだ厄介ごとを 知恵と仲間との絆で痛快に解決して行く。実在の人物、紀伊国屋文左衛門や柳沢吉保も登場して、案件はどんどん複雑に。
盛り上がりに盛り上がった段階で、続編へ。
殺生なー。こりゃー本屋へ走らな いけんがなー。 -
江戸時代のプロデューサーともいうべき四人組の大活躍。
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超・有名人だけと初読み。
蔵秀、雅乃、宗佑、辰次郎の4人組が力(知恵)を合わせて難問に取り組む短編集。
最初のうちは時代小説の基礎知識がないせいもあってか、いまいち入り込めないというか、面白みがよくわからなかったんだけど、後半は4人に愛着がわいて楽しくなってきた。
解説でミステリ色についても触れてたけど、確かにちょっとそういう部分もあるなあ。個人的には人情もの枠かと。 -
粋で痛快!
“こちとら江戸っ子”って感じで良いですね~。
早速続編も借りてきたので、これから読む所存です。 -
なるほどね。一力さんはこの方向に進むのですかね。
完全な娯楽時代劇です。初期の作品にあったような情感や初々しい力強さは残っていないようです。
但し、読み物としては面白い。破天楽さもあり、スピーディーで、登場人物の屈折度も中々いいところ。このままテレビ番組にしても面白いでしょう。
個人的には残念ですけど。。。。