一号線を北上せよ<ヴェトナム街道編> (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 653
レビュー : 62
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062752718

作品紹介・あらすじ

ここではないどこかに。「夢見た旅」をもとめて

旅に出たい――身を焦がし、胸を締めつける思い。ホーチミンからハノイまで、〈私〉は幹線道路をバスで走破するイメージに取り憑かれてしまった。飛行機の墜落事故で背中や腰を痛めた直後なのに、うちなる声が命じるのだ。「一号線を北上せよ!」テーマ別に再編集を加えた「夢見た旅」の記録、待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • なかなか面白かった。
    サイゴンへのあこがれや「郷に入っては郷に従え」的なこと(それと値切り等とのバランスの他、
    サイゴン河やベトナムのエネルギー、
    はたまた、偶然(の出会い)がもたらす旅の面白さなど、感じさせるところが多い。

    行先に合わせた本を読むという、これまでも続けていることの効用も感じた。
    地名や土地勘とのマッチとか、人々や都市の雰囲気をよりよく理解させてくれる相乗効果もある。

    沢木のサイゴンへの思いとして、近藤紘一『サイゴンから来た妻と娘』のこと、あるいはサイゴン川の眺望(マジェスティックホテル)、更にはフォーの代金ないしFax受信料金をめぐっての現地人とのかかわり方等。
    読んでてホーチミンに対してますますテンションがあがるものである。

  • 自分が旅行に行く時は建造物と食べ物ばかり気になってしまうので、沢木さんのように人との関わりや街の雰囲気で良し悪しが決まる旅をしてみたい。それにベトナムにも行きたい!フォー・ガーを食べ、サイゴン河の夜景を見たい。
    もっと沢木さんの旅を読みたくなったので、もう一度『深夜特急』も読み直そうと思う。

  • ベトナム旅行を前に。


    やっぱり人はオトナになっちゃうんだよなぁ。。
    でも、オトナになったからこそ、見えるものもあり。
    そのあたりの逡巡がけっこうリアルでよかったです。

    しかし
    巻末の高峰秀子さんとの対談がオチとしていい味だしすぎです。
    オトコはオトナにならないのかねぇw

  • 沢木耕太郎が20年近く前にヴェトナムをバスで旅した紀行文。
    もちろん、深夜特急のような身銭の少ない若者の冒険というわけにはいかず、多少落ち着いた旅になっている。とはいえ、やはり沢木耕太郎の旺盛な好奇心は年齢などでは抑えきれない。気ままに流れに身を任せたまま進んでいく。その先での出会いもまた、人になんでも聞いて回る沢木耕太郎だからこそだと感じる。

  • フォー食べたくなる。

  • またベトナムに行きたい。

  • 沢木耕太郎のベトナム南北バスの旅。

    猥雑な街の雰囲気に惹かれる著者独特の感性は健在。ぼられそうになって憤慨したり、マナーの悪い白人たちに憤ったり。年齢を感じさせる独白があったり。「深夜特急」の旅から30年、相変わらず行き当たりばったりの旅ながらも、かつての無鉄砲さは影を潜め、だいぶ落ち着いた旅行記になっている。

    スマホでベトナムの町並みを画像検索しながらベトナム旅を満喫した。フォーを始めとしたベトナムの庶民料理、やけに美味しそう。

  • ホーチミンもフエもホイアンもハノイもホアビンも行ったことあったから、記憶と言葉を重ねて合わせて読んでいたらすごい没入感を味わえた。ホアビンとホアビンホテルを間違えた話とか思わず笑ってしまった(笑)。やっぱりこの人の紀行文はすっと染み渡ってくる。

  • ベトナムの旅もいいですね!
    人と思い出を共有することは幸せなことだけど、一人旅でしか分からないことがあるから行かずにはいられない!
    今作での教訓は「近場の養老乃瀧に行きたいと伝えても千葉県の養老の滝に連れていかれるかもしれない」ということ!
    作品とは関係ないけど、何ヶ月も会えなくなるとわかっている人と一緒にいてくれるパートナーがいるなんて羨ましい!

  • 160515読了

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著者プロフィール

さわきこうたろう
作家。
1947年、東京都生まれ。横浜国立大学卒業。79年『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、82年『一瞬の夏』で新田次郎文学賞、85年『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞、93年『深夜特急第三便』でJTB紀行文学大賞、2003年それまでの作家活動に対して菊池寛賞、06年 『凍』で講談社ノンフィクション賞を受賞。近著に、短編小説集『あなたがいる場所』、エッセイ集『ポーカー・フェース』、児童書『月の少年』、絵本『わるいことがしたい!』などがある。

「2013年 『いろは いろいろ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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