一号線を北上せよ<ヴェトナム街道編> (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 573
レビュー : 57
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062752718

作品紹介・あらすじ

ここではないどこかに。「夢見た旅」をもとめて

旅に出たい――身を焦がし、胸を締めつける思い。ホーチミンからハノイまで、〈私〉は幹線道路をバスで走破するイメージに取り憑かれてしまった。飛行機の墜落事故で背中や腰を痛めた直後なのに、うちなる声が命じるのだ。「一号線を北上せよ!」テーマ別に再編集を加えた「夢見た旅」の記録、待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • なかなか面白かった。
    サイゴンへのあこがれや「郷に入っては郷に従え」的なこと(それと値切り等とのバランスの他、
    サイゴン河やベトナムのエネルギー、
    はたまた、偶然(の出会い)がもたらす旅の面白さなど、感じさせるところが多い。

    行先に合わせた本を読むという、これまでも続けていることの効用も感じた。
    地名や土地勘とのマッチとか、人々や都市の雰囲気をよりよく理解させてくれる相乗効果もある。

    沢木のサイゴンへの思いとして、近藤紘一『サイゴンから来た妻と娘』のこと、あるいはサイゴン川の眺望(マジェスティックホテル)、更にはフォーの代金ないしFax受信料金をめぐっての現地人とのかかわり方等。
    読んでてホーチミンに対してますますテンションがあがるものである。

  • 自分が旅行に行く時は建造物と食べ物ばかり気になってしまうので、沢木さんのように人との関わりや街の雰囲気で良し悪しが決まる旅をしてみたい。それにベトナムにも行きたい!フォー・ガーを食べ、サイゴン河の夜景を見たい。
    もっと沢木さんの旅を読みたくなったので、もう一度『深夜特急』も読み直そうと思う。

  • ベトナム旅行を前に。


    やっぱり人はオトナになっちゃうんだよなぁ。。
    でも、オトナになったからこそ、見えるものもあり。
    そのあたりの逡巡がけっこうリアルでよかったです。

    しかし
    巻末の高峰秀子さんとの対談がオチとしていい味だしすぎです。
    オトコはオトナにならないのかねぇw

  • ホーチミンもフエもホイアンもハノイもホアビンも行ったことあったから、記憶と言葉を重ねて合わせて読んでいたらすごい没入感を味わえた。ホアビンとホアビンホテルを間違えた話とか思わず笑ってしまった(笑)。やっぱりこの人の紀行文はすっと染み渡ってくる。

  • ベトナムの旅もいいですね!
    人と思い出を共有することは幸せなことだけど、一人旅でしか分からないことがあるから行かずにはいられない!
    今作での教訓は「近場の養老乃瀧に行きたいと伝えても千葉県の養老の滝に連れていかれるかもしれない」ということ!
    作品とは関係ないけど、何ヶ月も会えなくなるとわかっている人と一緒にいてくれるパートナーがいるなんて羨ましい!

  • 160515読了

  • 2015.10.3読了
    筆者が、旅のさなか読んでいた「浮雲」のルートと交差するような場面がなかなか気に入っている。ときどきある。そういうこと。
    賢明かつ聡明な沢木耕太郎だから、なしうる旅。

  • 読み終わったのでタイのホテルに置いときます。

  • 旅の楽しさを教えてくれた人にお借りして。
    いつか一号線を北上して想い出のハノイにたどり着きたい。

  • 沢木耕太郎が自分の旅について書くと、途中で色々と悦に入ってる姿が見えてきて可笑しくなるのだが、この作品もそうだった。(笑)95年に僕が北上したルートとほぼ被るから懐かしく読んだ。僕はバスでなく、統一鉄道での旅だったが。本編以外に、あとがきの高峰秀子との対談がかなり面白い、大女優が言いたい放題、吹き出しちゃった。

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著者プロフィール

沢木 耕太郎(さわき こうたろう)
1947年東京生まれのノンフィクション作家、小説家。横浜国立大学経済学部卒業。大学卒業後、ルポライターとして活動、注目を集める。
浅沼稲次郎暗殺事件で刺殺された浅沼と、その犯人である少年を描いた『テロルの決算』で第10回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。以後、バックパッカーのバイブル『深夜特急』をはじめ、スポーツや旅などを題材にした多数のノンフィクション作品、小説などを発表。2000年に初めての書き下ろし長編小説『血の味』を刊行し話題となる。
2003年これまでの作家活動で第51回菊池寛賞、2006年 『凍』で第28回講談社ノンフィクション賞、2013年 『キャパの十字架』で第17回司馬遼太郎賞をそれぞれ受賞。

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