一号線を北上せよ<ヴェトナム街道編> (講談社文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 57
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062752718

感想・レビュー・書評

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  • なかなか面白かった。
    サイゴンへのあこがれや「郷に入っては郷に従え」的なこと(それと値切り等とのバランスの他、
    サイゴン河やベトナムのエネルギー、
    はたまた、偶然(の出会い)がもたらす旅の面白さなど、感じさせるところが多い。

    行先に合わせた本を読むという、これまでも続けていることの効用も感じた。
    地名や土地勘とのマッチとか、人々や都市の雰囲気をよりよく理解させてくれる相乗効果もある。

    沢木のサイゴンへの思いとして、近藤紘一『サイゴンから来た妻と娘』のこと、あるいはサイゴン川の眺望(マジェスティックホテル)、更にはフォーの代金ないしFax受信料金をめぐっての現地人とのかかわり方等。
    読んでてホーチミンに対してますますテンションがあがるものである。

  • 自分が旅行に行く時は建造物と食べ物ばかり気になってしまうので、沢木さんのように人との関わりや街の雰囲気で良し悪しが決まる旅をしてみたい。それにベトナムにも行きたい!フォー・ガーを食べ、サイゴン河の夜景を見たい。
    もっと沢木さんの旅を読みたくなったので、もう一度『深夜特急』も読み直そうと思う。

  • ベトナム旅行を前に。


    やっぱり人はオトナになっちゃうんだよなぁ。。
    でも、オトナになったからこそ、見えるものもあり。
    そのあたりの逡巡がけっこうリアルでよかったです。

    しかし
    巻末の高峰秀子さんとの対談がオチとしていい味だしすぎです。
    オトコはオトナにならないのかねぇw

  • 読み終わったのでタイのホテルに置いときます。

  • 沢木耕太郎が自分の旅について書くと、途中で色々と悦に入ってる姿が見えてきて可笑しくなるのだが、この作品もそうだった。(笑)95年に僕が北上したルートとほぼ被るから懐かしく読んだ。僕はバスでなく、統一鉄道での旅だったが。本編以外に、あとがきの高峰秀子との対談がかなり面白い、大女優が言いたい放題、吹き出しちゃった。

  • 若干牽強付会なところもあるが,時を経ても,深夜特急と同じで楽しめる.こういうのを「スタイル」と呼ぶのだろう.

  • 深夜特急の沢木耕太郎が、再び路線バスでベトナムを横断。
    「水曜どうでしょう」の最終回も思い起こさせ、楽しく読めた。

  • 深夜特急とは違った、大人の旅。

  • 深夜特急の番外編のような感じだが旅の醍醐味が伝わってきて楽しい作品。いやあバックパッカーで旅に出たいな〜。このピークが終わったら休み取るからね〜

  • いろんな国に国道一号線がある。日本だと東海道にあたるルートがそうであるように、たいていはその国の大動脈ともいうべきルートだ。本書はヴェトナムの国道一号線を旧サイゴンからハノイまでたどった記録。
    沢木氏の旅の記録は、あんな面白いことがあった、こんなおっかないことがあったってことにはならない。何ということのない日々が続くし、珍しい所に立ち寄ったりするわけでもない。それでもしっかり読ませる力がある。気取っていないハードボイルドな味がある。……なんちゃって。実は沢木氏の著書で読んだのは『深夜特急』とこれだけだったりするんだけど。それでも前述の点は確かだろう。それと若き頃の『深夜特急』的な旅とはまた違った、円熟した旅っぷり、書きっぷりがまたよかった。

著者プロフィール

沢木 耕太郎(さわき こうたろう)
1947年東京生まれのノンフィクション作家、小説家。横浜国立大学経済学部卒業。大学卒業後、ルポライターとして活動、注目を集める。
浅沼稲次郎暗殺事件で刺殺された浅沼と、その犯人である少年を描いた『テロルの決算』で第10回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。以後、バックパッカーのバイブル『深夜特急』をはじめ、スポーツや旅などを題材にした多数のノンフィクション作品、小説などを発表。2000年に初めての書き下ろし長編小説『血の味』を刊行し話題となる。
2003年これまでの作家活動で第51回菊池寛賞、2006年 『凍』で第28回講談社ノンフィクション賞、2013年 『キャパの十字架』で第17回司馬遼太郎賞をそれぞれ受賞。

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