ジャンヌ・ダルクまたはロメ (講談社文庫)

  • 講談社 (2006年2月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784062753180

作品紹介・あらすじ

裁かれるジャンヌ・ダルクは、ほんとうに神より遣わされし者なのか?国王シャルル七世の寵臣ジョルジュは、自らの地位を脅かしかねぬ女(ジヤンヌ)の素性を洗い出そうと心を砕く。そして最後に彼が気づいたある戦慄すべき事実とは……。西欧中世史に材をとった表題作のほかに六篇を収める、才気横溢の傑作短篇集。


あの女、ほんとうに神の遣いなのか……

裁かれるジャンヌ・ダルクは、ほんとうに神より遣わされし者なのか?国王シャルル七世の寵臣ジョルジュは、自らの地位を脅かしかねぬ女(ジヤンヌ)の素性を洗い出そうと心を砕く。そして最後に彼が気づいたある戦慄すべき事実とは……。西欧中世史に材をとった表題作のほかに六篇を収める、才気横溢の傑作短篇集。

みんなの感想まとめ

中世ヨーロッパを舞台にした短編集は、歴史的な背景を持つ物語が展開され、特にジャンヌ・ダルクやレオナルド・ダ・ヴィンチに関連した作品が収められています。著者の独特な視点や軽妙な語り口が魅力で、特に「技師...

感想・レビュー・書評

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  • 4-06-275318-9 325p 2006.2.15 1刷

  • 著者:佐藤賢一(1968-、鶴岡市、小説家)

  • 佐藤賢一氏といえば長編。それも分厚い作品ばかりという印象があります。本屋さんで値段を見て、ちょっと躊躇してしまうような(笑)。
    この作品は長編(集英社文庫;\705+\648=\1353)の「傭兵ピエール」でも中心的役割を持つジャンヌ・ダルク物2編を含む短編集です。
    短編もいけますね。比べてどうだと問われれば、やはり長編の方に軍配が上がると思いますが、短編もなかなかのものです。ちょっと、気取りすぎてる感じもありますけど。
    西洋歴史物という日本では馴染みの薄い分野に取り組まれている佐藤さんの入門書にはもってこいかも知れません。

  • 再読。

    まだまだ西欧気分に浸かっていたくてのチョイス。
    歴史の流れを分かってないので短編はちと厳しい。
    理解するのに必死で面白さを味わえない不甲斐なさ。
    そんな中でも「技師」はお気に入り。

  • 中世ヨーロッパを舞台にした歴史小説の短編集。表題の通り、ジャンヌ・ダルクにまつわるものと、レオナルド・ダ・ヴィンチにまつわるものが多いが、これらの話はおもしろさとしてはイマイチ。個人的に一番面白いと思ったのはイベリコ半島はカスティーリャとアラゴンを舞台にした騎士の物語「エッセ・エス」。軽妙な語り口と爽快な物語はかなり良い。

  • フランス、イギリス、イタリア、スペインが舞台の短編集。
    解説にも書かれているように登場人物やキーワードを言ってしまうと全てのネタバレになってしまう危険がある。

  • 2013.05.23
    再読

  • 裁かれるジャンヌ・ダルクは、ほんとうに神より遣わされし者なのか?国王シャルル七世の寵臣ジョルジュは、自らの地位を脅かしかねぬ女の素生を洗い出そうと心を砕く。そして最後に彼が気づいたある戦慄すべき事実とは…。西欧中世史に材をとった表題作のほかに六篇を収める、才気横溢の傑作短篇集。

  • 歴史小説。

    小さい頃読んだジャンヌダルクの伝記漫画を思い返しながら読みました。
    どこまでが史実として確かなのかはわからないけれど、楽しめた。

    後半はレオナルド・ダ・ヴィンチの話があって、色んな絵を見てみたくなった。

  • 世界史知ってたらもっとおもしろいんだろーなぁ。なんだか教科書読んでる気分でした。

    小難しい単語(名前とか専門用語とか)が多かったけど短編だからさらっと読めた。ちょっとこの話は好きじゃないなと思ってもあっさり終わるから楽ではあった。

    ただ逆に気に入った話だと、さらっと終わり過ぎて続きが気になる笑 わがままかな…

  • さくさく読める短編集。ジャンヌダルクの話とダビンチの話が中心。
    カルチェ・ラタンよりはよかったけれど、王妃の離婚には遠く及ばず。短編の限界かな。ト書き(というのかな)の部分にも、登場人物の発言が盛り込まれるので慣れるまではちょっと読みにくい。そこが彼の持ち味なんでしょうが。
    「ジャンヌ・ダルクまたはロメ」は、ジャンヌダルクとは何者だったのかという謎に挑んでいて、ほうほうという感じ。権謀術数が渦巻く宮廷の状況と絡められていて面白かった。ただ、オルレアンだのアンジューだの混乱したけ。カルチェ・ラタンに通ずるところがあるかな。
    一番よかったのは、「エッセ・エス」。スペイン王家の話だけれども、中世の冒険ものっぽく、少しコミカルに騎士道ものっぽく描かれていて、ハッピーエンドだしとてもよかった。

  • の通りフランスの救国の聖女ジャンヌ・ダルクを題材とした小説なんだけど、時の筆頭侍従官が自分の権勢を脅かす存在ではないかとジャンヌの正体を探ろうとするという切り口が面白かった。

    けど、やはりこの人の本領が発揮されるのはガッチリ長い長編だなぁ。
    同じジャンヌものでは同氏の『傭兵ピエール』の方が面白かったです。

  • 短編集。
    ジャンヌ・ダルク・百年戦争>3編
    レコンキスタの裏話>1編
    レオナルド・ダ・ヴィンチ>3編

  • 文体があんまり好きじゃない。なんか目が先に進まん。

  • 世界史小説でおなじみ、佐藤賢一の短編集。
    短編集ということで、題材のチョイスが面白い。
    しかし、やっぱり佐藤賢一は(と、いうより歴史もの全般)長編の方がいい。

  • 短編集。
    私、ジャンヌ・ダルクまたはロメさんと誕生日が同じらしいんですよ。
    中世ヨーロッパ史のえげつないところがそのまんまえげつなく描いてあって素敵。
    お気に入りは『エッセ・エス』。
    エロ王子が白馬の王子に化けるところは鳥肌モノですよ。

  • 短編集。西洋史が好きな方は是非。

  • 百年戦争やルネッサンス期など大きな歴史の隅っこを舞台にした短編集。どの作品もニヒルにまとまり、佐藤賢一氏の他の作品のサイドストーリーとしておすすめ。個人的には、ありがちな話だけど『戦争契約書』が好き。全編にわたって性描写がないのも○。

  • 中世後期の百年戦争期や、ルネサンス期を舞台にした短編集です。
    なかなか面白いですよ〜

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著者プロフィール

佐藤 賢一(さとう・けんいち):1968年、山形県生まれ。東北大学大学院でフランス中世史を専攻する。1993年、「ジャガーになった男」で、小説すばる新人賞を受賞してデビュー。1999年、『王妃の離婚』で直木賞を受賞。2014年には『小説フランス革命」で毎日出版文化賞特別賞、2020年に『ナポレオン』全3巻で司馬遼太郎賞、2023年に『チャンバラ』で中央公論文芸賞を受賞した 。他の著書に『傭兵ピエール』『二人のガスコン』『オクシタニア』『女信長』『新徴組』『ラ・ミッション 軍事顧問ブリュネ』『遺訓』『最終飛行』など多数。

「2025年 『歴史小説のウソ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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