ハゲタカ(上) (講談社文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 434
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062753524

感想・レビュー・書評

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  • 「ビジネスで失敗する最大の原因は、人だ。味方には、その人がこの闘いの主役だと思わせ、敵には、こんな相手と闘って何て不幸なんだと思わせることだ。そして、牙や爪は絶対に見せない。そこまで細心の注意を払っても、時として人の気まぐれや変心、あるいはハプニングのせいで、不測の事態が起こるんだ。だから結果を焦るな。そして馴れ合うな、いいな。」

  • 以前から、評判のNHKドラマが気になっていたのですが、
    まずは小説からじっくり読もうとビデオレンタルを我慢。
    GWで、イッキに4冊読破しました。
    いやぁー面白かったです。

    ここ1年ほど、多少なりともファイナンス関連知識に触れて
    いたので、出てくる用語(LBOとか、TOBとか、ゴールデン
    パラシュートとか)に面食らうことなく読むことが出来まし
    た。
    逆に、これからファイナンスを学ぼうと思っている方は、
    まずこの小説を読んでみるのも良いかもしれません。

    不良債権処理や老舗企業の経営破綻など、実際にここ15年
    ほどに起こった日本経済の動きが下地になって物語が展開
    されており、当時の銀行や破綻企業の実態も、まさにこの
    小説のような事情が生々しく実在したのだろうなと想像を
    膨らませながら読みました。

    この小説を読む前に、映画「ウォール街」も観て感じたの
    ですが、やはりこの世界は情報の広さ・深さ・新鮮さが
    勝敗を分けるのだということがよくわかりました。私は株を
    やらないのですが、素人がデイトレーダー気取りで株で儲ける
    なんざ、そう簡単には出来ないな、と再認識。

    「情報の偏在」が「富の偏在」を生む。
    でも、私たちの情報通信産業は、情報の偏在を克服する可能性
    も秘めているわけで、見えない「偏在」を”みえる化”し既得権益
    を打ち砕くところに、新規ビジネスのチャンスも生まれそうな
    気もします。
    そんなことを、小説を読みながらフニャフニャと思考をめぐら
    せたGWでした。

  • 全体の感想は下で。
    ハゲタカがいないということが衝撃。

  • フィクションなんだろうなぁ。でも本当かもしれない。あの時代の裏側は当事者しかわからないのだろうが、きっとこんなこともあったのだろう。と思ってしまうような話。企業名のもじりだけでそう思わせてしまうのは凄い筆力だ。
    「情報」の価値を再認識させられる。最後の判断基準は持っている情報。どれだけの信用できる情報を持っているか、質・量ともに必要だ。勝負に偶然は無いっていうことか。文句無く面白い。

  • 感想は下巻に

  • 邦銀≒正業/投資ファンド≒ハゲタカ、
    という世間イメージあるも、
    実態は
    邦銀≒金貸し屋/投資ファンド≒企業再生支援、
    という立て付けでストーリー展開されます。

    当然バイアスもあるし、盛りすぎ感もありますが、
    バブル期の邦銀の有様を 分かり易く表現していてスッと頭に入り易いです。

    買収そのものに特化したストーリーなので、
    ターンアラウンドに期待している人にとっては少し外れ感あるやも。

  • バブル後の不良債権問題を日本の金融機関がどのように隠し、そして食い物にしてきたか。
    『お金を銀行に預けるな』を改めて認識させられる。
    さぁ、下巻ではどのような展開になるのか楽しみ。

  • フィクションではありますが実在した企業、銀行、出来事を題材として作られた物語のようです
    また、ドラマ・映画の情報を見ると原作とは設定が大きく違うような感じがします
    、お話ですがおもしろいです!!
    出だしは内容が経済的な出来事なので用語も難しく(けいたはですけど)ちょっと馴染めないかな思いましたが
    いやいや!!人間関係が浮き彫りになり始めると・・んーおもしろくなってきましたよ!!
    どうなることやら
    バブル崩壊後の日本の経済に人間関係を絡ませて作られたとっても興味深い作品です
    下巻に期待です!!!

  • ハゲタカ(ドラマ・映画)に飽きたらず、
    小説にも手を出してみました。
    小説版とドラマ版ではかなりストーリーや背景が
    違うものの、背景がわかり面白いです。

    ドラマ・映画ファンには違和感有りすぎでしょうが、
    原作と映像化された作品がかなり違うのは常識と
    思っている私には、原作が映像版の補完的なものと捉えているので非常に面白い。

    非常に面白いです。

    映像版では語ることのない主人公のプライベートが
    多く描かれていてより人間くさくなってます。
    また、主人公の“日本を買い叩く!”理由の裏付けが
    明らかになり、個人的には納得の結末。
    ドラマ版ハゲタカファンは是非一読をお勧めします。

    さて次は“バイアウト”(現在はハゲタカⅡ)を読破するかな~。

  • ドラマより情報量が多く、実在の時事と創作を混ぜてつくられているため、妙にリアリティがある作品。『経済成長という幻想の中で、頭を使うことを忘れたために、商いの基本を失っただけです』

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著者プロフィール

真山仁(まやま じん)
1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。読売新聞記者を経て、フリーランスとして独立。2004年、熾烈な企業買収の世界を赤裸々に描いた『ハゲタカ』(講談社文庫)でデビュー。これが代表作となり、ドラマ・映画化された。
「ハゲタカ」シリーズのほか、『虚像の砦』『そして、星の輝く夜がくる』(いずれも講談社文庫)、『売国』『コラプティオ』(いずれも文春文庫)、『黙示』『プライド』(いずれも新潮文庫)、『海は見えるか』(幻冬舎)、『当確師』(中央公論新社)、『標的』(文藝春秋)、『バラ色の未来』(光文社)、『オペレーションZ』(新潮社)がある。

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