ハゲタカ(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 3673
レビュー : 434
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062753524

感想・レビュー・書評

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  • バブル崩壊後における日本の金融業界の状況がよくわかった。

  • バブル直後の不良債権処理のお話。
    僕らの世代はバブルと言う者を知らないが,このようなエゲツナイ債権
    処理が行われていたとは今のコンプライアンス風潮からは考えられない
    な。

    半沢直樹よりも深いが,半沢の様な痛快さは無い。
    個人的にはこっちのドロドロ感が好き。
    90年代前半の外資ってやりたい放題なんだね。

  • 企業小説なんて絶対難しい!と、今まで敬遠し続けてきましたが、これはかなり面白い!
    胡散臭そうであまりいいイメージがなかったハゲタカファンドの本質が一体何なのか、少し解ったような気がしました(あくまで“気がする”ですが)。

    読後感として前編はあくまで序章。真の物語は下巻から始まるような気がします。ファンド社長の鷲津、銀行マンの芝野、生まれ育った実家のホテルの再生を目指す貴子の物語が交錯し、冒頭の事件の真相、鷲津が目指すものが見えると思われる下巻が楽しみです。

  • 以前から気になっていた本ではあったのですが、何となく読む機会を逸していたところ、母が読んでおもしろかったからということで回ってきました。
    読んでみると、今となってはちょっと懐かしい感じ。そういえば1990年代というのは、外資アレルギーが酷かったんだなということを思い出しました。今では日本でもグローバル企業の株を海外のファンドが持っているのはすっかり当たり前になりましたが。結構金融の難しい話をテーマにしているのに、非常にわかりやすくスリリングなストーリーにしてくれているので、すんなりと楽しめます。

  • この手の経済小説を読むのはあまりないので、読んでみて非常に新鮮だった。このハゲタカシリーズはもっと読みたいと思った。
    ただ結構人物関係が複雑な気がした。あと、4年以上に渡って出来事が書かれているから、一気によまないと前によんだ内容を忘れるのかなとも思った。この手の小説の特徴なのかもしれないけど、上巻のほんと最初の方でかかれていたことが、下巻の最後の方とつながるというのも、良いとは思うけど、ちょっと離れすぎ?
    でも、小説自体は非常に興味深く、すごい。

  • バブル崩壊の日本を思いださせる内容。皆、お金となると欲望は果てしない。続きが楽しみ。

  • ビジネスには、交渉や情報収集が重要となることがあることがわかった。

  • 「ゴールデン・イーグル」の異名を持つ凄腕のファンド・マネージャー鷲津、大手銀行の国際金融畑を歩みながら企業再生のキーマン「ターンアラウンドコンセントレート」となる柴野、そして自らの人生の全てをホテルの理想を追い求めることに捧げた、ミカドホテルの若き後継者松平貴子。この三人がそれぞれの思いを持ちながら、錯綜し時に共鳴する。
    いわゆる「ハゲタカ・ファンド」という外資系のファンドがあることは聞いたことがあった。ニュースなどで耳にした程度、なんとなくダーティなイメージがあるだけで、それも理由もなく、実際にどんなことをしているのかは想像をしたことがなかった。
     簡単にいうと、彼らは会社を安く買い、それを高く売ることで差益を得ている。その過程で「企業価値を高める」ために、ファンドは手段を選ばない。金融市場は国や地域によってその成熟度が違う。そのタイムラグやギャップを利用し、目的を達成するためにありとあらゆる手段を講じる鷲津は、単なる読者でしかない自分ですら「ああ・・敵じゃなくて良かった」と思ってしまうほど、「ハゲタカ」である。
    「金に色はない」という言葉が出てきた。善を行うも悪を為すも、使う人間次第。「ハゲタカ」は市場の掃除屋であり、起業の再生家という側面も持つ。とにかく、いろんな人間の思惑が交差する頭脳ゲームが楽しみたい人にオススメ!特に知識のバックグラウンドがなくても、まったく問題なしです。

  • 外資による企業売買に基づく話なので、かなりとっつきづらいのかなと読み始めたが、場面展開のうまさや軽妙な会話の応酬で、難解な話も噛み砕いて分かりやすく理解できる。
    結構胸糞な登場人物が多いので、ここから話がどう広がるのか楽しみだ。

  • 理解できるかな~と思いつつ読んだけど、読みやすく、金融のことがさっぱりわからない私でも楽しめた。

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著者プロフィール

真山仁(まやま じん)
1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。読売新聞記者を経て、フリーランスとして独立。2004年、熾烈な企業買収の世界を赤裸々に描いた『ハゲタカ』(講談社文庫)でデビュー。これが代表作となり、ドラマ・映画化された。
「ハゲタカ」シリーズのほか、『虚像の砦』『そして、星の輝く夜がくる』(いずれも講談社文庫)、『売国』『コラプティオ』(いずれも文春文庫)、『黙示』『プライド』(いずれも新潮文庫)、『海は見えるか』(幻冬舎)、『当確師』(中央公論新社)、『標的』(文藝春秋)、『バラ色の未来』(光文社)、『オペレーションZ』(新潮社)がある。

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