ハゲタカ(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 3675
レビュー : 434
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062753524

感想・レビュー・書評

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  • シビアな社会派を期待しすぎたのか、私的には少し物足りなかった。設定自体からして、主人公が大阪の船場のボンボンだったり、ジャズピアニストを目指してみたり、違法なことはしないというルールをもつ外資系企業の日本人法人で働いてみたりと中途半端。 本物の外資系ハゲタカ企業では、なかなか実績の低い主人公の鷲津を何年にも渡って、雇い続けないのではないかと思う。また、主人公を巡る外人の関係がグダグタなのもリアリティーが低く感じてしまう。経済界に興味がないからか、バイアウトの高揚感がまったく伝わってこない。物語自体も中途半端な終焉を向かえ、作者が何を伝えたかったのかがいまいち、私にははっきりしない。ホテルのオーナーとの恋愛めいたシーンもあるが、ぼかして書きすぎて、かえって、主人公との関係があったのかが分からない。扱いは小さくても、まだ『プリティーウーマン』のリチャードギア演じるハゲタカの方が、概念をつかみやすいのではないかと思うほど。

  • 上下巻を通して読んだ。
    いくつかの買収劇が盛り込まれており、
    どれも盛り上げ方は結構いいが、
    結末の記述が少ないので不完全燃焼な感じがする。
    また上下巻通してのオチもあまりすっきりするものではなかった。
    ストーリー的に堅い題材が長く続くので、
    上巻の半分くらいから読んでいてだれてきた感じがする。

著者プロフィール

真山仁(まやま じん)
1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。読売新聞記者を経て、フリーランスとして独立。2004年、熾烈な企業買収の世界を赤裸々に描いた『ハゲタカ』(講談社文庫)でデビュー。これが代表作となり、ドラマ・映画化された。
「ハゲタカ」シリーズのほか、『虚像の砦』『そして、星の輝く夜がくる』(いずれも講談社文庫)、『売国』『コラプティオ』(いずれも文春文庫)、『黙示』『プライド』(いずれも新潮文庫)、『海は見えるか』(幻冬舎)、『当確師』(中央公論新社)、『標的』(文藝春秋)、『バラ色の未来』(光文社)、『オペレーションZ』(新潮社)がある。

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