武者とゆく (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062753647

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  • 川で出逢った儚げな命、ふたつ。剣術指南役を解かれ、手習い所を開いた桜井俊吾。大火で妻子を失い、今は拾った子犬とつましい暮らしを送っていた。だが男に攫われる寸前、川に飛び込んだ女を助けたことで生活は一変。執拗な男は、周囲の人間の命を容赦なく奪いながら2人の身近に迫ってくる。時代小説に新しい風が吹く!

    俊吾は子犬を目の前に掲げた。それからしっかり目を合わせて、
    「よいか、おまえはたった今から武者だ。武者と呼ばれたら返事をするのだぞ。わかったな」
    第1巻『武者とゆく』P30より

  • 面白くて好印象

  • 大好き!四十がらみのおっさんと犬と、若い嫁さんと子どもたちのお話。主人公が寺子屋やってて、そのふれあいも好き。それから、おっさんが必至こいて悪を追及するのも格好いい。

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著者プロフィール

1955年、熊本県生まれ。脚本家などを経て、94年に作家デビュー。近年は時代小説に力を注いでいる。人気シリーズに「隠密船頭」(光文社時代小説文庫)、「浪人奉行」(双葉文庫)、「武士の流儀」(文春文庫)などがある。

「2023年 『大河の剣(七)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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