分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 412
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062753661

作品紹介・あらすじ

……この村は虚構の村ですよ。でもねえ、ここに来る途中にも云いましたが、虚構と現実に差なんてないんですよ。

「知りたいですか」。郷土史家・堂島なる男の蠱惑(こわく)的な囁きは、関口巽を杳冥(ようめい)の中へと連れ去った。昭和十三年、伊豆韮山(にらやま)付近の集落でおきたという大量殺人は果たして“真実”なのか。かたや“死にたがる男”村上兵吉を助けた朱美は、妖しき結社「成仙道」の勧誘手口を知るが、そこにもうひとつ疑惑の影がさす。

感想・レビュー・書評

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  • いわずと知れた京極堂シリーズ。ええと、六作目だろうか。

    再読なんだけれども、読んだのは大分昔だったせいで、ストーリーはほとんど忘れていた。
    ので、もう初めて読む感覚で読めてしまった(いいことか悪いことかはわからないのだけど。
    関口の監禁シーンや、朱美が海辺に佇んでいるシーンなど、割とどうでもいい部分は覚えていた。
    本筋を忘れることって結構あるよね・・・。

    文庫版は一冊のものが三冊にわかれているので、一冊だと短め。
    それでも300Pあるけれども、短いと感じてしまうのが京極シリーズ。

    さらに「塗仏」の話はもともと「支度」と「始末」からなっているので、
    上中下にわかれた文庫本だと、一冊が六分の一ということになる。

    今回読んだのは、「支度」の「上」だから本当に支度の支度といった印象。
    謎がポン、と提示されるので、結局「中」「下」も読まなくてはならないだろうから、
    分厚さにめげずに最初からまとまったほうを買ってもいいかもしれない。
    ただこの文庫版は軽いので、持ち歩きにはいいです。
    電車の中で読んでいても変な目で見られないです。


    ちなみにこの本ではおなじみのキャラクター(?)は関口しか出てきませんでした。
    京極堂やエノさんはどのあたりで出るだろう。とりあえず「中」も読もうと思いました。

  • シリーズの折り返し地点?

  • なぜか上巻だけがない永山図書館。他館から借りてもらった。便利な世の中になったもんだ。

    京極堂シリーズ第6弾。「宴の支度」で文庫3冊、更に「宴の始末」へ続く。
    昔はノベルズで読んでたけど、あまりの厚さ、鈍器にはなれど枕にも最早なりゃしないし、腕が痛くなる!
    分冊万歳。

  • 170128読了。
    分冊版で再読。、さらさら読める。

  • 「知りたいですか」。郷土史家・常島なる男の蠱惑的な囁きは、関口巽を杳冥の中へと連れ去った。昭和十三年、伊豆韮山付近の集落でおきたという大量殺人は果たして“真実”なのか。かたや“死にたがる男”村上兵吉を助けた朱美は、妖しき結社「成仙道」の勧誘手口を知るが、そこにもうひとつ疑惑の影がさす。

  • シリーズ6冊目にしてとうとう、分冊文庫版に手を出してしまいました。
    あっという間に読み終わってしまいました。
    今回は謎の風呂敷を広げるだけ広げて終わりという感じ。
    関口さんが相変わらずわけのわからないトラブルに巻き込まれて、今回は警察?に捕まってしまい、また出てくるとは想像してなかった、狂骨に出てきた朱美さんが登場して、自殺志願の男の人に巻き込まれ。。。
    いつも、厚い本の半分くらいまでは何が何だかわからないから、次の中巻までは、まだ曖昧模糊のままかも。

  • 地図にない消えた村や謎だらけの薬売り。
    興奮する展開でこのばらばらの話がどう繋がり纏まっていくのか楽しみ。
    そして朱美さんが登場したのが嬉しかった。
    関口くんは一体どうなるのか。中々あの状況に馴染んでいるようだけど。

  • ≪あらすじ≫
    「知りたいですか」。郷土史家・常島なる男の蠱惑的な囁きは、関口巽を杳冥の中へと連れ去った。昭和十三年、伊豆韮山付近の集落でおきたという大量殺人は果たして"真実"なのか。かたや"死にたがる男"村上兵吉を助けた朱美は、妖しき結社「成仙道」の勧誘手口を知るが、そこにもうひとつ疑惑の影がさす。
                                 (BOOKデータベースより)
    ≪レビュー・感想≫
    今回は久しぶりに最初から関口が活躍しています。
    けど、殺人の犯人として拘留されているという・・・今までに無い展開に、これかtら先が凄い楽しみです。
    「狂骨の夢」に登場していた朱美も今回再登場。

    「ぬっぺっぽう」と「うわん」で語られる事件が、これからどういう風に繋がっていくのかとても気になります。
    終盤で少しだけ両者の共通点っぽいものが見えてきたりもしましたが・・・

    まだ1/6なので、最初に読んだ事を忘れないように次巻以降も読んでいかないと。。。

  • あれは。
    あれは私だ。
    私が樹の下に立っている。

    関口君の夢から始まる「支度」。
    「ぬっぺっぽう」関口君の韮山での村探索、「うわん」狂骨で出てきた朱美がやたら死にたがる村上を拾う話。紡がれた話がどう絡んでいくのか楽しみな第1巻。
    おちゃめな京極さん……の前に、御大将まだ出ていらっしゃいません(笑)

  • 関口がっつりがお久しぶりな感じ。
    朱美さんもお久しぶりです!
    妖怪たくさんで楽しい。まだまだ支度中。

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著者プロフィール

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道小樽市生まれ。小説家としてだけでなく、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)など妖怪研究家であり、他にも装幀家、アートディレクター、俳優など様々な顔を持つ。
広告代理店を経てデザイン会社を設立。1994年、そこで暇つぶしに書いた『姑獲鳥の夏』を講談社に送ったところ極めて評価を受け、同年、即出版・デビューに至る。瞬く間に執筆依頼が殺到する人気作家に上り詰めた。
1996年に『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、2002年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞など、数多くの受賞歴がある。
代表作に「百鬼夜行シリーズ」「巷説百物語シリーズ」「豆腐小僧シリーズ」など。

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