惜春 (講談社文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062753814

感想・レビュー・書評

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  • 内容(「BOOK」データベースより)
    琵琶湖のほとり、田圃の真ん中で派手なネオンを輝かせる雄琴のソープランド街。そのひとつ、“城”のオーナーに騙され、佐山豊は東京から連れてこられた。二十歳の童貞青年は理不尽な労働環境に悲嘆し、姐さんたちの身辺の世話に悶々とする―。彼女たちは汚れているのか。童貞青年が苦悩する感動青春小説。

  • 青春小説(?)としては楽しかったけど、
    ソープランドの話としては
    なんか別に~~って感じ

  • 花村萬月、やはり面白い。大人版、重松清だと思う。物語が大きく動かなくても、登場人物の心は大きく揺れ動く。小さな物語の中で、大きく揺れる人間の心情がこんなにも面白いなんて。いや、驚くべきは引き込むように書いている筆者の力量か。人の心の機微だけで、物語は書ける。この圧倒的な事実の前に、ただ恐れ慄く。

    • shugoshugoさん
      前にこの本貸したときに、酷評されてたような・・・まぁでも、面白かったならよかった!!
      前にこの本貸したときに、酷評されてたような・・・まぁでも、面白かったならよかった!!
      2018/09/07
  • 昭和のトルコ(風俗)のお話。
    童貞の少年がしっかりしていないようでしっかりしているのか?
    ちょっと流されてしまう人生と成長。

    昔の京都のトルコ事情のお話

  • 結構前に読んだのだが縁あって再読。面白くて一日で読了した。歌舞伎町でバーテンをしていた佐山は、だまされて雄琴(滋賀県)の風俗でボーイとして働くことになる。童貞らしさを抱えながら、佐山は葛藤の日々を送る。
    佐山の心理描写も読んでいて込み上げるものがあるが、丸岡や吹雪との交流はユーモアと優しさと、悲しみが混ざり合っていてとてもよかった。中でも終わりにある佐山と吹雪のやりとりは秀逸。このやりとりに佐山の成長が現れていて、不格好なセリフのなかに相手を受け入れている気持ちが感じられる。希望を残すいい終わり方だった。

  • 才能 何処で生きるか

  • 職業小説としてはとても興味深かった。
    昭和の時代が舞台なんだが昭和の香りが全くしなかった。

    現代のこの職種なり風俗に関わる人達の話しをもっと読んでみたい。

  • 雄琴のソープのボーイの話。
    京都にいる間に一回くらい社会見学しておけば、建物の描写がリアルに想像できただろうに。惜しい。
    流されやすい主人公と、自己否定の泡姫の淡い恋が、もの悲しくて切ない。
    ただ、登場人物の誰にも感情移入出来ずに読了。
    状況の割にサラッと読めてしまう一冊でした。

  • ぼったくりバーでバイト中、客に京都で働かないかと誘われた。軽い気持ちで了承し、着いた先は滋賀県の琵琶湖のほとりのソープランド。
    ボーイとして働くことになった童貞青年。

  • 花村萬月は2冊目なのですが、前作も主人公はフリーターだったかと。夜の商売に関わっていた若かりし頃(知らないですが)の思い出を語っている小説と考えれば良いかな、と。成人前の男子はこういった情報に疎い(成人後にも疎い場合もありますが)ので、参考になると思います。女性であれば、男子がこういった世界に興味を持つんだなぁと微笑むために一読してもいいのではないでしょうか。

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著者プロフィール

花村萬月(はなむら まんげつ)
1955年、東京生まれ。1989年、『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。1998年、『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞、同年『ゲルマニウムの夜』で第119回芥川賞、2017年、『日蝕えつきる』で第30回柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞している。

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