ダーク (上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1341
感想 : 117
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062753852

作品紹介・あらすじ

名前、肉体、そして魂。
すべてを葬り去りたい。

「私の中の何かが死んだ」出所を心待ちにしていた男が四年前に獄中自殺していた。何も知らされなかった村野ミロは探偵を辞め、事実を秘匿していた義父を殺しにいく。隣人のホモセクシャルの親友。義父の盲目の内妻。幼い頃から知っている老ヤクザ。周囲に災厄をまき散らすミロを誰もが命懸けで追い始めた。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズものだとは知らずに、題名で購入。

    上巻だけでは、何が何やら???

    筆者の読みやすさは流石ですが、題名通り暗い。。。

  • ミロシリーズの最終章らしいが、最終章から読んでしまった。
    シリーズを順に読んでいたら、登場人物の性格がもっと分かって面白かったと思う。
    あらすじにある通り、成瀬の獄中自殺から始まる話だが、成瀬との関係(ざっくりと本書に説明はあった)が曖昧だったため、ミロの人生にこんなにも大きく影響を与える意味が分からなかった。
    話自体面白かったが、シリーズから順に読めば良かったと後悔が残った。

  • 感想は下巻に。

  • 何か長々と光州の話になっとる。

  •  ミロシリーズ、初めて読みました。クセの強い登場人物、それぞれを丁寧に書いていて、それだけでも世界が広がります。下巻が楽しみです。

  • 不良性の発露、チェンジ!

  • 知らずに買ったけど前に読んだ村野ミロの話の続きだった

    成瀬をそんなにすきになる要素あったっけ?ってなった
    色々とミロの言動が理解不能

    上下買っちゃったから下も読みます。。

  • 村野ミロシリーズ読んでなくていきなりこれから読んだけど、相変わらず救いがないというか、
    どんどん下に落ちていくだけだなぁと。

    光州事件の描写は圧巻すぎてすごい。目を背けたくなるやつ。

  • スリリング

  • ミロシリーズというものがあるらしいというのを、これ読み終わって知った。

    不幸や不運を撒き散らしながら生きる主人公。
    主人公は人もその人の運命も巻き込みながら深みに落ちていく。
    背景と登場人物が分かりかける上巻。

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著者プロフィール

1951年金沢市生まれ。1993年『顔に降りかかる雨』で「江戸川乱歩賞」、98年『OUT』で「日本推理作家協会賞」、99年『柔らかな頬』で「直木賞」、03年『グロテスク』で「泉鏡花文学賞」、04年『残虐記』で「柴田錬三郎賞」、05年『魂萌え!』で「婦人公論文芸賞」、08年『東京島』で「谷崎潤一郎賞」、09年『女神記』で「紫式部文学賞」、10年・11年『ナニカアル』で、「島清恋愛文学賞」「読売文学賞」をW受賞する。15年「紫綬褒章」を受章、21年「早稲田大学坪内逍遥大賞」を受賞。23年『燕は戻ってこない』で、「毎日芸術賞」「吉川英治文学賞」の2賞を受賞する。日本ペンクラブ会長を務める。

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