驚異の戦争〈古代の生物化学兵器〉 (講談社文庫)

著者 : E.メイヤー
制作 : 竹内 さなみ 
  • 講談社 (2006年5月16日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062754095

驚異の戦争〈古代の生物化学兵器〉 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 新書文庫

  •  核兵器、生物兵器、化学兵器。これらは大量破壊兵器として、各国が大量に保有をしているものの、国際条約により実際に使用されることは限られており、使用が認められれば轟々たる非難を受ける。
     なぜこれらの使用が禁じられているのか。それは第一に「相手に不必要なほどに過剰な苦痛を与えるから」だが、それ以上に「実際に使用した際、コントロールが難しい」という点が挙げられる。つまり、使用すれば有効範囲に存在する生物は無差別に害を被る。それは味方も含めてだ。
     そして生物兵器、化学兵器は古代から使用されてきた。剣や斧や弓で正々堂々とぶつかり合う戦争の陰で、毒や病原菌や火薬を使用した戦略も取られた。そしてそれらは、時には味方さえも死に追いやったのである。その様と卑劣さに恐れを感じた統治者や政治家は、戦争が終わる度にこれらの使用を禁じたが、その有用性ゆえに、その後もこれらの兵器は何度も使用された。
     本書では紀元前から14世紀までの歴史から、生物兵器、化学兵器が使用された記録を選出し掲載している。そして教えてくれる。「歴史は同じ過ちの繰り返しによる罪重ね」なのだと。
     歴史や記録は振り返るためにある。そのことを、私も含めて誰もが忘れがちだ。

  • 塩野七生氏の『ローマ人の物語』は、戦術的な記述が少なくて物足りなかった(ローマ史全体を描こうとしてるので仕方ないとは思う)ので、この本は面白かった。神話の時代から始まる生物化学兵器の歴史を知るにはいい本です。

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