クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

著者 :
制作 : 竹 
  • 講談社
3.84
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本棚登録 : 3848
レビュー : 408
  • Amazon.co.jp ・本 (562ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062754309

作品紹介・あらすじ

絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が"科学・絵画・料理・占術・工学"、五人の「天才」女性を招待した瞬間、"孤島×密室×首なし死体"の連鎖がスタートする。工学の天才美少女、「青色サヴァン」こと玖渚友とその冴えない友人、「戯言遣い」いーちゃんは、「天才」の凶行を"証明終了"できるのか?第23回メフィスト賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 【あらすじ】
    絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が"科学・絵画・料理・占術・工学"、5人の「天才」女性を招待した瞬間、"孤島×密室×首なし死体"の連鎖がスタートする! 工学の天才美少女、「青色サヴァン」こと玖渚友(♀)とその冴えない友人、「戯言遣い」いーちゃん(♂)は、「天才」の凶行を"証明終了(QED)"できるのか? 第23回メフィスト賞受賞作。

    【感想】

  • 戯言シリーズの一作目。
    なお私は、西尾維新は〈物語〉シリーズは一通り読んでいるが、他は全く読んでいない。

    密室殺人のミステリ。
    超現実的といえる能力者がぽこじゃか出てくるので、特にミステリ脳を持ち出さずに読んでいたが、どうやら割と真面目なミステリだった様だ。
    メタな読み方をしすぎた気もする。

    登場人物、というかヒロイン?の魅力がイマイチだったかなぁ。
    もう数冊は読んでみる、かも。

  • 「読め読め」と言われて読んだ1冊。西尾維新のデビュー作。
    一言でいうと「森博嗣+中二病」。
    推理小説なんだけどキャラが立ちすぎてて、私はイマイチ推理の方に集中できず。でもラストまで二転三転するところはとても楽しかった。
    とりあえず「20歳でこの作品を書いた」ということは素直にすごいと思います。

  • 戯言使いこと「ぼく」が様々な事件や戦いに巻き込まれていく推理&バトル小説!
    試しに1巻“クビキリサイクル”を読んでみて

    【長崎大学】ペンネーム:joyride

    • librarylovers2011さん
      死んだ魚のような目をした主人公「ぼく」。彼の周りには、どうしてかその分野のトップである天才が集まる。そんな中で一人の天才の首が無くなる殺人事...
      死んだ魚のような目をした主人公「ぼく」。彼の周りには、どうしてかその分野のトップである天才が集まる。そんな中で一人の天才の首が無くなる殺人事件が起きる。場所は密室。トンデモない結末を迎えるのだが、その過程がとてつもなくおもしろい。個性あふれるキャラクターとぶち壊れた世界観がちょうど良くマッチする。シリーズ完結しており、一気に読めるので、是非おためしを。

      【九州ルーテル学院大学】ペンネーム:天然
      2011/11/15
  • トリックは分かんなかったし、ゾッとした。
    ただ、全体的にそこまでおもしろくもなかったかな。
    一応、初めて買ったラノベ。

    ↓が一番のヒット

    煙草が健康に悪いのではない。
    健康が煙草に悪いのだよ。

  • 初・西尾維新作品。
    「文体が合うか合わないか」という前情報はあったのでどんなぶっ飛び方をしているんだろう、と勝手に想像していたものの目を通してみたら、アニメっぽいキャラ多めの村上春樹風文体ってこんな感じでは?な感覚に至った。
    キャラクター紹介パートだけで長くて本筋に至る前に脱落しそう

  • ラノベ的な登場人物とクドい語り口調の主人公は好みがハッキリ分かれそう。
    最初キツイけど慣れたら読める。
    話自体はシンプルなミステリー。ただ物語全体にラノベ的装飾が多くて、ちょっと疲れる。

  •  曰く「天才」を発見するには「凡人」の観客が必要とされる。私はこの作品の観客になり得ただろうか。伊吹かなみ、園山赤音、姫菜真姫、佐代野弥生、哀川潤。そして、玖渚友。紛れもなく、月並みに「天才」としか思えなかったけれど。
     地震とペンキの川の因果の誤りから、アリバイと共犯。首切り死体の再利用(無限ホテルのパラドックスみたいな)、入れ替わりに次ぐ入れ替わり(入れ替わりそうな三つ子が入れ替わらなくて)、何が本当で何が嘘で。二転三転して楽しめた。
     解決の糸口であるところの違和感の提示が、語り部と私を犯人に踊らされる結果を招いて、名探偵が完膚なきまでに草の一本も残さず綺麗に回収してくれた。
     冒頭一文目「他人を自覚的に意識的に踏み台にできる人間ってのは、なかなかどうして怖いものがあるよな」というのは、高さの密室のことも言っているのだろうか。個人的にはちりばめられた戯言よりも文字通りの「戯言」が、読む上で少し気になってしまった。

  • 表紙やタイトル等々から「ラノベか…」と侮ってました
    ちゃんとミステリですね
    文体さえ大丈夫なら、ミステリ好きな方読まないのはもったいない

  • 話は面白いし挿絵もかわいい。

  • かなり久しぶりの再読。

    この頃はまだしも推理小説の名残があるし、登場人物の能力も人外レベルだけど「天才」「超能力者」と言い表せる程度におさまってる。

    「入れ替わり」がテーマか。

    あとタイトルは「首斬り」+「リサイクル」だね。

  • 変格ものとして本作を捉えていたので、
    島を去るところまではとても客観的に読めて、
    各事件のトリックも、犯人も想定通りで、
    ああ、本格ミステリ+αの要素が評価されたのね。
    なんて思っていました。

    が、

    後日談で二転三転。非常にわくわくした。
    そして、自分の認識が逆であることに気づいた。
    西尾維新の物語が本格の被り物してた。
    そうであっても、本作はミステリとして大好きでしたし、
    小説の自由さって素晴らしいと感じた一冊でした。

  • 初西尾維新に選んだのはこれ。

    天才的な富豪が住む島に招待された、天才的な人間達。
    そこで起こる密室殺人と持ち去られた首の理由とは。

    すでにご存知の方も多い独特の西尾維新の文体だが、読みにくいというわけではなかった。ただ、なんとなく漂ってくる「自分は平凡と言いながら非凡な自分を匂わせてるのにそんなんじゃないです」というポーズが随所に現れるので、駄目な人は本当にダメな気もする。

    肝心のトリックについては……ちょっと首をかしげるが、理由としてであればとても納得の行くもので、タイトルも含めて良いと思った。
    ただ、この話は一冊で完結するが、この後もおそらく続く話なのだろう。

    語り手がヒロイン?の髪を事あるごとに整えるが、
    意味は無かったというどうでもいいネタバレ。

  • 刀語より面白かった。

    「戯言シリーズ」というだけあって、確かに戯言が多かった。
    回りくどい表現だと感じたが、作風がうまいのかさらさら読める。
    ページ数の割には、時間をかけずに読める作品。
    次回作も読んでみたいと思った。

  • 登場人物皆はっちゃけてます。笑
    でもそれがこの作品の魅力なのかもしれません。
    気が狂うような事件の裏に隠された様々な謎、それを紐解く伏線の数々。わくわくしながら読ませて頂きました。
    西尾先生の独特な表現方法や言い回しなど、インパクトのある言葉の数々も非常に印象的です。
    物語に嵌まれば、のめり込むこと間違いなしだと思います!

  • 語り口がスピーディでウィッティだった。
    初めて西尾維新の文章を読んだけれど、面白かった。

  • ★3.5
    戯言シリーズの1作目。孤島の館に集められた、天才たちと館の主人とメイドたち。個々のキャラクターや表紙イラストだけを見ると緩い印象を受けるけれど、起こる事件はなかなか残忍で一筋縄ではいかない感じ。そして、トリック自体は難しくないものの、後出しジャンケン的に事件の意外な真相が明かされていくのが面白い。と同時に、独特の言葉遊びも心地良くて軽く癖になる。それにしても、シリーズ1作目にも関わらず、実は2作目?的な構成が良い意味で狡い(笑)。いーちゃんこと主人公で語り部の“僕”と玖渚友の過去が気になる!

  • 絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢によって呼び寄せられて5人の天才たち。
    しかし、その滞在中に殺人事件が起こる。果たして語り部である“りーちゃん”は天才の凶行を「証明終了」できるのか―?
    新青春エンタ、ここに開幕!

  • なんとなくオタクっぽくて、どうしても手が伸びなかった西尾維新。しかし映画化された『傷物語』を観て興奮。めっちゃオモロイやんか。ならばとまずはこの「戯言」シリーズの1作目を読んでみることに。しかしメフィスト賞の受賞作ってどれもこんなに分厚いのでしょうか。京極夏彦氏のおかげで(せいで)創設された賞ではありますから、分厚いのは致し方ないのかもしれません。これも京極さんよりは薄いけれども、550頁超。

    財閥の令嬢でありながら、何をやらかしたのか絶海の孤島に送られたイリア。金なら唸るほどある彼女は、4人の忠実なメイドを雇い(そのうちの3人は三つ子)、暇つぶしに島に「天才」と言われる人々を招待する。このたび招かれたのは、天才画家、天才料理人、天才七愚人、天才占術師、天才技術屋の5名と、車椅子利用者である画家の付き添い1名と、強迫症により階段等の上がり下りをひとりではできない技術屋の付き添い1名。技術屋の付き添い=「ぼく」の一人称で展開されます。

    まずは画家が首を斬られた死体となって発見され、アリバイがないことから第一容疑者とされた七愚人も同様に死亡。アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』のごとく、次々に殺されていくのかと思いきや、この第二の殺人後に「ぼく」が推理、事件を解決に導くのでした。

    もしも西尾作品の映画を1本も観たことがなければ、もっと戸惑っていたと思います。登場人物は男女どちらとも区別がつかないような名前ばかり。しかも喋ってもわからない。技術屋は自分のことを「僕様ちゃん」と呼ぶのですから、私は今までに読んだことがないような世界です。しかし読みづらくはなく、キャラがわかってくると愛おしくなってきたりもして。ミステリーの面白さも十分あります。最後の最後までドンデン返しがあり、ちょっとくどさは感じるものの、シリーズ2作目以降も早く読みたくなっている自分に気づくのでした。

  • 初めて読んだ西尾維新の本。
    これがデビュー作ということですが、ここそこに散りばめられた古典からの引用などを読むと、本当に20歳で書いたの?!と驚き。

    特筆すべきは登場人物の際立った「キャラクター」ですね。こういう文芸のジャンル(ライトノベルとか。)には疎い私ですが、一読して思うのはやはり、キャラクターの「ベシャリ」でぐいぐい読ませる筆力でしょうか。

    情景の描写(リアリティ)、言葉の象徴性(シンボリシティ)、行間を読者に想像させるような寓意性(イマジネーション)。
    そういった”表現の奥行き感”をすっとばして描かれたストーリーは、いわば小説よりも落語などの「語り」に近い印象を受けました。

    それがライトな感覚であるかどうかは評価する読み手次第ですが、ともかく私は「美味しい読み物」として読みました。

    ミステリとしてどうかと問われれば、クビキリという題目からしてあまり新しいものではないでしょう。けれども、それはゼロ年代以降のミステリ、いやミステリのみならず文芸のあらゆるジャンルで起きている「ネタ切れ」の結果でもあるでしょう。

    ネタ切れの先にあるもの。つまり今、材料は出揃っていて、それをどう料理して「美味しいかどうか」が問われる時代だと思います。

    古典を引くことが特権的なことでなくなり、また巨大なアーカイブとしての図書たちが誰にでも開かれ、おびただしい本が出版され読まれるこの時代、キャッチーでポップでキッチュな小説を誰もが求めていると思うし、少なくとも私は文字を追う快楽に圧されてべろべろです。

    本を読み終えるまで半日の間、存分に味わえるエンタメ。そういう本を送り出してくれた作者に、ただただ感謝。2017年のいま、そしてこれから、甘い蜜を吸い放題の時代に産まれてきたことに、ただただ感謝。

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著者プロフィール

西尾 維新(にしお いしん)
1981年生まれの小説家、漫画原作者。立命館大学政策科学部中退。
2002年に『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』で、第23回メフィスト賞を受賞しデビュー。
主な代表作に、『クビキリサイクル』をはじめとした戯言シリーズ、『化物語』をはじめとした物語シリーズ、『刀語』などがある。

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