クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

著者 :
制作 : 竹 
  • 講談社
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本棚登録 : 3860
レビュー : 410
  • Amazon.co.jp ・本 (562ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062754309

感想・レビュー・書評

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  •  曰く「天才」を発見するには「凡人」の観客が必要とされる。私はこの作品の観客になり得ただろうか。伊吹かなみ、園山赤音、姫菜真姫、佐代野弥生、哀川潤。そして、玖渚友。紛れもなく、月並みに「天才」としか思えなかったけれど。
     地震とペンキの川の因果の誤りから、アリバイと共犯。首切り死体の再利用(無限ホテルのパラドックスみたいな)、入れ替わりに次ぐ入れ替わり(入れ替わりそうな三つ子が入れ替わらなくて)、何が本当で何が嘘で。二転三転して楽しめた。
     解決の糸口であるところの違和感の提示が、語り部と私を犯人に踊らされる結果を招いて、名探偵が完膚なきまでに草の一本も残さず綺麗に回収してくれた。
     冒頭一文目「他人を自覚的に意識的に踏み台にできる人間ってのは、なかなかどうして怖いものがあるよな」というのは、高さの密室のことも言っているのだろうか。個人的にはちりばめられた戯言よりも文字通りの「戯言」が、読む上で少し気になってしまった。

  • 間違いなく天才の作品だが、、
    回りくど過ぎて途中で投げる人も多そう。

  • とてつもなく面白かった‼️西尾さんの推理小説って珍しい気がします。なんで戯言遣いの名前を書かないんだろー

  • 西尾維新の戯言シリーズ第一弾。物語シリーズは目を通していたが本シリーズは他の人からも「良い」との噂を聞いていたので読んでみた。結果は「とても良い」だ。まさかのミステリー形式、殺人ものとは思わなかったが事件と主人公による謎解き、さらにはどんでん返しの展開。読んでいて何度も裏切られて読んでいて楽しかった。

  • 戯言:たわけた言葉。ばかばかしい話。また、ふざけた話。

    絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が“科学・絵画・料理・占術・工学”、五人の「天才」を招待した瞬間、“孤島×密室×首なし死体”の連鎖がスタートする。工学の天才美少女、「青色サヴァン」こと玖渚友とその冴えない友人、「戯言遣い」いーちゃんは、「天才」の凶行を“証明終了”できるのか?

    プチメフィスト賞ブーム到来につき読了。語り手はいーちゃん。久しぶりだと読みやすいな、ラノベ。でも中身は軽くない。面白かった。

    二転三転、解けた謎がもう一回解き直される。シナプスぷすぷす、気持ちいい。登場人物の哲学、気になる過去、思想、気持ちいい。
    第一密室がすぐに解けて、なんだ緩いじゃんって油断しまくってたから、後半からビックリの連続。
    気持ちいいね。

  • 完成度☆☆☆★★
    魅力☆☆☆☆★
    文章力☆☆☆★★
    独創力☆☆☆☆☆
    衝撃力☆☆☆☆☆

  • すべてがFになる に 似てる
    と 思っていたら
    第23回メフィスト賞 だった

  •  約三年ぶりに再読。西尾維新のデビュー作。なんだか急に読みたくなって下手するとこのまま戯言シリーズを読み直すことにもなりかねない。読んでみるとトリックとか犯人とかかなり忘れていた。
     殺人事件に入る前までに西尾維新独特の箴言というか名言が多くて凄さを再認識。1作目からこれだから本当に驚嘆する。どうしてこんなに共感してしまうのかな。今でも、たぶんこれからも西尾維新が一番好きな作家。

  • 古今東西のどんな物語も根っこの構造にはいくつかのパターンしかなくて、そこに時代時代でどんな味付けをするか、が創作だと個人的に思う。西尾維新はその味付けがかなり徹底的に漫画的で、基本に忠実である。饒舌で暴力的な筆力が、ありえないけどなんとなく納得、という感覚を産み出してくれる。

  • 初の西尾維新。個性豊かなキャラがたくさん出てきてとても楽しめました。
    中盤に入ってる頃には続きが気になって一気に進めます。面白かったです。
    終盤の友が頑張るシーンが良かった!

  • シリーズ既読済みです。この作品から西尾さんの作品にはまりました。ミステリー要素や個性的な登場人物、西尾さんの独特な言い回し、距離感に痺れました。

  • サスペンス調になっていて、とても面白かった。

  • 勘当された富豪の娘が住む小島。
    そこに集められたのは、様々な分野の天才と呼ばれる女性達だった。
    戯言?語り部の「ぼく」が遭遇した事件とは。

    孤島、巨大な建築物、そして天才とくれば…森博嗣さんのすべてがfになる、でしょうか。事件の題材も同じかな?、となれば、これは作者の森氏への大きなラブレターかも?

    キャラクターが際立っているのが好みの方にお勧めします。
    本格が好きな方にもお勧め。
    小説の舞台の前提条件にツッコミを入れてしまう方、戯言で済ませられない方には不向きかも。

  • 初めて西尾作品を読んでハマった作品。西尾さん独特の言葉遊びにもどっぷりハマってしまった。確かに【読む人を選ぶ】かもなぁ、って思ったり。賛否両論が本当がっつり分かれてしまう感じですかね。
    最後の最後で赤い人が良いとこ持ってちゃう辺り笑ってしまいましたがw

    物語シリーズが人気ですが、私は戯言シリーズが一番好きですかね(^-^)

  • 『クビキリサイクル』
    首切り、サイクル。
    そう思っていた。
    クビキリ、サイクル。
    クビキ、リサイクル。

  • 初めて読んだときに戦慄しました。

    キャラ同士の会話や言葉遊びが楽しいです。

  • 戯言シリーズはすべて読みましたがまとめてこちらを登録。西尾維新先生の小説を初めて拝見したときの印象は「なんだこれは!∑(ΦωΦ)」って感じでした。いい意味です!w今までに読んだことのない言葉の選び方、文章の作り方。その世界感にすぐ引き込まれました。

  • 西尾維新のデビュー作。メフィスト賞受賞ということもありずっと読みたいと思ってた。
    まず、これを二十歳で書いたことに驚き。凄い。そして、この話は、日本語のありとあらゆる表現をこねてこねてこねくり回したようなこの文体で書かれていることが、作品の面白さの大半を占めているんじゃないだろうかと思った。かなり好みは分かれるとは思うけど、化物語、偽物語、猫物語とアニメを観て、漫画めだかボックスを読んでいる自分としてはすんなり受け入れられたし、楽しめた。殺人のトリック等についても問題点については全て解決できているし、首切りの理由も理解できる範疇のものである。派手さはないかもしれないけどね。
    シリーズの続き、手をつけるかも。

  • 初めて読んだのは高二の時だった。四年の時を経て再読した。思っていた以上に伏線が多くて驚いた。またいーちゃんの玖渚友との話ぶりのフランクさが物語シリーズの阿良々木暦と少し似ていた。二人共男友達がいない(少ない)、ネガティブ思考等幾つか共通点がある。また、いーちゃんも球磨川禊と同じく手ブラジーンズ先輩であった。無為識は球磨川の過負荷と似ているところがある。いーちゃんは西尾維新作品の中で割と礎的なキャラクターなのかも知れない。また赤神イリアが安心院なじみと似ていたのは意外だった。『めだかボックス』における「普通」「特別」「異常」「過負荷」「悪平等」という区分けは他の西尾作品キャラへも当て嵌めることができるのかも知れない。哀川潤と黒神めだかも似ているが、哀川は黒神の原型というか母体的キャラクターな気がする。むしろ鶴喰鳩の方に似ているのかも知れない。西尾作品のキャラクターは根本で繋がっているようだ。ストーリーとトリックは戯言シリーズの中では第二位だろう。初読時犯人は分かったが入れ替わりまでは分からなかった。だが改めて読むと十分気付けるフェアな謎だと分かった。だが誰でもない彼女の天才性、異常性はある程度キャラクター化における破天荒さに耐性がないと理解し難いだろう。この面白さが分かるのはある意味ラッキーだと言えそうだ。

  •  戯言シリーズ読み終わった記念に再読。

著者プロフィール

西尾 維新(にしお いしん)
1981年生まれの小説家、漫画原作者。立命館大学政策科学部中退。
2002年に『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』で、第23回メフィスト賞を受賞しデビュー。
主な代表作に、『クビキリサイクル』をはじめとした戯言シリーズ、『化物語』をはじめとした物語シリーズ、『刀語』などがある。

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