- Amazon.co.jp ・本 (562ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062754309
感想・レビュー・書評
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文体が苦手でした。
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最近また大量に借りたため、5冊くらい連続で読むことになりました、ラノベですが、いや~、このお手軽さ、中毒性ありますね。
Thanksgivingからクリスマスにかけてのエアヘッドっぷりと重なり、脳がヘビーなものを受け付けておりませんので、どうしてもラノベ読書率が上がります。
ただこれは・・・これはひどかった。
まぁ「クビキリ/サイクル」を「クビキ/リサイクル」と読み間違え、しかも最初の天才エンジニア云々の件を読んで、「ああ、電気工学、リサイクル関連のお話ね☆」なんてぶっ飛んだ妄想を展開した自分も悪いですが・・・
どうもすべてのジャンルに足を突っ込んだ為、中途半端さが抜け切らない作品になってる気がします。
以下ジャンル:
1)ラノベ:いわゆるラノベジャンル。登場人物そのものに味を持たせ、ストーリーラインそのものよりも、彼らの言動をメインに話を組み立てていくもの。
2)ミステリー:云わずと知れた王道ジャンル。人が死に、何かひとつでも不可解な事項があった時点で成立。
3)探偵:ミステリーの謎を解き明かそうとする人がいた時点で成立。
4)ユーモア:ストーリのメインキャラ以外が他キャラもしくはストーリーそのものに客観的かつ否定的な突込みを入れることで話に幅を持たせる。一つでは成立しにくいジャンル(荻原浩以外)。
5)天才:天才が瞬く間に事件を解決し、その上で敢て真相を語らず、近くの凡人にヒントのみを与え、彼らのドタバタ振りを笑うことで自らの天才性を際立たせるというもの。
って感じで、どれもどこつかず。
ラノベにしてはいまいちキャラが立たない(事実最後の最後まで、島にいる全員の名前が一致せず)。ミステリーにしては叙述・トリック・動機が曖昧すぎ、探偵にしては探偵役の捜査が中途半端。
スパイス要素であるユーモアも、サブタイにあるような「戯言使い」のわりに戯言が的を得ていなく、天才も「凡才」の象徴である「僕」が実はそこそこ頭のいいという設定の時点で比較対照でなくなって、結局基準ゼロ。
最後に超天才探偵役が出てきて、一度は解かれたと思われた事件の謎をすべて解いて、真実を逆転させますが、(いわゆる逆転裁判スタイルですね)、その頃には「もういいよ、早く終わってよ」っと、完全に愛想がついていました。
ミステリーならちゃんとミステリーを、それ以外ならそれ以外と、きちんと分けてほしいです。
ミステリーを汚すなと、似非ミステリーファンがのたまっております。 -
最後のオチがあまりにひどくて、思わず壁に投げつけました。そこから先読むことは一生ないでしょう。
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内容(「BOOK」データベースより)
絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が“科学・絵画・料理・占術・工学”、五人の「天才」女性を招待した瞬間、“孤島×密室×首なし死体”の連鎖がスタートする。工学の天才美少女、「青色サヴァン」こと玖渚友とその冴えない友人、「戯言遣い」いーちゃんは、「天才」の凶行を“証明終了”できるのか?第23回メフィスト賞受賞作。
…読みづらい…。
この文章は好き嫌いが激しく分かれるんじゃないでしょうか。個人的には、出る人出る人の自意識過剰っぷりが中二病っぽいという印象。主人公がそういうキャラであえてそのような文体にしているとしても分かりにくすぎる。若さゆえかしら…。
トリックもそんなに大げさに言うほどのことじゃないよ。。ミステリならミステリらしく、もう少し丁寧にやってほしかった。特に最後のほうはいいかげんすぎ。
うーん・・・ラノベ・・・。。 -
予想外の後日談。
2009/06/28 -
未読。