そして五人がいなくなる<名探偵夢水清志郎事件ノート> (講談社文庫)

  • 講談社
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本棚登録 : 485
感想 : 70
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062754330

作品紹介・あらすじ

夏休みの遊園地。衆人環視の中で"伯爵"と名乗る怪人が、天才児4人を次々に消してみせた。亜衣たち岩崎家の隣人で自称名探偵、夢水清志郎が颯爽と登場!と思いきや「謎はわかった」と言ったまま、清志郎はなぜか謎解きをやめてしまう…。年少読者に大人気、誰もが幸せになれる噂の本格ミステリ、文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • ほんタメで紹介されてて気になっていた。
    叔母さんの本棚にあったので手に取って読んでみました。
    子供向けなので、読みやすい。
    かと言って大人が読む物じゃない作品ではない。
    ミステリーが好きで、人が死ぬのばかり読んで疲れた時にホッと出来る。
    読み心地が良い。

  • 夢水清志郎シリーズ一作目。

    夏休みで賑わう遊園地、伯爵と名乗る人物が才能を持った子供たちを次々と消してしまう事件が発生する。自称名探偵の夢水清志郎は謎が解けているにも関わらず、真実を明かそうとしない。伯爵の意図と事件のトリックとは。

    多くの人がミステリー小説を好きになるきっかけになった本だと聞いて読んでみました。評判通りの色褪せない面白さがあって、読書を好きになるきっかけとして子供たちにはぜひ読んでみてほしいなと思いました。子供向けに書かれている本ですが、大人でも楽しめると思います。

  • 昔、読んだと思う。
    今読んでも面白い。
    ハッピーエンドはやっぱイイなぁ(笑)

  • 青い鳥文庫版から、「文庫版あとがき」、「ミステリ小ネタ集」、「人気作家からの超豪華はやみねかおる応援メッセージ」が追加されています。

    ミステリ小ネタ集を読むと、はやみねかおるさんのミステリ愛がより伝わってきます。ご自身が推理小説が大好きで、とくに好きな条件もきちんと持っているからこそ、こんなに素敵な赤い夢を見させてくれるのだと思います。

    また、宮部みゆきさんの“はやみねかおるさんは子供たちだけのものではありません。”という言葉を見て、嬉しくなりました。講談社文庫になるって、そういうことですよね。これからもずっと、はやみねかおるさんの作品を読み続けたいです。

  • 小学生の頃、青い鳥文庫で確か初めて読んだのがこの作品だった気がします。

    とても面白くて読みやすく、あっという間に読み切ってしまいました。

    それが単行本でも出たという事で買ってみたのですが、大人向けの文庫としてはひらがなが多い…というよりもしかしたら青い鳥文庫版から大人が読める感じのフリガナ取って、解説つけた感じなのかな?

    でも本を読まない大人でも読みやすいと思います。

    あと謎解きも話もそうですが、多分夢水シリーズでは一番ぶっ飛んでいない(ジェットコースター以外)作品だと思います。

  • あっという間に読み終わったが、案外、ちゃんとした理論が展開されていて、とても楽しかった。「三人寄れば文殊の知恵」とでもいうか、名探偵と共にいる娘たちが三つ子という設定がいい。事件としては、消されたのが天才小学生という設定になっているが、この本が書かれた当時の子供達の事情を考え合わせると、普通の小学生もそうであったように思う。著者はそんな子供達への想いを込めていたのかもしれない。でも、現在の子供達には当てはまりにくいかも。最後には大人の粋さも加えて、少し高い年齢層も意識したものか。読後感は大人でも良し。

  • テーマ【わたしの推し作家:はなみねかおる】

    貴方がどこかで知っている、オマージュ要素盛沢山!
    一癖も二癖もある登場人物が繰り広げる濃厚ミステリー活劇!

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    そして五人がいなくなる / はやみねかおる[著]
    (講談社文庫 ; [は-78-1] . 名探偵夢水清志郎事件ノート)
    https://libopac.shoin.ac.jp/opac/opac_link/bibid/SB00055254
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  • わたしも小学生の時に学校の図書館で手に取って、食い入るように読んで、まだリアルタイムで刊行されていたので途中からは新作が出るたびになけなしのお小遣いで青い鳥文庫版を購入していました。最終巻が出た頃はもう小学生ではなかったので、コソコソと児童書コーナーに潜入して、知り合いの気配に注意しながらレジに持っていった記憶があったり…

    一巻にあたる本作から江戸時代編までは講談社文庫版が出ているようですがちょっと今は手に入りにくい様子。ただ巻末にミステリ作家からのメッセージ集など付録がついていました。

    久々に読んで思ったこと。
    冒頭の(ヒントがあからさまでちょっと雑な印象がある)3つ子登場トリック、これ後半の仕掛けと連動する部分があったんですね… 子どもの頃には気づかなかったので、再読した価値があるってものです。あとは自分が大人になっちゃったので、いっそうはやみね先生の子どもたちに向ける優しさが沁みますね…

  • 懐かしい!古本屋で見つけて手に取ったこの本は小学生時代大好きで図書館でこのシリーズをよく読み漁った。子供向けの児童書でありながら本格的な推理小説でワクワクしながら読んだのを覚えている。大人になった今読み返してみてもやっぱりとても面白かったです。

    児童書だからって大人になっても面白い。読んだことない人や、前に読んだことがある人もまた読み返してみることをおすすめしたくなる本格推理小説です!

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著者プロフィール

三重県生まれ。『怪盗道化師』で第30回講談社児童文学新人賞に入選し、同作品でデビュー。主な作品に「名探偵夢水清志郎」シリーズ、「怪盗クイーン」シリーズ、「虹北恭助」シリーズ、『ぼくと未来屋の夏』『ぼくらの先生!』『恐竜がくれた夏休み』『復活!! 虹北学園文芸部』『令夢の世界はスリップする 赤い夢へようこそー前奏曲ー』(いずれも講談社)、『めんどくさがりなきみのための文章教室』(飛鳥新社)などがある。

「2023年 『都会のトム&ソーヤ 日めくり名言カレンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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