- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062754484
感想・レビュー・書評
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犬食に比べれば、クローンや遺伝子組み換え、環境ホルモン、ずさんか衛生管理なんかにまみれた食材のほうが、よっぽど危険で由々しい問題だと思うのですがね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
韓国と日本を行き来して仕事をしている人ならではのお話、というか…書いてあることすべてが面白かったです。 韓国の文化や人柄がすごくよくわかる本です。私は1度韓国に行ったことがあるのですが、「あぁ、こんなだったなぁ」と懐かしく思うこともできました。 ...2007.02.09
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日本の書店で見かけ、つい買ってしまった黒田福美さんの著書。
黒田さんはいわずとしれた芸能界きっての韓国通。
ご著書は『ソウルマイハート』以下、『ソウルの達人』など、私も愛読した。
さて、この著書。副題は「傾向と対策」とある。
黒田さんの視線から韓国、韓国人の文化や行動様式を論じている。
私にとっては、はっとするような新しい発見はなかったが、黒田さんの韓国、韓国人に対する温かい視点、考えが満載で、「そうそう」という感じで読んだ。
韓国初心者(?)にはうってつけの入門書かもしれない。
ただいただけなかったのは最後の最後に来て「歴史問題」について論じていること。
黒田さんの日韓歴史観は、「日本は韓国をあれだけ迫害したのに、韓国の人はとても親切に日本人を迎えてくれる。なんて心の広い人たちなんだ」というものらしい。
う〜ん。。。これは興ざめ。
黒田さん、別にここで歴史の話など出す必要なかったのに、日韓比較文化論のような本を書くからには、それがいかに「生活者の視点」からのものであっても過去の歴史問題に触れないで済ますのは居心地が悪く感じたのだろう。
・・・でも、そうなるところに、まだまだ日韓関係の限界がある気がする。
実は私も最初(88年に初めて韓国を訪れてから数年)は黒田さんと同じ味方をしていた。思考の際に日本はあれだけ韓国にひどいことをしたのに。。。もしくはしたから。。。という枕詞がついた。
しかし、その後、さらに当時の歴史を知るにつれ、「おいおい、歴史を歪曲しているのはむしろ韓国の方じゃないか!」となった。
そしてそもそも、日本=悪、韓国=善という感じで単純に極端に二分化して評価する歴史観はおかしいし、幼稚にすぎる、と分かった。
そんな単純な歴史観の押し付けと思い込み、そして変な「贖罪」意識・・・もうそろそろそんな日韓交流は卒業してもいいのではないか、と思う。