竜の柩(1) (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062754644

感想・レビュー・書評

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  • 日本史のロマンスを追いかけているようで、そこへ謎の組織が関わってきて、やり合っているうちに、とんでもないものを発見ー高橋克彦氏のいつものパターンかな。面白いんだが、いつの間にやら、呆れちゃったり、苦笑いになったり。歴史の探求のほうに重きを置けば、また違った小説になるとは思うが、この伝奇性が高橋氏の持ち味なんだろうな。

  • 竜の正体を考察したり、記紀に新たな解釈を加えたりと、高橋氏が自由に遊んでいる感じがして面白い。高橋氏といえば東北の歴史のスペシャリストだという印象が強かったのですが、出雲もこんなに詳しかったのは東北人のルーツとして研究したからだろうか。
    出雲で一行が訪れた神社は自分もほぼ行ったことがあるので、情景が目に浮かんできて楽しく読めました。この調子が全4巻まで続けばいいな。

  • 人から勧められ、とりあえず試しに1巻だけのつもりで読んだのだが…
    面白すぎて2日で読了。
    1冊が厚いので読み切る自信がなかったが、これなら6巻読破できそうだ。

    ここ数年、青森という土地についてや東北古代史、出雲、アラハバキ、蘇民将来のことなど個人的に調べたりしていたので、主人公の大胆な仮説にはいちいち関心させられつつ読んだ。
    2巻以降楽しみ。

  • 面白い!神話と龍の関係。大胆な仮設しかも紐解きが凄い。

  • 小説ってのは、どれだけ読み手に
    「読んでいる時間、嘘を信じさせるか」
    ってのがキモなんだろうと信じて疑っていない私の原点。
    とにかく嘘が鮮やかすぎる。
    冷静になると「んなアホな!」と思うんですが
    読んでいる間は頷いている不思議!

  • 高橋克彦独自の視点で描かれる大河ロマン。日本書紀や古事記を著者が読み解く。長いがいっきに読むことができる。神と龍の謎が…

  • 古事記や神話を元に『竜』そのものの正体を明かしていく話。
    竜=ロケット。
    神様=宇宙人。

    こう書いてみても、は?何それ?な感じなのですが、いやいや私も虹人(主人公)の解説に洗脳されました。
    滑稽無糖な説の様に見えるのだけれど、
    いつの間にか、もしかしたら本当にそうなのかも知れない!と思えてしまうから不思議。

    古事記の内容をほとんど知らなかったので、
    調べ調べ読み進めました。

    こんなの嘘に決まってるじゃん!馬鹿馬鹿しい!と思ってしまうと多分興醒めして読み進めるのが難しくなると思います。
    こんな説もあるのか、こうだったら楽しいな
    と思いながら読むと、きっとワクワクすると思います。

  • とても面白かった。オカルト、考古学、古代文明の謎、オーパーツ。好きな要素ばかりで読み出したら止められなかった。

  • 2015/05/01【古】108円

  • 2014/01/25購入
    2014/03/06読了

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著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する。他の著書に『炎立つ』(全5巻)、『天を衝く』(全3巻)などがある。

「2009年 『To Tempt Heaven』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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