親不孝通りディテクティブ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 440
レビュー : 55
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062754743

感想・レビュー・書評

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  • 屋台のおっちゃんテッタと結婚相談所の捜査員キュータ。
    親友同士が周囲で起こる事件に巻き込まれたり解決したりしていく話。

    テッタとキュータが交互に語り手になる構成は、正直読みにくかった…。
    あとどちらにどんな風に肩入れしていいか分からなかったのはキャラクタがしっかりかけていないからだと思う。
    ラストの話に繋がる人間関係もはっきりせず。
    いろいろ足りなくて残念な仕上がりだったなー。

  • 博多にクラス高校の同級生二人が探偵のように働き問題を解決していく。屋台のおやじだったり、結婚相談所の調査員だったりの二人だがハードボイルド。

  • 博多・中州の屋台を営むテッキと結婚相談所の調査員キュータが、2人に持ちこまれる事件を解決していく連作短編集。

    高校時代からの腐れ縁であるテッキとキュータが謎を解決していくのですが、2人の性格が好対照でとてもいい味を出しています。
    冷静沈着で頭脳派のテッキと感情で突っ走るタイプの憎めないキュータは一見デコボココンビですが、それぞれが足りない部分を補完しているような、お互い欠かせない関係性が魅力的です。

    後味のよろしくない苦みの強い事件も多いですが、2人のテンポの良い会話で軽い読み心地となっています。

    たいてい事件の背景にはヤクザが絡んでいて、しかもキュータが突っ走って事件を複雑化させてしまうという展開が多く、話が定型で単調な感じもしました。
    謎解きにも奥深さはあまり無いので、人間の裏側を事件にからませたような屋台ならではの切ない話をもっと読みたかったです。

    続編がありそうなラストでしたが、作者は亡くなられているので書かれていないんですよね。残念。

  • 図書館。
    福岡市民からしてみれば、正直有名な地名を出しただけで、なんか特に愛着を全く感じない小説で、うんざり。
    ススキノの探偵さん(札幌に住んだことはないからもしかしたらこれと同じなのかな?)に雰囲気似てるけど…。
    次の方が評価が良いみたいだけど…。
    借りたから読むけど…

  • 青春テイストのミステリーっていうのかな。とにかく、面白いエンターテイメント小説。友情タッグな二人が登場。男子が好きそうなテイストの話。個人的にはとても面白かったのでそのまま連作の今作から続編の長編読みたい気分。

  • 地元の地名に釣られて読みましたが…基本屋台関係ない。カクテルも思わせ振りに出てくるだけで特に関係ない。博多弁も若者にしてはコテコテすぎる。ここまでいう人今どきいないよ…
    テッキとキュータの視点が前振りなく交代するのではじめはものすごく読みにくい。慣れると性格やら出てくる相棒の名前で判断は出来るが、なんでこのようなつくりにしたのかわからない。まぁ、ハードボイルド風味ではある、か?

  • クールでホットで粋でダサい。
    故郷を持たないテッキとバリバリ博多っ子のキュータ。
    二人の共通点は女性の好みくらいか。

    それでも、こんなに息の合ったコンビはいない。
    長浜で屋台のおやじをやっているテッキは、30歳にまだなっていないというのに、枯れた風情。
    結婚相談所で働くキュータは、もうそろそろ30代に手が届くかという歳なのに、とにかく刹那的。計画性というものが全くない。

    たいていキュータが事件をテッキのところに連れてくる。
    で、一つの事件をキュータ視点から、テッキ視点から、交互に語る。

    やってることはハチャメチャなのに、なぜか淋しいんだよ。彼らが。
    好き勝手やっている彼らを見ていて、なぜか淋しくなるんだよ。私が。

    最後の話。
    こういう終わり方って…。
    続編にどうやってつなげるつもり?
    なんでこんな哀しい生き方しかできないんだろう。
    頭はいいのに不器用なんだよね。

  • 最近買ったラプソディのために再読。
    裏京都的なかほりのハードボイルド…コメディ&ミステリ混じりって感じ。
    ラストがせつなすぎる。

  • テッキとキュータ、愛しいふたりのホロリとせつない、ソフトだけどハードな物語。キュータの軟派ぶりが目に余りましたが、これはこれで北森さんらしい、好きな作品ですねー。

  • 博多の街のもつ独特のテンションは、日本全国探しても他に見つからないと思う。あの混沌とした活気が今となっては懐かしい。
    博多に住むとどうしても意識せずには暮らせない「裏」。
    その裏と表のギリギリのラインを飄々と、時に思慮深く突っ走る鴨ネギコンビ。大人の友情ですね。
    三浦しをんさんの「まほろ駅前〜」シリーズを楽しめる方なら、この本も楽しく読めると思います。
    一つ一つの話がうまくリンクしていく、飽きない連ドラみたいな感じの一冊です。一瞬だけでも、怖いものがなくなる感じ。
    北森さんが亡くなったときはショックでした。まだまだいっぱい書いて欲しかったなあ。

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