ST警視庁科学特捜班 赤の調査ファイル (講談社文庫)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062754750

作品紹介・あらすじ

シリーズ最高の感動作
さらば、過去よ――
隠蔽された医療ミスにリーダー赤城が挑む!

大学病院に搬送された男が急死した。医療ミスを訴えたものの民事裁判で敗れた遺族が刑事告訴をしたため、STが捜査を開始する。その大学病院で研修医をしていたSTリーダーの法医学担当・赤城左門は、捜査の過程で、封印していた自らの過去と対峙する――。感動のラストが待つ好評「色シリーズ」第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 今回は赤城が中心のお話
    赤城の過去が絡んだ事件で赤城を掘り下げる内容
    面白かった

  • 面白かった。世の中、悪い事をしてもトコトン、シラを切り通す奴らばかりだと思うけど…この小説の内容こそが"理想“じゃないかな。小説だからいいんだけど。

  • ドラマにハマったので赤城さんの話を読んでみた。
    この話は2014年8月20日に連続ドラマで放送されたものだったんだけど、本筋は同じでも話の流れが全然違って新鮮だった!
    巻末を確認したら、この小説が書かれたのは今から10年くらい前だった。10年前にこの話、と考えるとすごい。
    ただドラマの作り方がおもしろいので、別物として読んだ方がいいかも。
    ドラマはテンポ良くスピーディーにやってるけど、小説はキャラを掘って丁寧に仕上げてある。どっちが好きかは人によるかな。
    個人的には、読んでみて良かったです。ドラマでは察しきれないことが、ちゃんと言葉で書いてあっておもしろかった!

  • ドラマから入って、赤城さんが大好きになったので最初これに手をつけました。
    事件の内容自体はとても悲しいし、許せない。ただ最後、赤城さんがSTメンバーを「大切な仲間」というところでほっこりして、読んでよかったという気持ちになります。
    実は私も大学病院内を何時間もウロウロさせられた思い出があり良い印象があまりないのですが、お医者さんのほうもいろいろ大変なのかと感じました。
    そしてキャップらしさ全開のキャップの最後のほうの台詞にも感動。
    読み始めの時はキャラクター設定とかがドラマと違うところがあって違和感を感じていましたが、本質的な大事なところは変わっていないので気にならなくて良かったです!

  • 赤城の過去

  • 赤城が法医学者になった経緯がわかる本作。
    この被害者はあんまり病院行った事無かったのかな?
    安心だから大学病院、って考えはわかるけど、紹介状が無ければ後回しにされる、ってのは常識だと思っていたけど。。
    犯人の言い分もわかるけど、被害者を犠牲にしている時点で教授とやっていることは一緒だよね。【実情を知ってもらいたかった】とか言われて、捨て石にされた被害者と遺族にとってはいい迷惑。

  • 赤城さんの過去が明らかになった。全体的には面白かったんだけど、のちに被害者となる男性が自分はインフルエンザと思っているのに会社行ったり大学病院に行ったり‥・、インフルエンザなら会社に来るなー、感染症なんだぞ、周りも道連れか?!なんでも大学病院に行けばいいというものではないの、インフルエンザなら普通のクリニック行った方がいいよ、役割が違うんだよー、本筋と違うところが気になった。赤城さんと看護師さん達の交流が復活するといいな。

  • 大学病院で診察を受けていた患者はインフルエンザと診断され薬を飲んで治るかと思われたが、皮膚が腫れ、そして緊急搬送されたが急死した。妻が病院を刑事告訴しSTのメンバーが捜査する。この大学病院は赤城に深い関わりがあった。赤城の過去も分かります。病院の派閥や権力争いに巻き込まれる医師が気の毒です。初めは患者の命を救う為になったと思うけど盾をつくと赤城のように居場所がなくなる。病院を変えたいそれは正しいが何の関係もない命が奪われるのは違う。1人では無理でも大勢で闘えば変わる事が出来たのではないだろうかと思えて仕方がありません。

  • 既読本。記録のため登録

  • #読了 青に引き続き、今度は元対人恐怖症で現女性恐怖症の人望厚い一匹狼赤城さんがメイン。赤城の過去が判明するんだけど、赤城の人間性のまともさが見てとれてとても良かった。
    ただ、ストーリーの主軸となるはずの事件の顛末がどうも納得いかない。動機が弱いというか、理想は立派だけど、医者ならせめて患者が命を失う前になんとかしようとする姿勢を見せてくれー!ってものすっごいモヤモヤしてしまった。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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