混沌 新・金融腐蝕列島<上> (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (502ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062755078

感想・レビュー・書評

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  • 3行の合併はどうなるのか!竹中頑張れ!
    当時をリアルタイムで感じていないため、結末もよくわからず新鮮な本でした。

    読み終わってから、シリーズ数冊飛ばしたことに気づきました。是非読みたいです。

  • 金融腐食列島にはどうやらいくつかのシリーズがあるようだが、こちらは、協立銀行・竹中治夫が主人公のシリーズの続編。時代は1990年代後半、銀行の再編が華やかだった頃の物語。前作と同様面白いが、うーん、不倫のシーンとかいらないんじゃないか。。。

  • みずほ銀行の3行合併に始まる三井住友銀行の誕生と言った2000年代の銀行再編を題材にした小説。

    協立銀行広報部長の竹中は管理職として、頭取や若手の間で板ばさみになりながらも、仕事に邁進していく。そして元部下の清水真紀との色恋沙汰など聖人君子でない人間らしい所が共感できました。元MOF担の杉本を初め、大物フィクサの児玉なにがしなど毒があるけど魅力的な登場人物も多いですね。

    銀行間の主導権を握る攻防や、合併に対する関係者同士の本音や建前など銀行合併の舞台裏を十分に味わうことが出来ます。作者の高杉良さんも体を張って取材をしたと言うだけあって臨場感があります。

    下巻も楽しみです。

  • 20120830

  • エリートバンカーのサラリーマン人生がいい!

  • 続金融腐食列島。

    竹中部長(?)健在。
    まだまだ続きます、大手銀行裏側の世界。
    金融再編成が続く大手行の行く末は・・・

  • いきなりシモの話からというのはヤメてほしいなあ。展開も凡庸だしシリーズ中で一番つまらない予感。08.7.1読む。

  • この面白さはなんだろう。アクションなんてないのにこのハラハラ感はすごいんじゃないか。

  • 主人公の竹中は、次期頭取を巡る争いをなんとか収拾させ、ホッとしたのも束の間、芙蓉・ACB・産銀(富士・第一勧銀・興銀)の統合、住之江・さつき(住友・さくら)の統合のニュースを目の当たりにし、協立銀行は都銀上位行として唯一取り残される。
    何とか、東亜・あけぼの(東海・あさひ)との統合に漕ぎつけるが…

    銀行という社会的地位の高さから、それぞれの行員はプライドと意地を背負いながら仕事をしている。その銀行同士の合併に難航はつき物と思うが…華やかな合併劇の裏での、凄まじい人間関係を垣間見ることが出来るんじゃないでしょうかねぇ。

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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