NO.6〔ナンバーシックス〕#1 (講談社文庫)

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  • 講談社 (2006年10月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784062755238

作品紹介・あらすじ

『バッテリー』のあさのあつこが描く「破滅」と「希望」の物語
2013年の理想都市《NO.6》を舞台に2人の少年の運命が交錯する!

2013年の未来都市《NO.6》。人類の理想を実現した街で、2歳の時から最高ランクのエリートとして育てられた紫苑は、12歳の誕生日の夜、「ネズミ」と名乗る少年に出会ってから運命が急転回。どうしてあの夜、ぼくは窓を開けてしまったんだろう? 飢えることも、嘆くことも、戦いも知らずに済んだのに……。

壊せ。
破壊してしまえ。
何を?
全てを。
すべて?
ぼくは知りたいんだ。なんでこうなったのか。これからどうなるのか。――<本文より>

「わたしはNO.6という物語の中で、生きる希望とやらを掴んでいけるのだろうか」――あさのあつこ

感想・レビュー・書評

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  • 再会編を読む前に小学生以来の再読。当時は世界観の新鮮さに引き摺り込まれて何回も借りて読んだ覚えがある。そして、今もなお変わらずおもしろくて夢中になって読んだ。やはりこの作品がディストピア小説を好きになったきっかけであり、人生に大きな影響を与えていると感じる。
    住民が完全に統制された理想都市NO.6。完璧だと思い込んでいた都市とその周辺に広がるスラム。徐々に明らかになる囚われた社会の翳りや脆さ。緊張感溢れる展開の中、想像力を刺激する未来社会が実験的に描かれ、全ての要素が余すことなく面白い。自分にとってなくてはならない作品だなと思う。

  • 学生時代に夢中になって読んだシリーズ。
    私が本を好きになるきっかけとなった作品です。

    14年ぶりに続編が発売されるという、最高に嬉しいニュースを聞いたので久しぶりに再読。

    読んでいた当時は紫苑たちと同世代くらいだったのに、いつのまにかずいぶん年上になってしまったなぁ

    何度読んでもワクワクドキドキしてしまう。

  • 凄い!おもしろーい!なんで今まで読まなかったんだろ?これからどうなるのかワクワク。

  • No6をとうとう読み始め1巻を読破。これからの展開が楽しみになる未来都市でのスタート。さぁ次の2巻へ。

  • 11/29友達のおすすめで再読。ネズミのキャラが好き。NO.6の正体とは?読みやすくてすぐ読み終えてしまった。

  • 「昔、深夜にノイタミナで見て面白かったなーよく覚えてないけど」くらいの記憶しかなかったんですが、どうやら続編がスタートしたとこのことで本屋に積まれていたので「これは読むしかない!」と手に取りました。そしたらこれが面白い面白い!いきすぎた管理社会を描くディストピアものの導入として完璧に近い構成だと思いました。No.6や謎の寄生蜂の謎、主人公2人の関係など、まだまだ本当に触りしか触れられてないですが、今後の展開がとても楽しみです。

    ※以下、余談
    まったくあらすじとか見ずに手に取ったこともあり、主人公2人の関係性が思った以上に湿度高くてちょっとビックリしました。アニメもそんなんだっけ?こっち方面もどうなるのか気になる…!

  • シリーズの続編が刊行される、と聞いて手に取りました。
    ノイタミナ枠でアニメ化もされた、著者の代表作の一つです。

    全9巻のシリーズ1冊目ですから、まだ舞台設定や登場人物の紹介という側面が強いようです。
    これからどのような展開になってゆくのか、楽しみではあります。

  • 年下の知人から薦められて、未来都市(2013)の話を未来(2025)から読んでいる。
    長いストーリーらしいので、まだ謎でいっぱい。短い文章、分かりやすい表現、ルビがふられておりサクサク読める。
    古典文学が出てきて、興味深い、面白い。

  • 美しい都市に住む純粋培養の少年と、その都市の外側に住む危険な匂いのする少年が、不思議な巡り合わせで強く結びつく物語。

    紫苑とネズミ。当然、無垢で理論的な少年が紫苑であり、薄汚い場所の乱暴者がネズミである。しかしネズミは、粗忽者としか思えない登場の仕方なのにも関わらず、古典や物語に精通した教養を備えており、時折紫苑を小馬鹿にしたように使う敬語も美しく、なんとも途方もなく、魅力的な少年なのである。

    紫苑はネズミによってその命を救われる。が、ネズミは紫苑によって、過去すでに命のみならず、その心をも、はからずも救われていたのであった。

    「救いの手が奇跡のように差し伸べられることもあるんだって……あんたが初めて、教えてくれた。
    ここにある何千という物語のように、人間には予想もつかないことが起こるんだ。だから、おれは、生き延びることができた……あんたの言うとおりだ、人は確かに人に救われることがある。それをあんたが教えてくれたんだ。あんただけが教えてくれた……そっちの貸し分は高い。悔しいけどな」

    これはネズミの台詞であるが、最も好きな言葉でもある。
    自分に希望を与えてくれた、ただ命を救うよりその価値の方が重いというネズミの言葉を、とても好ましく思う。

    この美しく整備された都市の本性と、その外側について、読者は紫苑と共に少しずつ触れていくのである。

  • ☆2.8
    続きを読むのが楽しみ

  • 読みやすい。すごくスラスラと読める。
    初めての、あさのあつこさん。最近なかなか小説をスラスラと読めなかった自分も、この小説はとてもスラスラと読めた。

    ディストピアと言うべきか。理想都市と思われたNO.6に、市民である紫苑と、紛れ込んだネズミ。この2人が中心となって描かれる小説。

    シリーズものなのでこれから続いていくんだろうけど、中々先が読めない面白い展開になっているので続きが楽しみ。

  • 読んみやす。
    この物語がどういう終わり方をするのかで、1冊目の評価もきっと変わるんだろうな。

  • ネズミかっこいい
    早く続き読みたい

  •  小学生の頃、すごく好きだった本。5月に続きが出ると聞いての再読。
     ほとんど内容を覚えてなかったからこんな話だったっけ、と少し驚いている。児童文学にしてはなかなかに刺激的な部分があるな、と思った。
     すごく読みやすい。そしてときめく文章がたくさんある。あとがきを読んで、作者さんがすごく好きになった。

    「ネズミを受け入れたことを破滅というなら、ためらわず同じ破滅を選んでいる。」

    「あんたの言うとおりだ、人は確かに人に救われることがある。それをあんたが教えてくれたんだ。あんただけが教えてくれた……そっちの貸し分は高い。悔しいけどな」
     何この二人。おたがいにクソでか感情抱きあってんじゃん!末永くお幸せに。友情よ、永遠なれ!!

  • 小説世界と登場人物の紹介の巻という感じで、まだほんの序章。

    主人公の紫苑は、12歳の誕生日の夜、怪我を負った少年を助ける。
    応急手当をし、食事を与えただけであったが、「ネズミ」と名乗る少年は凶悪犯罪者の烙印を押され、護送中に脱走したのだった。
    そのため、NO.6は紫苑を不適合者と判断し、母親ともどもエリートのすべての特権をはく奪し、NO.6の辺境へ追いやった。
    ちなみにNO.6とは、都市国家の名前で、このような都市がいくつもあるものと思われる。

    4年後、公園管理の仕事をしながら進学のためのお金を貯めている紫苑のまわりで、不審な死体が頻発する。
    急激に老化し、即座に死後硬直が訪れては解ける、そしてすぐに腐敗する。

    当局はそれをすべて紫苑の仕業であるとでっち上げ、紫苑を逮捕しようとするのだが、間一髪で「ネズミ」が紫苑を連れ去り逃亡することになる。
    というところまで。

    まだ全貌が見えないので、この先話がどう展開していくのかはわからないけれど、全体主義の都市が市民を守る一方で不適格者を排除するというのが、新井素子の『大きな壁の中と外』を彷彿させる。
    好き。

  • 謎に包まれたNo.6が不気味に感じる一方で、登場人物達が生き生きと描かれているのが対照的です‼︎もし4年前のあの嵐の日に戻れたとしても、今までの恵まれた生活を捨てて、ネズミを助ける選択をする、と言い切る姿勢が紫苑の優しさをよく表していると思いました‼︎No.6で今何が起ころうとしているのか…その謎を読者も一緒になって追っていける物語です!

  • 序章の一巻という感じ

    回りくどさのない読みやすさ。
    ネズミと紫苑の会話がテンポよくて好きだし、ネズミと紫苑の思考回路がなかなかにハマる。賢い主人公が好きな方はこの2人のこと気に入るのでは?

    「あいかわらず天然だな」
    この一文でニヤッとしてしまったし、共感してくれる人がいたらとても嬉しい。

    偶然が引き寄せた運命の出会い。これから2人がどのような行動にでるのか気になるしNo.6についても気になります。

  • 小学6年生の頃に、図書室で読んだ本。再読。
    近未来SF、ディストピア小説。
    分かりやすくドキドキしてしまった。
    温室育ちのお坊ちゃんとスラム育ちの少年って組み合わせ、王道だけどやっぱり好き。
    完結してるみたいなので、一気に読んでしまいたい。
    どこまで読んだかとか、内容とかは一切覚えてないけど、小学生の頃も読んでいてドキドキしていたのは覚えている。

  • やや設定が単純過ぎるきらいはあるけど、少年達の掛け合いは面白いし、物語がこれから始まるという高揚感がある

    No6での生活が具体的にあまり書かれていないので、作られた理想郷というのがどういう感じなのかいまいちピンとこないのがちょっと残念
    管理社会という割にネズミには比較的簡単に出入りされてるのとかどうなのかなと思うけど

    いずれにせよこれからの展開が楽しみ

  • 出会いによって少年の世界が開かれていく物語なのだと思う。それは人であったり、知識であったり、場所であったり、物語であったり、何と出会うのかは様々で、しかしその都度、少年は自身の常識を更新せざるを得なくなる。そうして見えてくるのは、希望。

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著者プロフィール

あさの あつこ:1954(昭和29)年、岡山県生れ。青山学院大学文学部卒業。小学校講師ののち、作家デビュー。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリーII』で日本児童文学者協会賞、『バッテリーI~VI』で小学館児童出版文化賞、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞。著書は『福音の少年』『No.6』シリーズ、『弥勒の月』『アーセナルにおいでよ』など多数。

「2025年 『あなただけの物語のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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