帰ってきたアルバイト探偵 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.66
  • (46)
  • (53)
  • (95)
  • (9)
  • (1)
本棚登録 : 615
感想 : 36
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (616ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062755276

作品紹介・あらすじ

核爆弾から都民を守れ! あの不良親子が帰還(カムバック)
テロリストにはジョークを、惚れた娘には献身を――

武器商人モーリスの死体が六本木の再開発地で発見された。7年前に失踪した彼の最後の商品は、小型核爆弾――都心に隠された爆弾を探すために、内閣調査室はあの親子に依頼した! 鍵を握るのはとびっきりの美少女、モニーク。隆(りゅう)クンと涼介親父が命がけのジョークでテロリストに挑む、人気シリーズ帰還。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • シリーズ物。たまたま借りて読んだけどスケールの割りに重たくなくたんたんと読めた。高校生探偵、コナンみたいな感じ。

  • シリーズ6作目。タイトルの通り、シリーズ復活第1弾。変わらずの親子探偵の軽妙なやり取りに引き込まれます。小型核爆弾の回収にも関わらず。
    ・同じ女と長くつきあうと、必ず向こうの方が権力をもつ(P25):なるほど…。
    ・今ある立場を嘆くより、それを少しでもよくする努力がかんじんだ(P84):同意します。

  • 2004年の作品。
    1986年〜1991年にかけて短編集2冊・長編3冊を出版。その後停止していたアルバイト探偵シリーズの復活版、とともに現状では最終巻。

    七年前に小型核爆弾とともに失踪した武器商人の死体が発見されるとともに、小型核爆弾を巡って抗争が繰り広げられるという、もろスパイ小説。
    前作「拷問遊園地」では苦悩し大人になった冴木隆くんだが、今回は初期の明るさが戻ってきた感じ。
    エンタテイメント小説、面白かった!!
    (図書館)

  • 現状、シリーズ最終作。

    前作までにはなかった携帯電話が登場。
    一気にお話が近代的に。

    一方、中国が(今より)信用できる、って点にまだまだ時代を感じたりもする。

    前作まで頻繁に登場した相棒「NS400R」が「バイク」表記に。

    時代に即した細かい変更はあるが、基本的にいつものノリ。
    しかし、今まで以上に複雑なお話になっており、わりとよく「死ぬ」。
    「え、その人死ぬの?!」ってなのも。

    リュウ君がもう成人そうな年頃なので、
    もう「アルバイト探偵」とは言えなくなってきているんだと思う。
    続編はもう無理なのか、スマホ片手に「続・帰ってきたアルバイト探偵」がるのか、
    はてさて。

  • ついつい面白くて一気読みした作品!
    テンポも凄くよく、とても読みやすかったです!

  • こんな軽ハードボイルドが好き。長編になると、どうしても話が大きくなるけど……サイキ親子の会話はかっこよくて、一気に読めた。リュウの機転の良さ、リョースケの危ない目に合わせるけど息子を守る姿。私の好きな親子かな。シリーズ系が終わりになると愛着のある登場人物と離れる淋しさが。内容は、ちょっぴり大きな舞台になりすぎ?だけど、この親子が好きなので楽しく読めました。また会いたいな。

  • 帰ってきたアルバイト探偵 (講談社文庫)

  • 評価は4。

    内容(BOOKデーターベース)
    武器商人モーリスの死体が六本木の再開発地で発見された。七年前に失踪した彼の最後の商品は、小型核爆弾―都心に隠された爆弾を探すために、内閣調査室はあの親子に依頼した!鍵を握るのはとびっきりの美少女、モニーク。隆クンと涼介親父が命がけのジョークでテロリストに挑む、人気シリーズ帰還。

    おふざけ探偵物語シリーズである。今回も冴木お父さんはかっこ良かった~。
    最後の最後に頼りになるってのが良い!。
    どれだけ高校生リョウ君が冴えたアイデアを出そうが、機転の利いたアクションをしようが、所詮私から見ると息子だわ。
    話の内容は核爆弾を爆発させるなどと言うあり得ない話ではあるが、そして最後に正義は勝つと分かってはいるが、それでも、読む手が止まらず最後まで一気読み。

  • アルバイト探偵シリーズ,現状では最終巻。
    新宿のど真ん中で,ヤクザ屋さんとか中華マフィアとか,ロシアンマフィアとか,謎の花婿集団入り交じっての核爆弾争奪戦。
    冴木親子があいかわらずチャラカッコよく,島津さんは相変わらず苦労人。
    随所に新宿鮫ネタも散りばめられていて,読み応えがあった。

  • このシリーズは大好き。
    父と子の掛け合いがいいね。

全36件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大沢在昌の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
あさの あつこ
宮部 みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×