ファンタズム (講談社文庫)

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  • 講談社 (2006年11月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (317ページ) / ISBN・EAN: 9784062755634

みんなの感想まとめ

倒叙ミステリーの本作は、犯人が最初から提示され、意外な真相が浮かび上がる独特な構成が特徴です。印南野市での連続女性殺人事件を通じて、狂気的な美の謎が描かれ、読者は予想外の展開に翻弄されます。犯人の供述...

感想・レビュー・書評

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  • あぁ、そう。。。

    誰もミステリーとは言ってないやねぇ。。。。

  • 倒叙ミステリー。犯人は有銘継哉。
    犯人の痕跡を残しまくり、事情聴取されても堂々たる供述と犯人だよというヒントまでだしちゃう。
    ホワイダニットがかなりぶっ飛んでるというか、もはや理解不能。

    読む人を選ぶであろうオチにむむむ。

  •  狂気的な〈美〉の謎が解き明かされる時、意外な真相が浮かび上がる……かと思いきや。ということで本作は、最初から読者に犯人が提示されている、いわゆる〈倒叙ミステリ〉のような体裁を取っているのですが、どうもそんな感じがしない。

     印南野市で起こる連続女性殺人事件、自らの犯行を誇示するかのようにわざとらしく残された指紋……著者の作品だと『殺す』や『狂う』などを思わせるような展開で進んでいくのですが、似ているようで、でも最後まで読むと、全然違うタイプの作品だったことが分かります。かなり異端な作品と言ってもいいかもしれません。たぶん0点か100点か、かなりひとを選ぶ内容だなぁ、とは思いますし、気軽に薦めにくい作品ではあるのですが、私はこういうのが大好きなので、100点側で。

  • サイコサスペンス。ミッシングリンク。
    個人的に、西澤さんはSFミステリーとタック&タカチシリーズの印象が強いが、それらとは別物。
    ミステリーと思わず、シンプルに物語を追えばきっと楽しめるはず。
    自分はこの作品、とても好きです。

  • 笑った(笑)さすが(笑)

  • …なんていうか、あたし、こういうの苦手だなぁ。
    ミステリとして。
    清涼院流水みたいなの。
    謎があるんだけど、解決しない…みたいなの。

    不思議な事件があったときに、これをどう合理的に説明できるのか、っていうのが、あたしがミステリーに期待しているものであって、合理的ではない説明…というか、説明もないようなミステリーって…。
    謎が深ければ深いほど、事件の箇所を読んでいるときに期待が増すから、解決がないと、なんかすごく損した気分。
    事前にあらすじなどでわかっていれば、心の準備ができて、まだよいんだけれど(それでもやっぱり、清涼院とかは全然好きじゃない)。

    解説によれば、『フェティッシュ』も、こういう部類(解説者曰く「幻想的犯罪小説」)のお話らしいから、文庫化のさいには、心の準備をしてから読まなくちゃ。

    でも、ミステリーとしてはあまり好みではないものの、西澤保彦はやっぱりイイ!
    ミステリー以外の部分で、見せる(魅せる)ものがたくさんあるから。
    今回も、登場人物の心理描写がおもしろかった。
    あたしがとくに好きなのは、主人公の心理描写。
    なんていうか、掴み所がない一方で、すごくよくわかる気もする。
    不思議。

    主人公は、本の中で、被害者に対して「きみである必要はなかった。でもきみでなければならなかった」と言うけれど、たぶん、主人公にとっては、犯罪でなくてもよかったんだけど、犯罪でなくてはならなかった、のだと思う。
    わからないようで、やっぱりわかる気がする。
    不思議。

  • ジャンルは「幻想ホラー」らしい。
    最初から犯人の名前とか被害者との関係とか全部明かされていて、警察がどうやって犯人を突き止めるのかって話かと思いきや。
    最後の最後にどうしても解けないアリバイトリックが。
    こういう話が好きな人は(あまりいないと思うけど)殊能さんの「黒い仏」もいけると思う。
    わたしはあまり……
    恩田作品みたいな読後のやり場の無い怒りみたいなものがなくて、なんでだろうって考えた。
    多分、西澤さんの筆のうまさではなく、個人的には理解不可能な心理描写にのめり込めないだけだと気づいた。

  • サイコ系シリアルキラもの。
    トリックは見事だけど,最後で激しく失速・・・。

  • えー?!

  •  女性ばかりを狙う連続殺人。殺人方法も場所も全て異なるが、犯人の指紋ははっきり残っており、前の殺人の新聞記事が現場に残されているので、同一犯人による連続殺人事件であることは間違いない。しかし、被害者たちのつながりが見つからなくて…という話。やっと犯人に目星をつけるが、彼には鉄壁のアリバイがある。

     捜査側から書くとそういう話になるのだが、犯人側から書いた章が挟み込まれるので、読者には犯人も彼の心理も見えていて、典型的な倒叙ミステリとして読み進めていくことができる。サスペンス色もあるし、犯人の心理の奥にあるものは謎として残るし、ぽつりぽつりと「病んだ」人たちがさりげなく配置されていたりして、そのラインの小説としても読ませる。

     そんな気分で読んでいくと、最後に思いっきり背負い投げを食わされる。正直びっくりした。実を言うと、かなり不満である。そこへ話が行くのなら、ここまで一生懸命読んできた自分は何だったの?って気分である。
     好きな作者なのだけど、この方向性で行くのなら、最初にそう書いておいてほしいな、というのが実感であった。
    2009/4/13

  • 職場の飲み会にて、ふと確信した事。
    それが人を殺さなければ、という事。

    というわけで(?)さくさくっと殺してます。
    しかしどうやって殺しているのか、というミステリーなのか
    それとも不思議話なのか…それすらミステリー(笑)
    どっちなんだろう、と読み進めれば、落ち込む方向で
    裏切ってくれる最後でした。

    面白かった、というより、読み進められた、という感じはありますが
    この最後にはちょっとがっくりと。
    色々説明がなされてはいませんが、多分刑事が一番正しいのでしょう。

  • 途中までは面白かったのに…!
    謎が謎のまま残ってしまった…残念…。

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  • 継哉は、リサを殺した。
    ほとんど会話を交わした事が無い彼女を殺したのだ。
    継哉は、彼女の家の玄関で彼女をスパナで殴り、用意しておいたロープで彼女の首を絞めて殺した。
    警察は、通報を受け駆けつけた。凶器のスパナとロープは、放置してありそのスパナには、指紋がたくさん残っていた。口には、四文字の漢字の紙が残されてた。捜査を開始した警察は、理沙子の周辺を探ったが継哉まで辿りつけずにいた。
    半年たった頃・・。メグが殺された。
    市内で一人暮らしをしていた彼女は、果物ナイフでメッタ刺しにされていた。果物ナイフには、指紋がたくさん残っており、口には理沙子の事件の記事が入っていた。そして、また一人・・・。
    継哉の思いから幕を開けた連続女性殺人事件。理想の殺人を追い求める継哉。警察は、物的証拠と遺留品があるのだが、女性達とほとんど接してない継哉には、なかなか辿りつけないでいる。やがて、事件の真相に近づいたのだが・・・。

    終り方は、問題ありありですが、ロジック・過程がとっても面白いです。ん〜お薦めしようかな?どうも好みが分かれるような作品です。
    継哉の異常心理。警察の捜査が読みどころですね

  • 納得いかないオチってニガテなんです。

  • 作者の言葉を読んで、叙述トリックだと確信しながら読み進めたわけですが・・・・
    ・・・・こう来たか!!
    まさか作者の言葉からトリックが始まってるとは!
    (いや本当は違うのかもしれないけど、本当のことなんてどうでも良くなる作品です)

  • 新規購入ではなく、積読状態だったもの。
    2011/11/29 読了。

    印南野市で起こる連続殺人事件。犯人は何故か証拠を残しまくっていく。やがて容疑者が浮かび上がるが、鉄壁のアリバイがあった。犯人はどのように犯行を繰り返したのか。
    ストーリー展開上、犯人は最初からわかっているのだが、この結末はどうなんだろうか。イマイチ消化不良。

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著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。
『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。
本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。
近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。

「2023年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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