四季 春 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062755689

感想・レビュー・書評

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  • 真賀田四季の幼少期。
    Vシリーズラストの瀬在丸紅子と真賀田四季の出会った時の四季の状態が詳しく書いてあった。
    まさかそんなとこまで考えて書いていたとなるとやはり森博嗣さんはすごい…。
    「夏」が非常に楽しみです。

  • 天才、真賀田四季の幼少期の物語。すべてがFになるを読んで、真賀田四季という人物について知りたいと思い読んでみました。

    一人称が「僕」である複数の人物(人格)が主体となって話が進められるため、誰が話をしているのか混乱してしまう話でした。

    天才の思考は、このような思考なのかと感動させられる一方で、内容を理解するのは難しかったです。

    S&Mシリーズ、Vシリーズといった他の森作品を読んでから、再読したいと思いました。

    本作を読むにあたっては、ある程度登場人物を理解してから読むのがオススメです。

  • 200ページまでずっと違和感を感じながら、鈍感なので、わからない状態で読んでた。200ページ辺りでやっと違和感の理由に気づき、最初からもう1度トレースして、やっと納得したかと思ったら、ここからまた謎が深まり、最後まで全部は理解出来ずにいた。ネットで深読みのサイトを見つけてちょっとスッキリしたというか、最後の最後だけ混乱したけど、その手前までの理解はどうも合っていたみたい。いやー、森先生天才すぎる。夏秋冬も楽しみにしながら、春のように混乱したくはないなぁ。

  • #読了 #森博嗣 #真賀田四季 #講談社文庫 #読書好きな人と繋がりたい

  • 天才、四季の幼少期を描いた作品。春夏秋冬シリーズの中で1番好きだ。純粋で清らかな湖面のような口調の四季と、その対話相手としての目線で綴られる文章。自分のことがわからないまま物語の時間は進んでいく、浮遊感を味わう。
    何度も何度も読んでしまう。その度に見方が変わる。

  • 一度Vシリーズを挫折し、
    そこからは森博嗣さんのエッセイ?コラム?のような
    新書を読み。
    久しぶりに短編集を読んで復活。

    S&Mシリーズを読んでいたし、
    四季シリーズは4巻だけだし!と思い、
    ネットで相関図を検索し、
    なんとなくを頭に入れて読み始めました。

    真賀田四季の幼少期。

    もうすでに完璧すぎて、
    私にその記憶力を少しだけ分けてほしいとさえ思いました。苦笑

    最近読んだ「ジェノサイド」でも人類が発達して、
    人類を超えた人が誕生してましたが、
    真賀田四季もそんな感じかも、と。
    人間はすべて下等動物に見えてたりして。

    途中、誰が誰だか何が何だかわからなくなったのは
    私の読みの甘さです。苦笑

  • わからないうちに話が進んで話が終わってしまった
    他の本も読んで理解を深めていきたい

  • S&Mシリーズの大ファンなので、真賀田四季の天才ぷりを今まで知らなかった時系列からみれたのが読み応えそのものだった。
    視点や関係や登場人物たちの事情がわざと分かりにくいようにされてる文章も良かった。

  • 「僕はよく、夢の中で大きな怪獣に襲われる。
    どこに隠れても、どこまで逃げ回っても、追ってくるのだ。

    だけど、一番安全な場所を、僕は知ってる。
    その怪獣の頭の上に乗ることだ。
    怪獣の友達になれば良い。

    人間は、こうして、あらゆる恐怖を乗り越えてきた。
    神を奉ったのだって、同じ理由だろう。」

  • どの人間が発言しているのか、なとど考えさせる余裕もないぐらい境界が曖昧 夢か現実かも分からないまま手探りで読み進めていく恐怖と好奇心が凄い

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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