四季 夏 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 237
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062755696

作品紹介・あらすじ

十三歳。四季はプリンストン大学でマスタの称号を得、MITで博士号も取得し真の天才と讃えられた。青い瞳に知性を湛えた美しい少女に成長した彼女は、叔父・新藤清二と出掛けた遊園地で何者かに誘拐される。彼女が望んだもの、望んだこととは?孤島の研究所で起こった殺人事件の真相が明かされる第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • 「もう十三年も生きた 」

    四季シリーズ、真賀田四季の13歳
    S&MシリーズとVシリーズのリンクを明らかにする1冊です
    妃真加島最初の事件の真相が語られ
    Vシリーズから主要メンバーが多数出てきます
    今回は四季の内面に触れるお話
    限界を感じ、望んだとおりに実行し
    それが「すべてがFになる」にたどり着くのだなと思いました
    本当に短い一瞬の出来事は、まさに夏
    花火のようにぱっと終わる季節です

  • 保呂草と各務, 紅子とへっくん(犀川先生)と喜多先生, 林と七夏。
    なんて豪華な四季シリーズ。

    真の天才たる四季に人間らしさを一瞬だけ感じた暑い暑い夏。
    なるほど, これが「すべてがFになる」の前置きだとすると, どれだけ練りに練られた作品なんだ…圧倒される。
    「すべてがFになる」の再読のタイミングを決めかねちゃう。

  • 真賀田四季の思春期を描いた作品。
    自身の恋愛感情を理解できず年頃の少女らしい疑問を抱えつつ冷酷な天才として完成していく四季の姿が描かれている。また、「すべてがFになる」で語られていた四季が起こした過去の事件までが明らかになる。

    思春期といえど四季らしさが損なわれることなく、凡人らしい悩みを天才としての価値観で解決しようとする様に多少の恐怖を感じる面白さはそのまま。
    恋愛感情という感覚に鈍い人は多少の共感と一つの解答か示されるのでそういう意味でも楽しめるかと。

  • 真賀田四季に惚れられる男の気持ちってのはどんななのだろうな。     
    そう言えば真賀田四季って両親を殺害したんだっけか。    
    すべF読んだのがもう7年前。そりゃ覚えてないわな。   
    そして7つ歳をとった今となっては新藤さんに同情してしまう。まぁ誰も彼女に抗うことはできないのだが……。   
    交わされた約束……。     

    ひょっこり登場する喜多くんと犀川くん。ここまでくれば鈍感な私でも嫌でも分かる。分からざるを得ない。凄いなぁ……。

  • キシオが現れてくれて嬉しい
    各務と保呂草が気になる、こちらもスピンオフはあるのだろうか?

    四季が妙に子供っぽかった気がする。遊園地で拘束されるあたりや叔父とのこととか。

  • 春の続き
    すべてがFになるに続く話
    衝撃的なエピソードにいたるまでのお話

    よかった点
    ・春よりも、四季の思考が見える
    ・天才も、所詮人間。愛することを知ってからの行動は理解しがたいけど。
    ・あらゆることに緊迫感がないが、たぶんそれは四季の感覚で世界を見ているから。時間のゆっくり流れる感じがおもしろい

    イマイチな点
    ・登場人物はそれぞれキャラが立っていて必要不可欠な感じがあるけど、メイン以外の出来事がとても瑣末なエピソードな印象。このくだりいる?って感じるときが多い。

  • 既読

  • 過去の既読本

  • 森先生の作品は数学的に面白く、読みたくなって読んでしまった。

  • 5年振りに再読。
    当時は新卒で入った職場を辞めた頃。

    社会の枠がわからない私には難解な一冊だった


    そして5年。
    スイカの中心を食べるには、周囲の味を知る必要がある
    私は周囲を知らなかった。
    今さらそれを気付かせてくれる一冊。


    「お約束します。いつか、必ず」

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著者プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

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