四季 冬 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 2948
レビュー : 215
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062755719

作品紹介・あらすじ

「それでも、人は、類型の中に夢を見ることが可能です」四季はそう言った。生も死も、時間という概念をも自らの中で解体し再構築し、新たな価値を与える彼女。超然とありつづけながら、成熟する天才の内面を、ある殺人事件を通して描く。作者の一つの到達点であり新たな作品世界の入口ともなる、四部作完結編。

感想・レビュー・書評

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  • 過去の既読本

  • 書いてあることが理解できない、納得できない、受け入れられない矛盾。全てが偽りだと信じることも出来るし、信じたところで、どちらも差はないのかもしれない。

    故に、私の感想はただ一言。

    「神様、よくわかりませんでした」

  • 四季がとても人間らしい思考に戻っていく。森博嗣さんの、普段気づかないけど、あそうだなぁ、と思うセリフが沢山目から鱗でした。

  • 百年シリーズにも出てくるキャラクターの名前が、という事は百年後の世界の話なのでしょうか。

    読者をどこまでも謎に導く四季。
    四季の圧倒的に長い時の流れ。
    犀川先生が四季の内部に取り込まれなかった理由や四季の涙、その他にも印象的なシーンが。

    内容を理解するのは難しいけど
    S&Mからの一連のシリーズにおいて
    秋と冬はターニングポイントだなと感じました。

  • 天才真賀田四季の内面・思考を描いた巻
    今まで疑問だった真賀田四季の行動の意図が示される。

    春を読んだ時、僕は真賀田四季は生き急いでいると感じた、
    人間はゴールもなくそんなに遮二無二走り続けられるものだろうかと疑問に感じた。

    春、夏の頃には、まだ、彼女は完成されていなかった。
    そう考えると彼女は自分の完成というゴールに向かっていたわけだ。

    秋、冬では完成された真賀田四季が示される。
    人間は世界を脳で認識している以上、
    完成された脳を思った真賀田四季は行動する必要が無い。
    想定外の答えが出ない以上、
    誰かとコミュニケーションを取る必要も無い

    あぁ、そうか。
    真賀田四季は完成された人類だと言うことか。
    人間から原始的な部分をなくして、
    対極にある文化的な部分のみで生きている。
    そして、人間は美しいから好きだと言う。

    真賀田四季は非人間的だと、ずっと思っていたけれど
    非動物的であるだけで
    真賀田四季こそがもっとも人間的だということか。

  • 既読

  • 森先生の作品は数学的に面白く、読みたくなって読んでしまった。

  • 2018/8月

    あ〜ノイタミナちゃんと四季のバッググラウンドまで描いていたのか〜ああ〜
    そして百年女王

  • 四季シリーズはS& MシリーズとVシリーズを読んでいないとわからないでしょうが、読んだ人にとっては、次のシリーズを匂わせる絶妙な展開でした。ファンにとってはオールスター作品ですね。

  • 天才の頭の中ってこんな感じなのかなという漠然と読んで思う。一度に色んなことを処理できるって羨ましい。結構人生楽しんでる気がする四季さん。

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著者プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

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