穴 HOLES (講談社文庫)

制作 : 幸田 敦子 
  • 講談社
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本棚登録 : 1349
レビュー : 191
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062755870

作品紹介・あらすじ

無実の罪で少年たちの矯正キャンプに放りこまれたスタンリー。かちんこちんの焼ける大地に一日一つ、でっかい穴を掘らされる。人格形成のためとはいうが、本当はそうではないらしい。ある日とうとう決死の脱出。友情とプライドをかけ、どことも知れない「約束の地」をめざして、穴の向こうへ踏み出した。

感想・レビュー・書評

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  • 収容施設に送られた子供達は人格形成の為に毎日一日中穴を掘らされます。でも所長の本来の目的はと違和感を感じ始めます。きっかけは、友を絶対的に信じる想いでした。幸福も不幸すら何も感じないことほど哀しいことはありません。体力も精魂も尽き果て死に際になっても、ああ私は幸せだ、直接映らぬものを見上げ笑えるほど、悔いなく人生という穴を掘り続けてる者がどれだけいるだろう。過ちは犯せば正し埋める、そんな当然のことが出来ない世の中で、少年の正直さ、友を庇う強さ、命懸けで掘り出した答えは宝にも変えられないものだと思います。

  • 海外の小説は登場人物や場所が全てカタカナだから読み進めるのに時間がかかるのですが(私だけ?)、この物語は難しい表現や名前が一切出てきません。なぜこんなにスタンリーは不運なんだ?どうして所長は子供たちに穴を掘らせるんだ?そういう謎が最後にとけてスッキリ。
    この物語はスタンリーとスタンリーのお父さんとそのまたお父さんとそのまたお父さん、それぞれの時代をゆがめた一つの約束のはなし。

  • すごく面白いんだけど、どうやって人に薦めたら良いのか分からなくてもどかしい。

    伏線回収が凄まじかった。

  • 面白かった!色々繋がってゆく。途中、あまりに自己中な大人が、子どもをいたぶる様が辛かったけど、
    爽快な終わり方で、モヤモヤも晴れた。
    伏線の張り方と回収が素晴らしい。
    ハッピーエンド万歳!

  • ついてない少年が誰かのせいにせず自分と向き合うことでハッピーエンドになる。それがよかった。同じ作者の『顔をなくした少年』がお薦め。

  • なんか久しぶりにすごい本を読んでしまった。すごすぎて、ネタバレしないと(否、しても)上手く説明出来ない。

    とにかく面白かった。

    主人公とゼロの奮闘を見守るのに手一杯で、百年前とかの挿話に耳を傾けながらも、「主人公大丈夫か、大丈夫か」って、すごく心配してた。
    物語に入り込んでしまって、気がついたらエンディングで、それもすごいハッピーエンドで、心が温かくなった。それで「あーよかった!」って思ってから布団に潜って振り返ってみたら「あれ、この部分とこの部分がリンクしてて、あれ?このキャラとこのキャラがつながってて、あれ?この約束ってこの時のこのセリフが叶ったってことで、え?え?」って全部が綺麗に無駄なくまとまってることに気付いて、それで脚をジタバタさせながら「うわー、すごい本読んじゃったよ私!」って嬉しくなっちゃって。

    とにかく良い本だった。

  • うまく書けませんが、日本の児童文学とは違う。その違う感じがいやだとしても我慢しながら100頁くらい読んでみてほしい。
    なんだか有名な本らしい、くらいの前知識で、どんな話かなんて知らないで読んだほうが面白いです。
    この本だけは解説は最後にゆっくりと。

    好きなのは、198頁目と312頁目そして、264頁目。

  • こらぁ、おもしろい。
    個性豊かなキャラたちと、ユーモアセンス。
    遊び心のあるトリック。
    気付くと主人公を応援している不思議現象。
    私はこの作品が好きすぎて、読めもしない英語の原作買ったぞ。

  • DIVE!の森絵都氏がオススメの児童書。
    しかしミステリ好きのボクには物足りない。

  • すごい

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