幽界森娘異聞 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062755894

作品紹介・あらすじ

猫たちを拾った森で、"彼女"に会った。生前は一度も会ったことがなかったのに。文豪の娘にして耽美の祖?!森茉莉と運命的に遭遇した作家は、様々なイメージに翻弄される。作品の中に生きている彼女、この活字の森の中では「森娘」、と作家の関係性が、うねりながら浮かび上がり、符合する。泉鏡花文学賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 2006-12-00

  • 5/9 読了。
    めちゃくちゃ笑った。

  • 表題のとおり、メインは「森娘」こと「森茉莉」についてなのですが「元祖やおい作家」みたいな評価があることを知って、むしろ今さらビックリしたりしました(笑)。笙野さんの口(文章)から「やおい」だの「萌え」だのという言葉が出るのもまた意外。

  • 表紙に惹かれて。
    森茉莉さんを知らないのでいまいち。

  • 2009/7/13購入

  • 読みました…というか、斜め読み?半分くらいは普通に読んでいたのですが
    それ以降は我慢できずに斜め読み。

    3分の1くらいまでは「森茉莉」という人について書かれてる? と
    思いながら読み進めていたのですが、違いました。
    実在する人について書かれているようなのです。
    知っている人ならともかく、知らない人についてだったので
    それほど面白くもなく…挫折してしまいました。

    最後の方に違う話がついていたので、それはきっちり読ませていただきましたw

  • ひと言でいうとよくわからなかった。森娘との言葉のセッション? 帯や解説にはそうあるが・・・読み終えた今は猫にはまった話、やったと思っている。おたく的、エネルギーでずんずんずんずんきて、スリリングで最後はどうなるんやろう、と引き込まれてしまった。とにかく不思議やった。これは何の話なのか?「そこは路地が全部生きている東京の小さい駅」には、納得。千葉に引っ越したらその対比がはっきりしたんやろな。
    それにしても頼娘、あの学校のどこにいたんやろう。

  • すっごい読みにくいんですけど、文体が読みにくいんですけど、このひとって、いつもそうなの!?叫ぶように勢いをつけて読むと(音読はしないけど)流れに乗れるかも。あたしも森茉莉は好きなんだけど、そんなに読み込んでるわけじゃないから、びみょ〜。

  • 森茉莉ファン以外はどう読むのだろう?

  • 85点

    解説・佐藤亜紀

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著者プロフィール

笙野頼子(しょうの よりこ)
1956年三重県生まれ。立命館大学法学部卒業。
81年「極楽」で群像新人文学賞受賞。91年『なにもしてない』で野間文芸新人賞、94年『二百回忌』で三島由紀夫賞、同年「タイムスリップ・コンビナート」で芥川龍之介賞、2001年『幽界森娘異聞』で泉鏡花文学賞、04年『水晶内制度』でセンス・オブ・ジェンダー大賞、05年『金毘羅』で伊藤整文学賞、14年『未闘病記―膠原病、「混合性結合組織病」の』で野間文芸賞をそれぞれ受賞。
著書に『ひょうすべの国―植民人喰い条約』『さあ、文学で戦争を止めよう 猫キッチン荒神』『ウラミズモ奴隷選挙』『会いに行って 静流藤娘紀行』『猫沼』『笙野頼子発禁小説集』『女肉男食 ジェンダーの怖い話』など多数。11年から16年まで立教大学大学院特任教授。

「2024年 『解禁随筆集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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