ミルキー (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 721
レビュー : 83
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062756204

作品紹介・あらすじ

女の秘密がぎっしり詰まった12本の絶品短篇集
美しく、いやらしく――
恋とセックスのためなら女はどこまでもずるくなる

《人妻とのつき合いは、いろいろな味をそのつど男に与える》。産休明けで諸橋陽子が職場復帰した。広告代理店に勤める奥村裕一は、妊娠前の陽子と数回関係をもっていた。子どもを産んで、以前より美しくなった彼女を、裕一は誘うが……。表題作「ミルキー」を含む、女の秘密がぎっしり詰まった12作の短篇集。

感想・レビュー・書評

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  • 悔しいほど面白く、林真理子はやっぱりすごいと思った。
    そして、これがこんなに面白いということは、私は立派なもう若くない女なのだわと、
    苦笑い、でもわかっちゃうんだ。

    えぐいほどのリアルさで、
    しかしなんだろうかこのえぐい人間の生き様が
    どうにもこうにも肯定され勇気づけられる感じ…。
    これを書いているのがお洒落なかつて美人で今も小奇麗な女流作家ではなく
    林真理子だっていうのが何よりの証明かのような。

    本当に素晴らしい。

  • きもちわるい。
    歳をとり中年女になるのが怖い
    みじめ



    「他の女に盗られるというのはまだ諦めがつく。新しい女がいないというのに男の態度が変わるということは、男の気持ちが醒めたに他ならない。気持ちが他の女にそっくり移るのと、消滅してしまうのとどちらが屈辱的であろうか。」

    「知性というのは別に高学歴だったり、さまざまな知識を持っていることではない。世の中で起こること、知り合う人物、襲いかかってくる災難に対して、どのような感想を持ち、どのような対処ができるかということなのだ」

  • 女の秘密が集まった短編集。。
    私は、不倫という秘密を一生持つことはないだろう。

    でも、ちょっと、このような不倫のお話
    たまには、読みたくなるんです。

    夫が息子が妻に隠れて母に隠れて。。
    ちょっとHなビデオを見るような感じかな。

  • 林真理子さすが。不倫、浮気のオンパレードであるが、様々状況も身分も違い、短編それぞれの、設定の違いが面白く、同じ女の人生、不倫でもここまで色々な描写ができるのはさすがだと思います。
    恋に酔えるのは女の特権か。
    読み終えていま、不倫の行き着く果てのしんどさを思うけど。スラスラ隙間時間に読めてしまう本です。

  • おもしろくなかった

  • ・9/20 読了.なんだか女性の不倫系の話ばかりだけど妙に心情が理解できて納得できるのはなんでだろう.やっぱり今の自分みたくいい歳になったらいろんな立場の人の気持ちが想像できるようになるってことか.これを人間的成熟と言うのかも.

  • 12の短編集。ありがちな日常にあるときめき。恋愛の奥深さをぎゅっとつめこんだ短編。不倫恋愛、既婚女性の心理描写はさすが。
    ミルキー。なかなか面白くよみました。どれもすらすら、短編なので、移動時間などにオススメ。
    読み終えたあとの充実感はあまりないかも。読んでいるときは楽しめたけど、時間経過とともに記憶がかすんでしまう。
    なとなく、一息。それがいい。短編だけど、普通の中に隠された人々の心理を描いているところに拍手。

  • 読了

  • 率直にいうと、何の特徴もない短編集の集まり。多くは不倫をキーポイントとして書き上げられている。
    この本を読むのなら、他の本に時間を割いたほうがいい。

  • 女の怖さを感じました。
    短編小説でよみやすかったです。

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著者プロフィール

林 真理子(はやし まりこ)
1954年、山梨県山梨市生まれ。山梨県立日川高等学校を経て、日本大学藝術学部文芸学科を卒業。コピーライターとして活動後、1982年エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』が、デビュー作ながら話題になる。1986年『最終便に間に合えば』『京都まで』で直木賞を受賞。現在、直木賞、講談社エッセイ賞、吉川英治文学賞、中央公論文芸賞、毎日出版文化賞の選考委員を務めている。2019年4月1日の新元号の決定・公表に先立ち、原案への意見を聴く有識者懇談会のメンバーにも選ばれた。またマーガレット・ミッチェルの名作『風と共に去りぬ』を、主人公のスカーレット・オハラの一人称で描くという大胆に超訳!現在も文芸誌「きらら」にて連載中(小学館文庫より2019年10月より順次刊行の予定)。

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