源氏物語 巻一 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 801
レビュー : 85
  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062756334

感想・レビュー・書評

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  • さぁ「源氏物語」にチャレンジしようと思い立ち、どの作家の現代語訳にしようかと数日かけて調べる。
    瀬戸内寂聴訳は、ですます調の語り口調で中学生でも読めるとのことで安心してチョイスした。

    源氏物語は紫式部ひとりで書いたのではなく複数説があるとも言われているようだが、私は紫式部がひとりで書き上げた物語だと、もちろん信じている。
    千年も昔に、こんなに面白く人を惹きつける物語を創作した作者はどんな人物なのか、そのひと本人にも興味を抱きつつ読んでいました。

    源氏物語は後宮に仕えている女房が語り手となり話が進行していくという設定で書かれている。
    その語り手は、途中途中に「内緒の話をひけらかすのは気がひけるけど・・・。」みたいな言い方をして、事の内容にふくみをもたすところが読者の知りたがり心を、突っついてストーリーにハマらせてしまう。

    それだからなんなのよ、早く教えてよ!と、読者を惑わすテクニック使いに私もやられました。

    当時は印刷技術がないので、紫式部の姉や友人たちが手写しして、それが口コミで伝わり写す人が増えていき読者が広がった模様とのこと。
    その時代にいたら喜んで写し手となって読みたかったものです。

  • とっても読みやすい寂聴さんの訳で名作に挑戦。話には聞いていたが、光源氏の御乱交ぶりが凄すぎる…。現代だったら立派な強姦魔だ。「これが中流の女というものか」と空蝉、お父さん(帝)の妻藤壺、さらには「自分好みの女(嫉妬や文句を言わない人)に育てたい」と幼い若紫。しかも若紫は藤壺の姪っ子というんだから、もうぐちゃぐちゃな関係だ。

    でも名作と言われるだけあり、口説き落としたら興味がなくなる光源氏とか、遊ばれてると分かっているのにどんどん好きになっちゃう女とか、逆に遊ばれてるからこそもう会いたくないとそっけない女とか、恋愛の心理が事細かに描かれている。これは現代でも全く同じ情景であることに驚いた。

    ひとつ、なぜ恋愛御法度のあの事務所のグループ名が光GENJIなのだと疑問に思う今日この頃である。

  • 読み切れるか不安だったが、系図と語句解釈、最後の<源氏のしおり>に助けられ、読了。
    帖ごとに複雑さと面白さが増してくる。何巻まで読み進められるか、挑戦はつづく。

  • 2007/02

  • いつかは読んでみたいと思っていた。何かのきっかけが必要だった。先日、すでにリタイアされた国語の先生が勉強会をされるというので、参加してみた。テーマは「古事記」だった。以前、校通信で神話学入門を書いたとき、ある程度読んで中身は知っていた。そのせいもあってか、勉強会の内容よりもそのあとの懇親会が楽しかった。先生の教え子や知人の方々といろいろと話をした。もちろん先生ご自身とも。先生は「勉強が趣味だ」とおっしゃっていた。自分もそうだと言った。その先生の専門が「源氏物語」だった。本当言うと、高校時代、1年間休学したりしていたため、この先生の授業をほとんど受けていない。「源氏物語」の授業も受けていない。先生の恋愛論を聴いたこともない。担任クラスだった卒業生はかなり恋の悩み相談をしてもらっていたようだ。ビートルズが好きだということは知っていた。けれど、それがご主人の影響だというのは知らなかった。懇親会の後、メールでたずねた。源氏を読むなら誰の訳がいいか。お返事をいただいた。それで、古本で探して(100円ではなく)、10冊まとめて購入。読み始めた。一気に買って読めるかどうか心配だったけど、(岩波文庫で買った「ファーブル昆虫記」は結局1冊も読まずじまいだ。)買わないと読まないから買ってしまった。1冊目読めた。意外と早く読めた。どんどん先にすすめた。現在2冊目を読んでいる。そして、来月、また勉強会に参加する。先生に読んでいますよ、と話ができる。なぜ、「源氏物語」を読み始めたか。これは一種の恋のような気がしている。彼女の好きなものを自分も好きになることで彼女のことをより深く知ろうとする。いやもっと簡単に、彼女の気をひこうとする。こんな気持ちは久しぶりなのだ。本当の恋愛というわけではない。憧れというようなものだろうか。「源氏物語」はもちろん恋愛小説だ。いろいろな女性とのいろいろな恋愛がテーマになっている。いまのところ、私には継母(と言っても5歳しか離れていない)との恋が一番せつなくて、気になるところだ。そして、これから1年間勉強会に参加するつもりだけれど、自分自身の恋の行方も気になるなあ。

  • 原文の味わいを損なわない雅な文章で、でもわかりやすく読みやすかったです。この勢いに乗って続きの巻もがんばって読みたいと思います。

  • おもしろいとはおもえなかった

  • 言わずと知れた源氏物語にようやくチャレンジすることにしました。全10巻読み切るのにどのくらい時間がかかるやら。

    瀬戸内寂聴さんの翻訳なので、読みやすいのですが、原文の雰囲気を残すためかもしれませんが、誰が話しているのか分かりにくい。登場人物のしゃべり言葉がとても似ているので、よく前後関係を把握しないと、誰と誰の会話か、分からなくなってしまいます。

    うーん。難しいな。雅な言葉。

    でも、最後に寂聴さんのまとめがあるので、これがとても良かった。

    さて、2巻へ。

  • とんでもない好色累代小説にさばった気がするが、最後まで読み進むことができるだろうか。

  • 年明けから読み始めました。
    今5巻目ですがとても面白いです。

    寂聴版を読み始めると、田辺版は、小説としておもしろおかしく誇張してあるのかなという印象を受けました。

    源氏の君の政治的な側面も描かれていて、解説も合わせて読むと理解が深まります。
    丁寧な文章で読みやすく、初めて源氏物語を読む方にもおすすめです。

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著者プロフィール

せとうち・じゃくちょう 1922年、徳島生まれ。東京女子大学卒。1957年に「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、1961年『田村俊子』で田村俊子賞、1963年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。1973年に平泉中尊寺で得度、法名寂聴となる(旧名晴美)。1992年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、1996年『白道』で芸術選奨、2001年『場所』で野間文芸賞、2011年『風景』で泉鏡花文学賞受賞。1998年『源氏物語』現代語訳を完訳。2006年に文化勲章を受章。他の著書に『釈迦』『死に支度』『わかれ』『求愛』『いのち』など多数。

「2018年 『花のいのち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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