新装版 カディスの赤い星(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 447
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062756402

作品紹介・あらすじ

フリーのPRマン・漆田亮は、得意先の日野楽器から、ある男を探してくれと頼まれる。男の名はサントス、二十年前スペインの有名なギター製作家ホセ・ラモスを訪ねた日本人ギタリストだという。サントス探しに奔走する漆田は、やがて大きな事件に巻き込まれてゆく。直木賞を受賞した、著者の代表傑作長編。第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞、第5回冒険小説協会大賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 1986年下期直木賞受賞作品で、他にも日本冒険小説協会大賞と日本推理作家協会賞を受賞。
    上巻350ページを過ぎてやっと物語が動き出した。後半のカタルシスに期待(でないと、怒ります!)。

  • 渋いハードボイルド。
    ギター探しがなんだか物騒な話に繋がりそう。
    ただ展開が順調すぎて逆に不自然。

  • 20年前に一度読んで、この度再読。
    時代が変わっても、驚くほど色褪せない小説だと痛感させられる。

  • 逢坂剛得意のスペインもの。面白い作品ですが、時代を感じさせます。30年以上前の作品ですから…。

  • 感想は下巻で

  • P472
    第96回 直木賞、第40回 推理作家賞、第5回 冒険作家大賞 トリプル受賞作品。

  • 気障な男と目の覚めるような美女、酒と煙草とセックスなど、今から見ると設定や筋書きに古臭さを感じなくはないが、1986年刊行なのだから時代の空気を感じて当然ともいえる。
    リーダビリティが高くぐいぐい読ませる。
    Spotifyでフラメンコギターを聴きながら読んでた。
    いざ下巻へ。

  • 何をきっかけにしたのかはっきり覚えていないけど再読開始、★評価は下巻読了後に。
    面白いか否かは下巻次第かな?い今のところは悪くはないけど、古めかしさはどうしても否めない。本当はもっと切羽詰まった時代だったんだろうけど、今から読むとどうにもしっくりこないというのが本音。
    それにしてもスペインってやっぱりヨーロッパでは無いのかもね、ロシアとスペインは違う地域と何かの本で読んだ記憶がありますが、これってベルリンの壁崩壊とそんなに時間的に変わりませんよね。まぁあくまで現在からみた感想に過ぎないんでしょうけれど。

  • 1

  • 感想は下巻で

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著者プロフィール

逢坂剛
一九四三年、東京生まれ。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八六年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。二〇一三年に日本ミステリー文学大賞、一五年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。

「2022年 『最果ての決闘者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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