眩惑されて (上) (講談社文庫)

  • 講談社 (2007年3月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784062756730

みんなの感想まとめ

歴史の謎を解明する研究家が、20年前の事件に再び挑む物語が展開されます。主人公は、イギリスの退職警官からの接触を受け、亡妻の死因を追い求める中で、重要な手紙と出会います。物語は、破り取られたページの謎...

感想・レビュー・書評

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  • 18世紀の謎の人物を解明する歴史研究家。20数年前の事件をもう一度か追いかけることになった。

    2つの謎。

    どうして破り取られたページが重要だったのだろう。そこのページの内容が最後に明かされ、おおそう来たのかと驚かされる。重要さ十分わかるのだが、事件を解く鍵になるかどうか、いまいちつながりがわからなかった。

    もっとも、わからないとは思いつつ、話が面白くて読んでいる最中は先が知りたい気持ちが強くて最後までページをめくる手が止まらなかった。

  • プラハに住む主人公はイギリスの退職警官から接触された。彼に見せられた手紙には、かつての研究対象の名前が。ストーンサークルの村、ジャージー諸島。亡妻の無くなった原因を追いかけことに。

  • これで、ロバート・ゴダート作品で読んだものとしては三作目ですが、その中で一番しっくりくるかな。ロバート・ゴダートものの主人公は、事件へ巻き込まれる形で引きずり込まれると言うのが提携だそうですが、これもその例に漏れません。

    これは、上巻なので、物語のほんのさわり。下巻で物語がどのように進むのか、気になります。

  • 謎だらけだし、誰も信用できないし、もやもやすぎる。

  •  幼い姉妹が誘拐され、ひとりが事故死するという23年前の事件と、18世紀の謎の投書家ジュニアスを騙る手紙が、失意のうちに元妻を亡くした主人公を事件の中に引きずり込んでいく。
     
     ゴダードお得意の事件に振り回される主人公です。
     主人公が五里霧中になっているとき、こちらも主人公のもっているカードしかわからないから、本当に霧の中にいるみたい。このなんともいえない感じが、多分ゴダードの面白いところなんだろう。
     が、とりあえず、今回は謎の投書家、ジュニアスについて知ってないとちょっと辛いかも。って、くぐってみましたが、全然ヒットしませんでした。本書によると、18世紀に政治批判の手紙を送っていた謎の投書家だそうです。どうやら、その正体をめぐって研究が盛んにされているみたい。
     このマイナーな人を選んでくるあたりが、しぶい、ゴダード。
     そして、23年前の事件と、18世紀の投書家と全然繋がりそうにないのに、繋がっていくんだよね。このあたりは、職人技。
     そして、元妻の死も、なんかポイントなんだよと、思わされつつ、全然ポイントになってこなくて、単にそういう状況のための?って思ってたら…。上手い。
     この複雑な模様を思わせる伏線の張り方は、ゴダードの醍醐味だ。

     …最後のほうの、長い独白で泣きそうになった。
     なんつーか、人は切ないな。
     で、最後でまたひとひねりあるのかと、はらはらしたが…。ゴダードにしては地味な結末といえるかもしれない。でも、ほんのりとした温かさがある。
     ゴダードもそれなりに年をとってきたのかなww

  • 「自殺」した妻の過去をさぐるアンバー。

  •  最近のゴダードの中では一番の出来じゃないかな。下巻がとっても楽しみ。

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著者プロフィール

1954年英国ハンプシャー生まれ。ケンブリッジ大学で歴史を学ぶ。公務員生活を経て、’86年のデビュー作『千尋の闇』が絶賛され、以後、作品を次々と世に問うベストセラー作家に。『隠し絵の囚人』(講談社文庫)でMWA賞ペーパーバック部門最優秀賞を受賞。他の著作に、『還らざる日々』『血の裁き』『欺きの家』(すべて講談社文庫)など。

「2017年 『宿命の地(下) 1919年三部作 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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