新装版 天璋院篤姫(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.65
  • (134)
  • (235)
  • (350)
  • (18)
  • (3)
本棚登録 : 1915
感想 : 216
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (417ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062756846

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 宮尾登美子さんのベストセラー!


    大奥♪

    ときめきますね~!

  • 島津家の分家筋にあたる家から島津家の幼女となり13代将軍家定の御台所となった篤姫。 さらに、3千人からの大奥を見事統率する御台所となる篤姫の生涯に江戸末期の歴史が重なるストーリー。

    篤姫については著者自身が相当念入りに資料を当たった上で人物、エピソードを挿入しているようで(巻末、宮尾登美子氏対談)、いかに苦労されてこの物語を作り上げられたかが想像できる。  逆に言えば、史実に忠実なあまりいかなる過程で大奥の多くの人間の人心を掌握して行ったかの具体的な内容が少々乏しく、いつの間にやら大奥自体が便りとする人物に成長していった過程が乏しいように思う。
    ただ、これも史実に忠実なあまりいい加減なことが書けない、著者の性格が現れているように思われた。
     
    同様に天章院(篤姫)が攘夷に偏っているように見える部分も理由が分からなかったが、最後の巻末の対談を読んでいかに大奥のトップといえども限られた情報で物事を判断していたことが理解できた。

    面白みを重視して適当に書かれた歴史小説ではなく、非常にまじめに作られた小説と思う。 

  • おもしろいです。
    何度読み返したか分かりません。
    もはやブックカバーはぼろぼろです。

    篤姫が本当にかっこいい。

  • <上巻>2008.8.27~9.7読了
    <下巻>2008.9.7~13読了

  • 篤姫が生きた薩摩から江戸の半生。

  • 下巻に記載。

  • 大河ではまり、原作を読もうと思って手に取った本。時代小説はほぼ読んだことがなかったのだけれど、大変おもしろうございもした。

  • 実家にあった古い文庫本。
    母や祖母をまわり、私の下にやってきた。

    大河の後だったから内容は解るんだけど
    もっと篤姫の苦悩や悲しさが書かれている。

    おばかちゃんの私には些か文がよみずらい。

  • 2008年NHK大河ドラマの原作。

    13大将軍家定の妻、篤姫。
    島津藩今和泉家の娘が、島津斉彬の娘となり一橋慶喜を将軍継嗣にという役目を背負い徳川家に嫁ぐ。
    徳川家の人間となった篤姫にとって、慶喜は決して信頼できる人間ではなかった。

    家定と過ごした時間も短く、斉彬の野望に使われたり、宮さまを含む京方との大奥問題。その中での篤姫という人間がドラマ以上に人間臭く描かれていて面白かった。

    時代小説ってもっと読みにくいのかなーなんて思ってたけど、意外とあっさり読めてびっくり。

  • 宮尾登美子といえば、時代や国を超えて、女性の生き様を描く作家というイメージが私の中にはある。
    2009年にブームと言えるほど盛り上がった、大河ドラマ「篤姫」の原作がこの小説。個人的に宮尾登美子の小説はクレオパトラ以外は第二次世界大戦前後の頃を描いた物を多く読んでいたので、時代小説とは意外な気がしたが、読み応えのある小説だった。

    またしばらく経ったら読み返したい。

全216件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

1926年高知県生まれ。『櫂』で太宰治賞、『寒椿』で女流文学賞、『一絃の琴』で直木賞、『序の舞』で吉川英治文学賞受賞。おもな著作に『陽暉楼』『錦』など。2014年没。

「2016年 『まるまる、フルーツ おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮尾登美子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×