ハゲタカ2(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
4.07
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本棚登録 : 2467
レビュー : 220
  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062756877

作品紹介・あらすじ

「いつか日本を買収する-」。1年の海外放浪を経て、帰国した鷲津政彦が、まず標的に定めたのは、繊維業界の老舗「鈴紡」。一方、鈴紡は元銀行員の芝野健夫を招聘し買収防衛を図る。その裏に、かつての芝野の上司で、UTB銀行頭取、飯島の思惑があった。激烈な買収戦争で最後に笑うのは。

感想・レビュー・書評

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  • ↓を読んで頂けたら嬉しいです。

    http://ameblo.jp/yomuyomunovels/entry-11274402678.html

  • 予想に反して、芝野さんも貴子もでてきた♪ 夜更けのバーで鷲津のピアノを称賛したのは、貴子だとばかり。。。 でも、あれって、きっとアランと地下鉄の改札をくぐった美女!? にしても、鈴紡の行方は? つくづく飯島と、日本を影で牛耳る政府のお偉い方たちには吐き気を催すわ。

  • 鷲津政彦の成功と孤独から始まるこの話だが、だんだん出てくる企業が生臭くなってくるのが実に面白い。上巻では鈴紡という繊維企業を軸にした買収合戦が展開されるのだが、元ネタを知っていると「あっ……」となるあの会社である。寝業師として前巻で敗北した飯島亮介がかっこよく見えるのがまた……

  • ふと手にした本
    本当は1から読むべきなのでしょうが、
    ためし読みのつもりで購入。
    面白ければ下も買う予定でした。

    読んでみて、非常にテンポ良く読めました。
    企業買収など無縁の生活ですが
    現実起きていることなのでしょう。

    情報収集力、分析力、段取り力、交渉力
    先見の目、観察力など
    まだまだ自分も磨かねばと思う
    刺激を受けました。

    下がなかなか見つからず
    また書店巡りをします。

  • 1

  • 印象に残ったセリフ・・・

    会社は、誰のものか
    関係するステークホルダー全てのもの。株主、従業員、取引先、そして消費者。経営陣ら彼らから期待されて会社という船の舵取りを任されているだけ。

    最も神経を使ったのは、平凡な男に見せること
    初対面で相手が鷲津を見て、与し易いと思った瞬間から、既に相手の術中にはまっている

    敢えて申し上げますが、鈴紡をここまでダメにした張本人はあなただと、世間は思っています。いえ、申し訳ありませんが、その真意はどうでもいいんです。重要なのは、既にそういうイメージができてしまっているということです。

  • 前作よりさらに面白い。小説を読んで興奮したのは久しぶり。

  • アランの死とベルボックス

  • 【感想】
    ドラマの批判はあまりしたくないが、サムとリンは「ハゲタカ」シリーズでMUSTのキャラクターなんだよなー。
    リンの冷静さ(冷徹さ?)とオシャレな言い回し、そして垣間見せるパッションは本当に素敵。
    また、サムの全てを見通しているプロフェッショナルさと、たまに見せる政彦への気遣いはキャラクターとして本当に魅力的。

    アランがこの物語を降りたのは残念だったけど、、、
    本当におもしろかった。

    外資のドライさもそうだけど、国内企業の執着心というかドロドロさがある意味リアルな作品。


    p307
    鈴ホウの岩田会長
    「なぜ人間というのは、かく生きたいと思ったように生きることができないのか。それを煩悩と呼ぶのは簡単だが、それでは余りに無責任だ。」
    芝野はかけるべき言葉が見つからなかった。
    また、岩田もそれを望んでいないように見えた。
    「人間は堕落する。義士も聖女も堕落する。
    それを防ぐことはできないし、防ぐことによって人を救うことはできない。
    人間は生き、人間は堕ちる。」


    p327
    鷲津は祖父から「なにわの商人」のビジネスを伝授されていた。
    「大事なことは、最後に勝てばええってことや。最初はわざと負けて相手の財布を広げさせて、最後で獲ればよろしい。ガツガツしたもんは必ず負ける。」


    p330
    ニューヨーク7番街のバイヤーを「ハンドラー」と呼ぶ。
    ハーバードやエールなどでMBAを修めて大企業のカリスマ的経営者となった者の何人かは、この「ハンドラー」を経験している。
    彼らはこの街で、殴られ蹴られても1セントでも利益を生み出すための努力とネゴシエーションを体で覚えていく。


    p338
    「あなたのたまに(sometimes)は、限りなくしばしば(often)に近い」
    ジョークを言わないサムにしては、中々のユーモアだった。


    p373
    ・押し込みなどの「ベルボックス」について
    「ババ抜きみたいなもんですよね、これは。まるで一子相伝のように社長にだけ耳打ちされる社内の秘密。それが秘伝の技術や勝つための秘法であれば嬉しいですが、聞きたくもないとんでもない負の遺産ばかり。社長は冷や冷やしながら在任期間を過ごす、どうかバレませんようにと…そしてそれが爆ぜた時には、その時のトップが全ての罪をかぶる。」

  • ハゲタカの続き
    いきなりアランが死ぬのは痛すぎ
    最後は国に潰される、これはすべて下巻への布石なんだろう、続きが楽しみ

  • 2016.2.11
    飯島が鈴某会長に引導を渡すシーンがいいね。
    一気に読みました。
    政府系ファンドが民間に介入し、経済活性の自浄作用を妨げるのはよくないね。それが日本だね。

  •  年末に図書館から上下巻で借りていたもの。
     2006年刊行。文庫化が2007年3月。
     今作は、2004年12月から2005年3月が舞台。前作の最後でUTB銀行の前身銀行が著名人の隠し口座を人知れず管理してきたことが描かれていたが、その闇を暴いたために鷲津は1年間、日本と全く接触せず海外に暮らしていたとの設定で始まる。
     鷲津の部下だったアランが殺され、新たにホライズン・キャピタルの社長として送り込まれたピーターは、鷲津のビジョンが理解できず、ふるさとファンドとの縁を切る。ふるさとファンドはミカドホテルの再建を外資ホテルに売却してしまう。恵比寿屋を再建した芝野は妻のアルコール中毒治療に付き添うため仕事を辞めていた。
     そこに戻った鷲津は、アランが鈴紡の買収に手を付けていたことを知り、化粧品部門を買い取る動きを始める。化粧品部門の売却に合わせ民事再生法を申請するとのシナリオだったが、債権放棄を嫌がるUTBの巻き返しにより、土壇場でニッポン・ルネッサンス機構が鈴紡を救済することになる。
     そこにNYのポールから鷲津に電話があり、鈴紡への深入りを止められる、まで。

     なぜ海外に出ないといけなかったのか、種明かしは下巻にあるのだろうが、大事なことが伏せられているので、ちょっとわかりにくい。
     貴子とリンが下巻でどう絡むのか、楽しみ。
     

  • 11.8

  • 一年間の放浪を終え帰国したゴールデン・イーグル・鷲津が聞かされたのはホライズン・キャピタル社長・アランの不可解な死だった。感情をビジネスに持ち込まない冷静沈着な鷲津を荒ぶらせるこの衝撃と眠っていた猛禽類の捕食感。ゴールデン・イーグルは再び日本上空を舞い始めた!

  • 【028】1504212読了。

  • 鷲津政彦 が 1年間の放浪のすえ、復帰した。
    鳥葬をみながら 鷲津は 思いにふける。

    ハゲタカ ゴールデンイーグル 
    とにかく、とりにまつわる話が うまい具合に絡んでいて
    おもしろい。

    ホライズンキャピタルの
    アランが酔っぱらって電車にひかれて死んだ。
    なぜなのか?
    それがよくわからない。

    その後がまのピーターが リストラを敢行するが
    それが 鷲津の逆鱗に触れる。

    飯島が あいかわらず ヌエ的な存在として
    うまく立ち回り そこの深さを 知らしめる。

    鈴紡は あきらかに カネボウ。月華は 花王。
    その中に 投資会社が絡んでいた。
    たしかに、カネボウが 粉飾決算をしていた。
    その粉飾決算が 会計会社もグルで 取り組まれていたが
    カネボウの 歴史的な負の遺産。

    それに アイロンオックスの 加地。
    ホライズンキャピタルの 鷲津が切り込んでいく。
    どこに ポイントがあるのか が 見えている。
    なぜ、そして、その背景は?なにが 見えているのか。
    かなり、構成的に積極的に。
    前島朱実が感度がいい。期待が持てる。

    芝野健夫 CRO
    アルコール中毒の妻。快方に向かいながらもすすまず。
    そして ヌエの飯島 鈴紡の岩田に 巻き込まれてしまう。
    くじ運の悪いオトコというのは いつもあるものだ。
    それでも、前向きに 立ち向かおうとする。

    それにしても、ミカドホテル 松平貴子。
    どうなるんでしょうか。
    ホテルというものが グローバルの中で
    展開しているが、そのなかで どう独自性を切り開くのか
    ということでしょうね。

  • 前作「ハゲタカ」の続編。序曲 トリガーから始まる衝撃的な話の流れから、前作場人物達の立ち居地の導入、経済小説としてのコアな部分へと話が進む。この小説が書かれた当時の日本で、ホワイトナイト、ポイズンヒル、ゴールデンパラシュートなど企業買収・買収防衛策などの言葉がマスメディアを賑わせていた。もう一度読みたい本。

  • 勢いで読んでしまいました.

    おかげさまで一昨日は帰ってきたのが2時でその後,ついつい読んでしまったから,寝たの5時.昨日は3時.

    ヤバイ・・・.

    もともとハードカバーで「バイアウト」という名前の本だったのが,NHKドラマ「ハゲタカ」にあわせて,改題して文庫化.

    内容的には,前作の最後で秘密を突き止めた鷲津と,それを知らされた芝野が完全に前線から退いているところからはじまる.

    とはいえ,前作の興奮はなんらおさまらず,2でだれるとかいうことはございませんでした.

    鈴紡(多分元ネタ:カネボウ)の化粧品部門売却の話とか,曙電気(モデルはNECかな??)のシャイン(多分モデルはキャノン)
    による買収工作に対しての救済とか・・・・

    1以上に政治・国家の介入があからさまになり,国の権力に対する抵抗・反逆者としての鷲津の姿がよりあきらかになっていきます.
    あついっすわー

  • ・あらすじ
    鷲津政彦はその上をいく!
    ・かんそう
    ほぼ鷲津政彦のターン。僕は殲滅戦が好きだ。だから鷲津政彦が好きだ。

  • 鷲津が帰ってきたら、会社がとんでもないことになっていた。
    死の真相は分からなかったから下巻かな?
    ミカドホテルもどうなるか期待。

  • うーん、前作に比べて話が一足飛びになる所が多い気がする。

  • 割愛

  • さくさくっと進む展開と皆さんの駆け引きにワクワクしながら読めます。

  • アランが亡くなったのは残念です。

  • 20140706 これぞサムライ。

  • ドラマ化映画化

  • 2日で読了。

    かつての、カネボウと花王がモデル。

    相変わらず面白い。
    ハゲタカでもうバックグラウンドがわかっている分、さくさくっと読める。

  • 真山仁最高!

  • ○真山仁氏のヒット作「ハゲタカ」シリーズの2作目。
    ○1作目の登場人物、背景を受け継ぎつつ、より大きな「相手」との戦い(?)を描いた作品。改めて、著者の取材力、表現力に感銘。
    ○以降の作品との関係での単なる「つなぎ」ではなく、今後の展開を充分に期待させるような内容。

  • ⅡはⅠ以上にアツい。
    決して勧善懲悪ものじゃないけど、ウォードの無念を晴らすため立ち上がる鷲津が恰好いい。ラストにおける怒濤の畳みかけに引込まれ、後半は一気読みした。おかげで寝不足です

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著者プロフィール

真山仁(まやま じん)
1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。読売新聞記者を経て、フリーランスとして独立。2004年、熾烈な企業買収の世界を赤裸々に描いた『ハゲタカ』(講談社文庫)でデビュー。これが代表作となり、ドラマ・映画化された。
「ハゲタカ」シリーズのほか、『虚像の砦』『そして、星の輝く夜がくる』(いずれも講談社文庫)、『売国』『コラプティオ』(いずれも文春文庫)、『黙示』『プライド』(いずれも新潮文庫)、『海は見えるか』(幻冬舎)、『当確師』(中央公論新社)、『標的』(文藝春秋)、『バラ色の未来』(光文社)、『オペレーションZ』(新潮社)がある。

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