ハゲタカ2(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 222
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  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062756891

感想・レビュー・書評

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  • 前回からさらにグレードアップした本作。
    今度はアメリカ相手に、ゴールデンイーグル鷲津が暴れ回ります。最後の最後まで展開が読めないので、一気読み間違いなしです。
    そしてちゃんとM&Aの勉強ができる。非常に魅力的な一冊です。

  • 『ビジネスとは数字と道理だけで回っているなんて思っていませんか。ビジネスを動かしているのは、私情と欲望、そして怨恨です』
    鷲頭が芝野へ言った一言。

    先にTV、DVDを何度も見ていたせいか、2(下)はイメージしやすい。
    プラザが曙電機を狙い出した矢先に鷲頭がホライズンをクビになる。新たにファンドを立ち上げたシーンは好き。

    鷲頭を想い、鏡の前で悪い顔の練習をしています。。。

  • ハゲタカシリーズは2も絶対読んだ方がいい!基本的な背景は理解出来ているので、すんなり話に入れる。主要人物が鷲津のもとに集まってきたときには、そうこなくっちゃ!という気持ちになった。特に、1では全然共感することの出来なかったリンの女気には痺れた。

  • 終わりかと思ってたら。

    嬉しいような焦らされたようなですが、これで終わりじゃないっぽいです。(詳しくは知りませんが)

    鷲津が狙った鈴紡の一件の次は総合電機メーカー「曙」です。
    芝野は曙の企業再生として乗り出します。

    今回は鷲津の心や行動の変化がかなり大きく、さらに日本とアメリカなどの国同士の利害関係なども絡んでくるためかなり見どころが多いと思いました。

    アランの死の謎がついに解き明かされるのかと思うとわくわくして読んでいました。
    続きがあるとしたら楽しみですね。

  • なんと(下)では、(上)の話殆ど出てこない。初めのところの伏線の話がひたすら展開される。面白かったけど、後半はちょっとぶっ飛び過ぎかな。作者が目指したのは経済小説ではなく、キャラの立ったピカレスク小説なのかもしれない。そう思うと、「ハゲタカ」で作ったキャラクターを存分に活躍させて、読む手を止めさせない小説と言える。続編はないのかな?

  • すでに3・4回読み返している大好きな小説。ダーティー・ヒーロー鷲津政彦がとにかくカッコいい。

  • 売却済み

  • 「それでどうなるの?!」と読み進めたハゲタカⅡの上巻。鈴紡のその後が繰り広げられるのかと思いきや、今度は曙電機の物語が始まる。曙電機はF通がモデルらしい。

    この小説を読んでいると、政治や経済で、私たちが新聞やニュースで目にする情報は氷山の一角にすぎないことが本当によく分かる。結果だけを見て討論する評論家がいて、また私たちは情報に惑わされる。

    これはフィクションだが、いつか真山氏に、ノンフィクションの企業買収話を書いて欲しいと思った。

  • 本書では、より人間的な鷲津が描かれている。総じて面白かったんだけど、アランの殺人事件とミカドホテルの再生は、手を広げすぎで、落としどころさえ失ってしまったのが減点ですね。

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著者プロフィール

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な舞台裏を描いた『ハゲタカ』でデビュー。映像化された「ハゲタカ」シリーズをはじめ、 『売国』『雨に泣いてる』『コラプティオ』「当確師」シリーズ『標的』『シンドローム』『トリガー』『神域』『ロッキード』『墜落』『タングル』など話題作を発表し続けている。

「2023年 『それでも、陽は昇る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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