ブラフマンの埋葬 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 2480
レビュー : 330
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062756938

感想・レビュー・書評

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  • 題名から大体結末を予測できるから、ブラフマンが可愛らしくて、この先を見たくない気持ちで、なかなか読み進まなかった。描写や表現は素晴らしいけれど、物語自体の目指すところがよく分からないのと、好きじゃない種類のバッドエンドで気持ちが沈んだので星2つ。

  • ブラフマンという名前の動物、描写はあるけれど、最後まで種別が明かされないままでした。読者にとってなんだか分からない動物なはずなのに、主人公「僕」と同様、ブラフマンが可愛く思えてしまうのが不思議。

  • ブラフマン最後まで謎の生物。想像で頑張りました。ちょっとさみしい気持ちになったりでも現実逃避になったりな作品。

  • ブラフマン。うちの犬の描写に近い。特にしっぽ。でも小さな耳ではないし、水かきもない。泳ぎがうまいところカワウソっぽいかな。ラグビーボールはかものはしのよう?
    あまりの唐突な最後にポカーンとしてしまった。
    うちの犬に重ねるほど哀しく、今以上にもっと濃密に過ごしていきたいとおもった。

  • 漂う。村は死者の世界な感じもした。幸福か不幸かどちらかと言えば幸福な物語だと思う。多分、自分はこの作品の良さが分かってない。いつかまた読んだときに分かるようになるかもしれないけど今はその時期じゃなかったみたい。「僕」はこの後も淡々と日常をおくるのだろうか。

  • ブラフマンはしっぽの長いうさぎのイメージ。
    文章描写はとても好きだけど内容としては微妙。結局ブラフマンがなんのために来て死んでいったのかが謎。謎という意味のブラフマンの名に恥じないくらい謎。
    その謎を楽しめる円熟さはまだ持っていないからいつか読み直したい。また別の感想を抱けるかもしれない。

  • 図書館で。
    小川さんの本は博士の愛した数式は読みました。タイトルからもっと何か哲学的な話なのかと思ってました。

    淡々としたお話で、一言で感想を言うならばだからなに?という感想です。主人公を愛するためだけに出てきたような生き物と主人公に好かれていることを知りつつ彼をなんとも思っていない女の子。なんだか不完全燃焼でモヤモヤします。でも彼女が悪いわけじゃないんですよね。好意を持たれたから好意を返さなきゃいけないなんてルールは無いのだから。
    ブラフマンはカワウソとかアザラシと思って読んでました。
    それにしてもブラフマンは何のために出てきて何のために埋葬されたのでしょうかね?不可解ですがそういう小説なのでしょう。

  • 題名のせいで、ブラフマンが死んじゃうと思いながら常に読んでしまい、ブラフマンとの優しい時が身に染みてこなかった。
    よく死んだら悲しいから生き物は飼わないというけど、死の悲しみより一緒に過ごした楽しさの方が何倍も大きいのにー悲しみを恐るなんて勿体無い。

  • 猫象の衝撃が忘れられず、手にとってみたが(*^_^*)
    ブラフマンが何の動物なのか、最期までわからず。小川さんのは、淡々としてるなー。相変わらず。

  • 謎の生物ブラフマン。
    その姿が生き生きと描かれている。

    静謐な雰囲気との中に、美しく生きるブラフマンと、時にエゴで動く人間の対比。そこに生きる喜びと哀しみが写し出される。

    自分も気づかぬ間に日常の中で、ブラフマンに変わる「何か」を埋葬しているのではないか?と考えさせられた。

    自分みたいな人間不信で人間嫌悪なヤツが読むと、あまりにもブラフマンが愛おしく、人間は憎く感じてしまう。。。
    が、作品自体はさほど感情を交えずさらっと進んで行くのでそう重くない。

著者プロフィール

小川 洋子(おがわ ようこ)
1962年、岡山県生まれ。高校時代に文芸を志し、早稲田大学第一文学部文芸専修入学。在学中から文芸賞に応募。卒業後一般企業に就職したが、1986年の結婚を機に退職、小説家の道に進む。
1991年『妊娠カレンダー』で芥川賞、2004年『博士の愛した数式』読売文学賞、本屋大賞、2006年『ミーナの行進』谷崎潤一郎賞、2012年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞、2013年早稲田大学坪内逍遙大賞をそれぞれ受賞。芥川賞、太宰治賞、読売文学賞、河合隼雄物語賞などの選考委員を務める。
『博士の愛した数式』は映画化され、大ヒットとなった。受賞作以外の代表作として、『薬指の標本』『人質の朗読会』『猫を抱いて象と泳ぐ』。

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