黄昏の百合の骨 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 4505
レビュー : 437
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062756945

感想・レビュー・書評

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  • 挫折

  •  背景の世界観といい人物造形といいどうにも少女漫画っぽい。ミステリとしては構成がしっかりしていて、不穏な空気感の表出やミスリードも上手く読者を飽きさせないが、この世界観とキャラクターを受け入れられるかどうかが試金石だろう。

  • 『麦の海に沈む果実』読了後、すぐに読み始めたのでうまく繋がった感じのまま読み進めることができました。
    (間置いちゃうと忘れちゃうんで…(^_^;))
    『麦の海に~』ほど幻想的ではないけれど、それでもどこか現実感の薄いこの舞台も魅力的でした。

    これも十数年ぶりの再読なんだけど、全く覚えてなかった。。
    今回はこんなにドキドキして面白かったのに、当時はあまり楽しめなかった気がする。

    事件もたくさん起こります。
    『麦の海に~』より少し大人になった理瀬の成長を見るのも楽しみのひとつでした。

    敢えて読み飛ばした『三月は深き紅の淵を』も十数年ぶりに再び読もうと思います。

  • 面白い。
    友人に勧められるまま先に麦の海に沈む果実から読んだけど、麦の海でちらりと出てきた理瀬の兄2人との関係は、今までになく少しびっくりした。知らない世界を知ってしまったような気分。ま、従兄弟なら問題ないけど。
    個人的にはヨハン押しなので、ちょくちょく出てきた時はどぎまぎした。でもあくまで理瀬にとってヨハンはパートナーであり、心を委ねる相手ではないんだね。舞台は長崎かな?それでさらに親近感が湧く。
    恩田さんの作品はどれも重たくて、ファンタジーというかミステリアスなイメージであまり好きではなかったけど、
    このシリーズはなかなか面白い。
    もっと理瀬の物語が読みたいな。

    1日で読んでしまったのは久しぶり。

    2018.5.26

  • 恩田陸は女心を読解するための教本ではないか、と読み漁るも、のちに出来上がった私の人格はメンヘラを引き寄せるという、歪な方向に向かって進んでしまっていた。

  • 少女趣味的、そして中二病的サスペンス。面白い。

  • 強烈な百合の匂いに包まれた洋館で祖母が転落死した。奇妙な遺言に導かれてやってきた高校生の理瀬を迎えたのは、優雅に暮らす美貌の叔母2人。因縁に満ちた屋敷で何があったのか。「魔女の家」と呼ばれる由来を探るうち、周囲で毒殺や失踪など不吉な事件が起こる。将来への焦りを感じながら理瀬は――。

  • 「黄昏の百合の骨」「三月は深き紅の淵に」「黒と茶の幻想」「麦の海に沈む果実」中一の頃どハマりしたシリーズ。上京するときにわざわざ田舎から持ってきたのは四作品中ではこの一冊だけ。内容はもうほとんど覚えていないけど、これが飛び抜けて好きだったんだと思う。理瀬に憧れていたことだけ覚えてる。他三作品も大好きだけど実家の本棚。

  • 恩田陸って、ずっとファンタジー小説の人だと思っていたので今まであまり読んでこなかったのだけど、ミステリーもあるのか。
    しかもこんな上質な、本格の、極上の。

    ラスト、もう1回どんでん返しがあるとは思わなかった。
    「あれ?この人は結局いい人だったの?」って、主人公と一緒に騙された。

    そのあと、”準備を始めた”という二人の少年というのは誰なのだろうか?
    ヨハン?雅雪?稔?

    講談社発行の他作品とも緩く繋がっているらしいので、そっちも読んでみようと思う。

  • 文庫で再読しました。終始昏くて不穏な空気が漂っていて面白かったです。理瀬はもちろん、こちらも登場人物たちがそれぞれ、好き嫌いは別として魅力的でした。稔が、美しくない、とか、頭が悪くてセンスのない女の子を軽蔑している、というところが傲慢で好きです。うっすらとしか覚えてなかったので最後の展開も好きです。理瀬のこれからをもっと読みたくなりました。ヨハン、また出てくるかな。

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著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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