- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062756945
感想・レビュー・書評
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麦の海よりも先に読んでしまったことが悔やまれるが、充分すぎるほどにスリリングなお話。情感たっぷりの魔女の家で巻き起こる事件や登場する女性がみんな怖い。ミステリー、ホラー色満載で誰も信用出来ない怖さを演出。
麦の海を読んでヨハンや理瀬の過去にふれてみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
随分と前に買って読んだのに、また同じものを買って読んでしまった。
おかげで恩田作品の割にはスイスイと頭に入ってくれたので結果的には良し。 -
このシリーズの舞台設定、以前短編集読んでてなんとなくはわかってたけど、それでもまだ理瀬たち側のことが理解できてない…。それが分かってたらもう少し楽しめてたかな??
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挫折
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背景の世界観といい人物造形といいどうにも少女漫画っぽい。ミステリとしては構成がしっかりしていて、不穏な空気感の表出やミスリードも上手く読者を飽きさせないが、この世界観とキャラクターを受け入れられるかどうかが試金石だろう。
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『麦の海に沈む果実』読了後、すぐに読み始めたのでうまく繋がった感じのまま読み進めることができました。
(間置いちゃうと忘れちゃうので…)
『麦の海に~』ほど幻想的ではないけれど、それでもどこか現実感の薄いこの舞台も魅力的でした。
これも十数年ぶりの再読なんだけど、全く覚えてなかった。。
今回はこんなにドキドキして面白かったのに、当時はあまり楽しめなかった気がする。
事件もたくさん起こります。
『麦の海に~』より少し大人になった理瀬の成長を見るのも楽しみのひとつでした。
敢えて読み飛ばした『三月は深き紅の淵を』も十数年ぶりに再び読もうと思います。 -
恩田陸は女心を読解するための教本ではないか、と読み漁るも、のちに出来上がった私の人格はメンヘラを引き寄せるという、歪な方向に向かって進んでしまっていた。
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少女趣味的、そして中二病的サスペンス。面白い。
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強烈な百合の匂いに包まれた洋館で祖母が転落死した。奇妙な遺言に導かれてやってきた高校生の理瀬を迎えたのは、優雅に暮らす美貌の叔母2人。因縁に満ちた屋敷で何があったのか。「魔女の家」と呼ばれる由来を探るうち、周囲で毒殺や失踪など不吉な事件が起こる。将来への焦りを感じながら理瀬は――。