チルドレン (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.85
  • (2573)
  • (3637)
  • (3419)
  • (271)
  • (38)
本棚登録 : 25364
レビュー : 2353
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062757249

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 読み易くて好き。 陣内みたいな男が周りに居たら迷惑やと思うけど、陣内のお陰で周りは親しくなれる。実際には難しいと思うけど、老若男女、目が見える人やろうが見えない人やろうが犬やろうが同じ態度で接する事が心のバリアフリーなんやろなぁ。 色々書いたけど、単純にオモロイ作品でした。それにサクサク読めるのでオススメ。 しかし、鴨居の影薄っ!

  • 短編集とは言え、長編を読んでいる様な錯覚を覚える作品。
    陣内という破天荒な男を中心に巻き起こる物語たち。

    伊坂幸太郎という作家の紡ぐ物語は強盗というのがポイントのよう。
    今回も幕開けは閉店間際の銀行で銀行強盗に巻き込まれたところからだ。
    とは言え、そうそう簡単な陳腐な、そして残虐な強盗劇じゃないとこが
    何か一つ許せる部分もある。狼たちの午後のような、そんな感覚。

    そして、そんな破天荒な陣内が表題でもあるチルドレンで
    家庭裁判所で勤めているなんてのがわかるから、また驚きだ。
    身近ではない家裁というものがまた新鮮で斬新だった。
    それがまた陣内の破天荒さをより際立たせるような、そんな感覚。

    5つの物語たちはそれぞれ独立しているようで、
    裏ではしっかりと繋がっている。
    彼らの物語をもっと見ていたくなる、そんな物語たちであった。

  • 【奇想天外!面白い!】

    期待以上でした!面白い!

    主人公は、奇想天外でめちゃくちゃなキャラクター。いかにも伊坂作品に出てきそうな感じです。
    が、めちゃくちゃなのに、たまにハッとする程、立派でカッコいい。
    恋人や家族にはしたくないけど、部活やサークルのメンバーにこんな人がいたら楽しいだろうな~と思いました。

    読了感はさっぱり爽やか、痛快で爽快な気分です。
    ほんわかした雰囲気の表紙も、また良いですね。
    何かで悩んでいる時、嬉しいことがあった時、特に何にもないや~って時。いつでも楽しく没頭できる、良い1冊だと思います。
    おすすめです!

  • 連作短編。

    「イン」で盲目の永瀬が陣内らしき人物と会話しているのに、陣内と確信しきれないところにドキドキした。

    陣内のキャラ作りは漫画的すぎてどうかなと思う。

  • 陣内のまっすぐさが恰好いい。
    いきなり殴ったり、荒っぽいところもあるけれど、あんなにも綺麗に生きられる人は何よりも素敵だろう。

  • 初の伊坂幸太郎作品。

    この作品は、五篇からなる連作短篇集。

    破天荒な陣内を中心にして起こる不思議な事件と、その陣内が起こす小さな奇跡のお話。

    現在入院中の僕(11/7/4)

    今日たまたま回って来た院内の移動図書の中に、この作品を発見し迷わず借りる事にしたのだ。元々伊坂作品には興味があり、マイミクさんから勧められていたのも理由のひとつ。

    早速ページを開いて読み進めてみると、その手を止める事が出来なくなってしまった。

    陣内の言動や行動があまりにもムチャクチャなのだけど、何故か最後には温かい気持ちや爽快感を残してくれる。

    個人的に涙を目に浮かべながら読んだ話もあるけれど、これは人それぞれかも(笑)

    あっという間に読み終わった時、『まだ読み続けたかったな』というのが正直な感想。

    移動図書でこの本を発見していなかったら、きっとこの作品とはもう少し後に出会う事になっていたと思う。

    元気になれる内容なので、入院中にはもってこいの本だと思います。僕もたくさん元気をもらいました!

    それもまた、この作品が生み出した小さな奇跡なのかもしれません。

    ……なんてね(笑)

  • この人たちの話をもっと読んでみたい。
    そんな感じのお話。

  • いくつかの短編ストーリーになっています。

    主人公の人間性が好きです。
    なんだろう?人を差別せず見れることはとっても素敵なことだな
    と思える内容でした。

  • 伊坂作品5作目。
    伊坂さんの作品を読むと「人」がとても好きになれる気がします。

    今作はサブなのにメインキャラの陣内。彼を通した短編集です。
    コンセプトはタイトルの通りチルドレン、なのかな。
    彼を通した子供の姿だったり、子供である彼自身の話だったり。
    「子供」から見る「大人」の姿と、「大人」から見る「子供」の姿を結構残酷に、でも最後は暖かく思える話ばかりでした。
    陣内もはちゃめちゃで良いけれど、永瀬も鴨居も武藤もどのキャラも良かったです。
    伊坂作品がキャラが生き生きしてますよね。

  • 陣内のキャラが非常に好きです。

    伊坂さんのこういう小説は、楽しくサクサク読めるのでいいですね。

    面白いキャラクターの書き方が秀逸だと思います。

全2353件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

チルドレン (講談社文庫)のその他の作品

チルドレン (講談社文庫) Kindle版 チルドレン (講談社文庫) 伊坂幸太郎
チルドレン 単行本 チルドレン 伊坂幸太郎

伊坂幸太郎の作品

ツイートする