Gift (講談社文庫)

  • 講談社 (2007年6月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (459ページ) / ISBN・EAN: 9784062757492

みんなの感想まとめ

記憶を失った主人公が、自らの過去を取り戻すために「届け屋」としての新たな人生を歩む姿を描いた物語は、ミステリーと感動が見事に融合しています。主人公の由紀夫は、消えた51億円の行方を追う中で、周囲の怪し...

感想・レビュー・書評

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  • 木村拓哉さんがバリバリロン毛の時にドラマで観たことがありますが、小説になっているとは知らず読んでみました。
    ドラマよりは淡白な印象ですが、主人公がキムタクにしか思えなくて、やっぱり原作は映像より先に読むべきだなと再確認しました。
    ただ、内容はスリリングで面白いです。

  • 以前観ていたテレビドラマを思い出しながら楽しんで読むw

  • 調べてみたら中一の時だった。所謂バタフライナイフ事件が発生したため、木村拓哉主演のドラマ「ギフト」の再放送が打ち切られ、世間から一切封印された。記憶を失った主人公が「届ける」事に拘る原因となった出来事とは何か、由紀夫の正体は何者なのか、ついぞ分からずじまい。
    あれから17年。心の底に引っかかっていた疑問がふとしたきっかけで再浮上。ドラマは相変わらず封印されていたが、ノベライズの存在を知り読んでみた。17年来の謎が解けた。いい話だった。
    どんなに重い罪を犯してしまった人間でも、その内面には良心があり、人生において蘇生のチャンスがある。そして、人間には「赦す」という偉大な行為がある。それが『ギフト』のメインテーマだったと飯田譲治氏が文庫版あとがきで書いている。カート・ヴォネガットの『デッドアイ・ディック』にインスパイアされたと。
    表裏一体である善悪の一方だけを描ける筈もないのに、バタフライナイフの一件だけ抜き出して犯罪への影響を単純に認めてしまった当時のマスコミの姿勢が、安直な思考停止以外の何物でもなかった、と千街晶之氏も解説で断言している。
    この世界の必然であるならば、あと十年〜二十年の間には封印が解かれる機会に恵まれるかもしれないと飯田氏。
    17年経ってもなお結末を知りたいと思う私のような人間がいる限り、必ずやその日は訪れるでありましょう。

    誤植2箇所見つけました。
    そのうち一つは角川文庫版から踏襲されている。
    要らぬ字が一文字入っているだけで、正反対の意味になってしまう芸術的な誤植。飯田さんに伝えたい(笑)

  • 記憶喪失となって目覚めた早坂由紀夫。
    豪華マンションのクローゼットの中で素っ裸、瀕死で発見された由紀夫。

    本当の名前は?自分の過去は?

    由紀夫が発見されたマンションの持ち主は51億円を横領、その行方をめぐって、由紀夫の記憶が戻るのを待つ持ち主の愛人女社長の奈緒美。
    由紀夫は51億円の行方のカギを握る存在。奈緒美に生活の面倒をみてもらうことになった。

    「届ける」ことに対して妙な執着をみせる由紀夫に闇の自転車配達業を任せた。
    由紀夫の届ける「ギフト」は訳ありのものばかり。

  • ドラマ好きでした

  • 今のオイラにちょうどよいミステリーだった!

    ギフト、昔、ドラマでキムタクが主演していたんだよね。
    そんとき面白くて見てたから懐かしくなって買ってみた。
    テンポ良く読める内容も、重過ぎない雰囲気も、ちょうど良かったな。
    中だるみもなく、終わり方も清々しく、久々に軽めで楽しめた小説。

  • これは、かなり良い小説。ストーリーが斬新で、特にそれまでの伏線がすべて回収される終盤の展開は秀逸。著者特有のサラッとした雰囲気の文体が、主人公の置かれた境遇の深刻さを中和して、どこか憎めないヒーロー像をつくらあげている。著者の作品では一番。

  • 記憶をなくした青年が「届ける」にまつわる出来事をとおしながら、自分を取り戻すまでの物語。登場人物のキャラクタがたっているためイメージがしやすくい。木村拓哉主演のフジテレビドラマ原作本。

  • 病院で目覚めた由紀夫は自らの記憶を失っていた。どうやら彼は消えた51億円の行方を掴んでいるらしく、周囲には謎の女社長・奈緒美ら怪しげな面々が。奈緒美の考案で、頼まれたものは何でも運ぶ「届け屋」となった由紀夫。果たして彼は、失くした過去を取り戻せるか。ミステリータッチで描く感動のストーリー。



    記憶をなくすことは、時にいいなぁ・・・
    なんて思うときがあります。
    忘れてしまいたいこともあたりまえですが、多々ありますからね。。。
    でも、忘れたいようなことがあるから、きっと今の自分はあるんだとも思うのですよね・・・
    人間ないものねだりってやつでしょうか??
    ねっ

  • おもしろかった!この作者の作品は結構好きで読むけどこれもよかったな。
    記憶喪失の男が届け物屋をしながら記憶を取り戻していく話。
    作中で起きていることは重いのに登場人物の軽いノリや行動で面白く読めた。読み終わった後にこれがノベライズだって知って原作のドラマ観たくなったけどバタフライナイフ事件のせいでほぼ不可能っぽい・・・
    それだけが残念!ドラマ観てみたかった。

  • 木村さんのドラマのノベライズ。
    滅多にノベライズなんて買わないんだけどこれは正解でした。
    立派に「小説」として成り立っている。
    ミステリ好きにおすすめの一冊。

    あーーDVD出ないかなぁ。

  • 色々な事情があってドラマが再放送されなかったり
    封印されてしまった哀しい作品ですね…。

    三年も経って届け物をしてくれた由紀夫に対して
    「 ありがとう 」と赦すことができる美樹は素敵です。


    高校のそばでロケをやっていて
    授業中に抜け出して見に行った覚えがあります。

    スーツ姿でチャリを必死にこぐ木村拓哉に
    素で萌えました。

  • 病院で目覚めた由紀夫(とりあえずの名前)は、自らの記憶を失っていた。どうやら彼は、消えた51億円の行方を掴んでいるらしく周囲には、謎の女社長・奈緒美ら怪しげの面々が。やがて奈緒美の考案で、頼まれたものは、自転車に乗ってなんでも運ぶ「届け屋」となった。
    51億円の行方。「届け屋」の仕事で巻き込まれる事件。失った記憶が少しづつ戻ってくるが・・。今の自分、失った記憶の自分。由紀夫は、何を考え行動するのか・・。感動を呼ぶミステリーです。

    主演の木村拓哉を思い出さなくても大丈夫な小説です。飯田譲治が書く小説は、ドラマや映画より面白いかも☆両方楽しむのもいいかもです。
    とっても、面白くできた作品です。ぜひ読んでみてください由紀夫の心の動きがとってもよく描かれています。

  • 何年か前にドラマ化された『ギフト』の原作。
    このドラマでバタフライナイフを扱うシーンに憧れていくつかの傷害事件が置きたということで、封印されたという幻のドラマ。
    それだけ当時のキムタクにはカリスマ性があったんだなぁ。

    ストーリーは記憶喪失の主人公が何も覚えていない状態からはじまる。
    そこに何か大きな陰謀が隠されていると思った何人もの人がからんで、最終的にはもともとの自分自身を思い出す、というもの。

    なんだか不思議なストーリーだった。
    最初のほうは正直あんまりおもしろくなかったけど、中盤からは一気に読んだ。

    もともとドラマ向けに書かれた本だけあって、文学的というよりも映像的。

  • 不幸な事件のあおりをくって、長くお蔵入りの運命を
    辿った作品。

    私の中ではキムタク主演ドラマ中No,1なんだけどな。

    だから今、またこうして読めたのはとても嬉しかった。
    けど今読んで、当時のキャスティングを思っても・・・
    やっぱりすごいよ、これ!

  • やっぱり、この方の作品は面白いです。

  • 病院で目覚めた由紀夫は自らの記憶を失っていた。どうやら彼は消えた51億円の行方を摑んでいるらしく、周囲には謎の女社長・奈緒美ら怪しげな面々が。奈緒美の考案で、頼まれたものは何でも運ぶ「届け屋」となった由紀夫。果たして彼は、失くした過去を取り戻せるのか。ミステリータッチで描く感動のストーリー。

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著者プロフィール

飯田 譲治(いいだ じょうじ)
1959年長野県生まれ。1986年、16ミリ作品「キクロプス」で監督デビュー。1992~1993年、フジテレビ深夜連続ドラマ「NIGHT HEAD」で原作、脚本、監督を担当。このドラマの大ヒットによって制作された劇場版の原作、脚本、監督を務めた。
脚本作品には、1995年「沙粧妙子 最後の事件」(CX)、1997年「ギフト」(CX)、飯田譲治映画作品には、1998年「らせん」、2000年「アナザヘヴン」、2003年「ドラゴンヘッド」、テレビ作品には、「幻想ミッドナイト」(テレビ朝日)、「アナザヘヴンエクリプス」(テレビ朝日)など。
著作(梓河人との共著)に、「アナザヘヴン」「アナザヘヴン2」「アナン、」「盗作」他。

「2021年 『NIGHT HEAD 2041(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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