- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062757553
作品紹介・あらすじ
ふたりの運命を託した遠い日の約束が甦る。
かつて外資系証券会社の腕利きディーラーだった孝男は、元同僚だった冴子と10年ぶりに偶然再会した。遠い日のニューヨークでかわされた、いまだ実現していない約束。コインの裏表に託したふたりだけの運命が再び動き出した時、9・11、WTCへのテロが・・・。著者が新境地に挑んだ、せつない大人の恋の物語。
感想・レビュー・書評
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運命ってタイミングの積み重ねですね。
どんなタイミングのどんなことも重要なことだったりするんだろうなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
投資の世界から身を引いたあとの男女の物語で、9.11テロが最大のテーマとなっている。
ディーラーのハラハラドキドキとした緊迫感が無かっただけに、そこが少し残念だった。
二人のなかなかうまくいかない、もどかしい様は見ていて面白いという人も、じれったいと思う人もいるだろうなあと感じた。 -
9・11を題材にして、何だか繋がらないストーリーに戸惑うも。
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切なくて、苦しくて忘れたくても忘れられない恋愛ストーリー。
事故で突然の死が訪れた時、
その事実を受け入れるようになるのはどれくらいかかるのか。
ずっと忘れられないと思っていても、
実はその人がいたという存在が辛いのではないか。
その人自身というよりも、その人という存在、空気を愛おしむのでは。 -
せつないラブストーリーですが、どこか哀愁ある話しに引き込まれました。
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9.11をテーマにした作品。
幸田氏にしてはスリル感や軽妙さに欠け、またラスト3行もらしくないと、物足りない気持ちでいたが、あとがきを読んで納得。
それならこんな展開になるのもやむを得ないか。 -
イマイチ!>_< 人に言うなら自分が書いてみろ!というのが、小説講座の先生のおはこだけど。
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911の衝撃
華やかな トレーダーから ガードマンに転進した タカさん。
53歳の再会で 心ときめく。
冴子。
スタンレー証券の 上司の秘書。
画廊 をはじめる。
冴子は 独身。
そして タカさんに思いを寄せる。
911に 巻き込まれて・・・・消息不明に。
タカさんは 必死に探すが。
グランドゼロ というのは 日本語で 爆心地 と訳すんですね。
幸田真音が 恋愛小説を書こうとしているが
上品ですね。
想いを つなげようとする。 -
警備員の男性と若い男の…ってところでもしやまた読んだことのある本を買ってしまったのか?と思ったらシリーズ物だったというオチ。内容的には本人が書くのが辛かったと書いていたようにセンチメンタルかつよくわからない展開で金融知識とか彼女の良さが余り出ていない一冊。どうして冴子が無事だったのか、とか、そのあたりは今後明らかになるのか?いずれにしても男性が主人公の作品はちょっと…ですね、この著者の場合。