グランド・フィナーレ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 656
レビュー : 80
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062757751

作品紹介・あらすじ

「二〇〇一年のクリスマスを境に、我が家の紐帯は解れ」すべてを失った"わたし"は故郷に還る。そして「バスの走行音がジングルベルみたいに聞こえだした日曜日の夕方」二人の女児と出会った。神町-土地の因縁が紡ぐ物語。ここで何が終わり、はじまったのか。第132回芥川賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 何が言いたいのやら全くわからない。何を感じたのか?離婚して愛娘と会えなくなったのは自業自得。家業を手伝いながら小学生の演劇の手伝いをして二人の少女の生きる手助けをしようとするのは贖罪なのだろうか?

  • 帯に「文学がようやく阿部和重に追いついた」とあるが、このコピー考えた人はすごいと思う。 何の根拠があってこんなことを書いたのか理解できない。 グランドフィナーレはなんと言っていいかわからない。修飾が多すぎる文章は、作者がボキャブラリー豊富な人なのだろうと思われるが、少しごてごてしすぎて単純な私には読みずらい。 死に向かおうとしている少女たちに何とか思いとどまらせようとすることで自分の過去の罪を贖罪しようとしているのだろうか。 過去の性癖とは決別できたのだろうか。 「馬小屋の少女」を読んで、他人の夢に入り込んだような気がした。意味不明。 「新宿ヨドバシカメラ」以降は斜め読みで放棄した。 これが文学というものなら、文学とはよほど相性が悪いと思われる。05・5・8

  •  四編からなる短編集。
     うち「グランド・フィナーレ」が芥川賞受賞作。
     うーん……。
     なんて感想を書けばいいのか困ってしまう。
     個性の強いキャラクターも出てこなければ、ひとつひとつの行動に移るための熱みたいなものも全く感じられない。
     いや、書き方によってはもの凄いキャラクターになるのだろうし、高熱を発しながら怒涛の活躍を見せることだってできる、そんな内容の話だと思う。
     ということは、あえてニュートラルに書いているのだろうか。
     なんだか自分でも上手く把握できないうちに読み終えてしまったのだが、なんだかんだ言ってもかなり面白かった。
     だから余計に困ってしまうんだよなぁ……なんで面白かったのかチンプンカンプンなのだから……ブツブツ。
    「馬小屋の乙女」は考えようによっては、ホラーですね、これ。

  • 短編集。表題作は、ロリコンがバレて離婚させられた男が会えなくなった娘に未練を残しつつ田舎に戻ったら、ある経緯から二人の少女の演劇指導をすることになった話。演劇指導を依頼されるまで随分と退屈だったけれど、救いようのない結末でなくてホッとした。仮構に人物を当てはめてコミュニケートした気になってる、は、改めてそうだと思った。他の短編では、ホームビデオは画面の映像と記憶の映像の2つを観ている、との記述が面白く思った。

  • これは神町絡みって分かりやすかったし、ニッポニア関連の話題も出てきたけど、やっぱりそれぞれの相関性はほぼ皆無なんですね。独立した物語になっていて、これ単独でも十分楽しめる内容でした。まあ、どこまで楽しめたかってのは別問題で、アブノーマル描写が多いなってこと以外、とりたてて言うことはない感じでした。でもそのアブノーマリティも、前2作の方が極端に思えましたが。表題作以外のおまけ(?)短編に関しては、読み流した程度で、特に感慨は覚えませんでした。やっぱりシンセミアが最強と思います。

  • 初阿部。主人公・沢見からある友人に語られる沙央里との離婚した経緯は現代でもありがちだなと思った。またイニシャルで表記されている人物とそうでない人物がいるが、これは何を示しているのだろうか...?純文学は読みにくいイメージがあるが、割と読みやすい文体でした!機会があれば他作品も読んでみたい。それにしても感想を述べるのは難しい・・(><;;

  • 何だか文というか漢字が難しかったです。
    芥川賞だから難しいのか、難しいから芥川賞なのか。

    文の雰囲気としては、コメディ要素を抜いた森見登美彦さんって感じでした。

    内容はどうなんでしょうね。
    何だか盛り上がりそうだぞ、って思って読んでたら、やっぱそんなに盛り上がらなかったかって場面が何度かあったような。

  • 『シンセミア』を読んだ勢いで阿部和重の芥川賞受賞作を。順番としてはシンセミアの2年後くらいで例の事件にも少し触れられているけれどストーリー的には無関係。読む順番としては間にニッポニアニッポンが挟まってたのかな。

    読み始め、正直な第一印象は「またロリコンか!」でした(苦笑)しかも自分の娘に???娘として可愛いだけじゃなくて性的興味を???意味わからない気持ち悪い。主人公はもともとロリコン、しかしなぜかちゃんと大人の女性と結婚して娘をもうけている(このへんの経緯謎)。その幼い娘のヌード写真を撮っていたことが妻にばれて喧嘩、うっかり妻に怪我をさせてしまったことで妻側はこれ幸いとDV被害を訴え離婚、娘とも会わせてもらえなくなる。傷心で故郷の神町へ帰郷した主人公は何の因果か小学校教師の旧友に二人の少女の演劇舞台の監督を頼まれてしまい・・・。

    一応表面的には、多少なりとも自分の所業を悔いた主人公が贖罪意識を以て二人の少女を自殺から救おうとする話・・・と解釈したんですが合ってるのかな。高橋源一郎の解説は良かったです。他に短編が3つありましたが、「馬小屋の乙女」はそこそこ面白かった。

    ※収録作品
    「グランド・フィナーレ」「馬小屋の乙女」「新宿ヨドバシカメラ」「20世紀」

  • ヨドバシカメラの話にセンスを感じる。

  • このおじさん変なんです!!

    文章も読みにくいし、読んでいて意味解らんかった。

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プロフィール

1968年生まれ。『アメリカの夜』で第37回群像新人賞を受賞し作家デビュー。’99年『無情の世界』で第21回野間文芸新人賞、2004年に『シンセミア』で第15回伊藤整文学賞・第58回毎日出版文化賞、’05年『グランド・フィナーレ』で第132回芥川賞、’10年本作で第46回谷崎潤一郎賞をそれぞれ受賞。他の著書『クエーサーと13番目の柱』『IP/NN 阿部和重傑作集』『ミステリアスセッティング』ABC 阿部和重初期作品集』対談集『和子の部屋』他多数。

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