グランド・フィナーレ (講談社文庫)

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  • 講談社
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本棚登録 : 698
レビュー : 85
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062757751

感想・レビュー・書評

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  • 帯に「文学がようやく阿部和重に追いついた」とあるが、このコピー考えた人はすごいと思う。 何の根拠があってこんなことを書いたのか理解できない。 グランドフィナーレはなんと言っていいかわからない。修飾が多すぎる文章は、作者がボキャブラリー豊富な人なのだろうと思われるが、少しごてごてしすぎて単純な私には読みずらい。 死に向かおうとしている少女たちに何とか思いとどまらせようとすることで自分の過去の罪を贖罪しようとしているのだろうか。 過去の性癖とは決別できたのだろうか。 「馬小屋の少女」を読んで、他人の夢に入り込んだような気がした。意味不明。 「新宿ヨドバシカメラ」以降は斜め読みで放棄した。 これが文学というものなら、文学とはよほど相性が悪いと思われる。05・5・8

  • このおじさん変なんです!!

    文章も読みにくいし、読んでいて意味解らんかった。

  • 最近本屋で平積みされている別の本を見て再読、★1.5かな。
    まぁ題材のあくどさもさりながら、結局何を語りたかったのかがいまいち分からず。構成としても前半部で終わらせるような形で締めるべきだったと思う(後半はそれこそ魅力(?)を殺いでいると感じる)。とまぁ否定的なことばかり書いてしまいましたが、解説を読んでまぁそういう理解もあるのかなと思い直し、★を0.5上げた次第。
    色んな意味で挑戦的ということで芥川賞受賞と相成ったのかな?正直分かりません、当方には。

  • この間伊坂幸太郎氏の本を買ったら宣伝が入っていたので一作かりてみようと図書館で。芥川賞を取った作品だそうですが読んだ感想はなんじゃこら?でした。あとがき読むと本を読まない世代が読むとスゴイと言うので作品を再評価したとか書いてありましたがそれって結局その方が読んだときはどうってことないと思ったという事なんじゃ…?とか思いました。

    なんとなく重たい文章で読みにくいのとにじみ出る自分勝手な男の言い分が纏わりつくようで一言でいうと気色悪いお話でした。何が気持ち悪いって「ワタシ」さんは自分が悪いと言いつつも本心の所で全然そう思ってなさそうなところが怖い。結局奥さんが彼の異常な娘への執着をおかしいと思わなければ、発覚しなければ彼は今も娘の写真を撮り続けていただろうし何の良心の呵責もなく少女のポルノ写真を所持していただろうしな。そしてそれが何が悪いの?ぐらいにしか思っていないからいまだに娘に執着しているし娘も愛してくれていると信じている。成長した娘がいずれ訪ねてくれるかも、なんて期待を抱いている。オイオイとこちらは失笑せざる負えないですが。
    いずれにせよ自分は悪くない。見つけた妻が悪い、余計なことをしゃべる友人が悪いぐらいしか思ってないのがにじみ出ていて恐ろしい。そしてそんな事件を起こしていても幼女二人が頼ってくれていると思いインコを贈ろうとする。いやあ、引っ越す少女に生き物はNGでしょう。でも彼は自分は良いことをしていると思うから人の事を考えて行動はしない。相手の立場も、気持ちも思いやることが出来ない。想像力が無さすぎる。もしかしたら食い物にしていた少女たちにとっても自分は良いことをしていると思っていたのかも。ものすごい独りよがりで怖い。あ、でも買春で捕まる人ってこういう意識なのかも。自分は悪くない。売るやつが居るから買ってやってるだけでむしろ自分は良いことをしているんだ、って。

    結局痛ましい体験をしている子供が居てもアフリカのどこか、というように自分とは関係ない、他人事で済ませられてしまう時代って怖い。まあ…嫌なお話でした。

  • 意味不明。
    表題作はまだなんとなく読めるけれども、残りの3作は全く分からなかった。いずれにしても、変態的な小説なのだろうとは思う。

  • 久々に意味の分からない本。ロリコン男の自分勝手な再生の物語かと思いきや、何で!こんな中途半端な終わり方。胸くそ悪い変な小説。

  • 出だしが異様な雰囲気で、もっと狂気じみたものかと思ったが、そこまででもない。
    自分のしてきたことを、ちーちゃんあいたさに正当化している。
    普通の感覚でない人間って、こんな感じなのかな?

  • 気持ち悪過ぎる。
    と言っても、ロリコンの中年を扱っているから
    ではなく、モノローグに違和感があるからです。
    解説で高橋源一郎が触れているような「狙い」
    があるのかもと思うけれども、狙いを実現する
    には読後感の居心地の悪さが酷いと思います。
    非常に苦手な種の文体というせいもあるけれど。

  • 時間かえせ。

  • やっぱり阿部和重みたいなタイプが年を取ると詰まらなくなるんだ。

著者プロフィール

1968年生まれ。『アメリカの夜』で第37回群像新人賞を受賞し作家デビュー。’99年『無情の世界』で第21回野間文芸新人賞、2004年に『シンセミア』で第15回伊藤整文学賞・第58回毎日出版文化賞、’05年『グランド・フィナーレ』で第132回芥川賞、’10年本作で第46回谷崎潤一郎賞をそれぞれ受賞。他の著書『クエーサーと13番目の柱』『IP/NN 阿部和重傑作集』『ミステリアスセッティング』ABC 阿部和重初期作品集』対談集『和子の部屋』他多数。

「2013年 『ピストルズ 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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