日照り草<梟与力吟味帳> (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 87
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062757782

作品紹介・あらすじ

悪い奴らは暗闇に潜む 炎天下に咲く世直しの花
好漢与力と女公事師はぶつかりながら惹かれあう。

吟味方与力の藤堂逸馬が北町奉行所に出仕すると、滅法いい女が待っていた。訴人の依頼によって代言などを行う公事宿『叶屋』の主人・真琴だった。水茶屋の女殺しで死罪は免れない下手人を詮議し直せと迫ってきたのだ。世の闇を見通す“梟与力”とやり手の女公事師、全面対決の顛末やいかに? 文庫書下ろし

感想・レビュー・書評

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  • 連続短編、代言者と与力の対決。

    4話分で、その都度話が終わっているので
    読みやすかったです。
    想像しやすい話でしたが、ちょこちょこと
    相手が美人、という話が出てきます。
    さくさく発言しているところから
    きりっとした美人なのでしょうか。

    上手い事動かされているような、使われているような。
    事件が解決すれば、そこは些細な事、ですがw

  • なんだ、フクロウ与力!
    面白いぞ
    キャラ立ってる人物が仲間にたくさん!
    敵も巨大だが、しつこくポイント勝ちしてる!
    鳥居耀三がここにも!

  • 梟与力吟味帳シリーズ
    これはNHKで TVドラマ化(オトコマエ)もされました^^
    幼馴染3人組が 色んな問題に巻き込まれて解決する・・みたいな話(超適当^^;)

    文庫書下ろしのシリーズですね
    井川香四郎さんは 書下ろしでは定番の人気作家さんですねー

    このシリーズはまーまー好きで読んでますね^^
    間違いはないと思うけど 少~しキャラが強いので
    好みが分かれるタイプの内容かもしれないです

  • 女公事師真琴と藤堂逸馬の対決。
    今でいう、弁護士のような人が江戸時代に存在していたのが驚きである。

  • 北町奉行吟味味方与力の藤堂逸馬とその友、八助、信三郎が活躍する、梟与力吟味帳シリーズ第二弾。
    晩夏あのある日、北町奉行所にひとりの女が訪れる。真琴と名乗るその女は、公事宿『叶屋』の女主人だった。真琴は逸馬に吟味のやり直しを要求して――表題作『日照り草』他三篇を収録。

    * * *

    二冊目にして、女公事師・真琴が登場です。かなりのやり手で、逸馬にも負けぬ正義感溢れる女性。
    が、自分が女だからと舐められたくない所為か、かなり態度がつっけんどんなのであまり好きではないキャラクターです。上から目線が鬱陶しい。文句しかいえないのか、この人は……
    四篇とも真琴が登場していて逸馬に絡み、どちらかというと真琴が勝っているようなイメージです。
    『月傾きぬ』は泣けました。最後におくみが兼助の言葉を用いておかねを説得する場面が一等好きです。

  • 5/6

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著者プロフィール

一九五七年愛媛県生まれ。主なシリーズに「船手奉行うたかた日記」(幻冬舎時代小説文庫)、「くらがり同心裁許帳」(光文社文庫)、「暴れ旗本天下御免」(徳間文庫)、「梟与力吟味帳」(講談社文庫)、「樽屋三四郎言上帳」(文春文庫)、「神楽坂咲花堂」(祥伝社文庫)、「ご隠居は福の神」(二見時代小説文庫)、「桃太郎姫」(実業之日本社文庫)など多数。

「2023年 『番所医はちきん先生 休診録五 悪い奴ら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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