ランドマーク (講談社文庫)

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レビュー : 95
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062757980

感想・レビュー・書評

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  • 物語だが、あちらこちらを積み上げたりねじったり離したりして、まるで未完成の建物を見ているようだ。建てる目的や意図も分からない、奇を衒っただけのモノ…。

    今まで読んできた吉田修一さんの小説には考えさせられる内容が多かったが、本作は登場人物の配置が未完成、という感じで消化不良だった。実質的な主人公である2人(隼人と犬飼)が、どこかで対峙する展開を見たかった。彼らの人物像は対照的なところが面白いと思っていたのに。

  • ごくごく普通の日常に、貞操帯や壁一面の毛皮など、異質な物がふいに姿を現しぎょっとさせられる。少しの歪みがしだいに膨らみ、支えきれなくなり、やがて崩壊する。

  • あぁ、そこで終わるんですかという終わり方。
    建築中の高層ビルのねじれが象徴する人間のゆがみ。

  • 終わりが、、、、終わらない一冊。笑

    たまーにある、さてこのあとはご想像に、、、的な全てにおいてシメがない一冊で、せっかくここまで盛り上げてー!!!!

    っていうなんとも締まりのないオチでした。

    建築の内容がおおく、超鋼力鋼とか、H鋼とか、高力ボルト云々の話が出てきて、建築の勉強を思い出しつつ、こんな建物も建てられるのか!?

    と、小説ながらに見てみたい気持ちでいっぱいでした。笑

    そして、建築士一級を最初に取ったのは田中角栄っていうのも、へぇー!へぇー!情報でした!笑

  • ねじれた建造物で、人が崩壊していくって発想がすごい。無機質なものに囲まれていると、人が壊れていくのもわかる。人の心があっての、デザインだからね。暖かいものの中で暮らしたいよね。

  • 吉田修一さんの作品がすきで
    読み漁ってるけど、これはよく分からなかった!

  • 地上35階のねじれて螺旋を描く超高層ビルの設計士と鉄筋工ののそれぞれの話。
    あまりよく理解できないけど、この先どうなるのか…と読み進めて行ったけど、結局何だったんだろう?って終わり方…もやもやな後味

  • 2016.9.25

  •  生きているひとは、
    皆、
    どこか捻れていて、
    どこか不安定だ。

    隣の誰かが
    何を考えているかなんて
    知るよしもなく、
    それでも
    わかった気になって
    日々を過ごしている。

    捻れた日々の中で。

  • この人の本、もう何作も読んでますがほんとめったに当たらないね

    <主にハズレ作に共通して言えること>
    ・タイトルがかっこいい
    ・章のナンバリング・サブタイトルのつけ方に何か伏線があることが多くておもしろい
    ・ここで!?という終わり方
    ・読んだ後に何も残らない(良く言えばさらっと読める)

    今回も例に漏れず、上の4つを満たしています

    扱うテーマはいつもおもしろいのになー
    上から目線で言わせてもらえば「もったいない」です

    ただ、描写力に関しては一目置いてる
    都市を描くことが多いように思うけど、本当にどれもリアル

    この作品も大宮使ってる人ならもっと楽しめるかも

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著者プロフィール

吉田 修一(よしだ しゅういち)
1968年長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業後、スイミングスクールのインストラクターのアルバイトなどを経験。
1997年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞しデビュー。同作は第117回芥川龍之介賞候補にもなった。
2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞を同年「パーク・ライフ」で第127回芥川龍之介賞、2007年『悪人』で第61回毎日出版文化賞及び第34回大佛次郎賞、2010年『横道世之介』で第23回柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞。2016年には芥川龍之介賞選考委員に就任している。
その他の代表作に、2014年刊行、本屋大賞ノミネート作の『怒り』。2016年に映画化され、数々の映画賞を受賞。体当たりの演技を披露した広瀬すず出世作としても名を残すことになる。

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